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養老孟司さんの本を久しぶりに読みました。いつもながら、なるほどなぁと思わせてく
れます。一度、養老さんの講演会に行って話を聞いてみたいものです。
以下、本文より抜粋した部分から感じたことを書いていきたいと思います。
【幸せの定義はできない】
《10の努力をして10の見返りがあるのは当たり前のことです。でも時々、10の努力
で2000くらいが返ってくることもある。これが幸せだと思うのです。
「幸せな老後」などといいますが、それは単にゆとりのある生活というようなことを指
しているだけです。そもそも「幸せな老後」という言葉は少々おかしいのです。老人にな
るということは、人生が終わるということなのですから。体は駄目になってくるし、目は
見えないし、みんなはバカにするし、何が「幸せな老後」だと思います。
あまり大きな期待はしないほうがいい。そうしたら思いがけないことですごく幸せを感
じるかもしれない。
それには感受性が大事です。目が悪くては虫一匹見つけられません。
実はここでも大切なのは感覚だということです》
●寺脇さんは「感性」と言ってましたが、養老さんの「感受性」も同じ意味合いを持って
いるのだと感じます。
【合力は強い】
《基本があれば力は自然と伸びるものです。単純な例をあげれば、国語と算数を両方やっ
ておくことで論理的にものを書くことの訓練になるわけです。何も改めて「小論文」を学
ぶ必要はありません》
●なるほど!国語と算数をしっかりやることがやっぱり根本なんだ!
そういえば、映画監督の北野武さんも、映画監督にとって算数数学の力は必須だと話し
ていた記憶があります。画面構成などを一瞬のうちに頭に描いてしまったりしなければい
けないのだそうです。
数学者でエッセイストという方も多いですし、そもそも論文を書かなければいけないわ
けですから、数学をやっていれば国語はダメというはずもありません。高校段階で文系理
系に分けることは、そろそろやめにした方が、いい人材が育つと思うのですがー。
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