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○らくだプリントQ&A
1)めやす時間とは?…ものごとが身につく基準
「鉛筆が止まらないでスラスラ書いてやり終えた時間」がめやす時間です。
つまり、「考えなくても答えが出てくる」まで習熟した結果の時間です。
スポーツにしろ武道にしろ、音楽にしろ、何でもそうだと思いますが、
「考えなくてもできる」ことイコール、「身についた」ことになるはずです。
計算の場合、誰がやってもほぼ同じ時間になります。
また、時間の短縮を競うわけではありませんから、めやす時間に達したら次に進めばいいのです。
この、基準が明確になっていることが、らくだプリントの最大の特長です。
その上、完璧をめざすことを求めてはいませんので、ミスは3つまでOKとなっています。
2)なぜ教えなくてもできるのか?
前のプリントがクリアできていることを踏まえて、
次のプリントは少しずつレベルアップする問題になっているからです。
また、そのための「ヒント」もプリントによってはあります。
開発者の平井雷太氏は、自分の息子を実験台に?、
「教えなくてもできる」ことを念頭に、何度も何度も手直ししながら、
このプリント教材を作り上げました。完成までに約10年の歳月がかかっています。
子どもは4歳の時からやり始め、14歳の時点で高校教材までやり終え、
本人の希望でアメリカに留学しました。
もともとは、「不登校になりそうな息子だったので、そうなっても勉強面で困らないように」
作り始めたそうです。
3)なぜ「教えないこと」が大事なのか? また、「できないこと」が大事なのか?
学校に入ってしまうと、勉強は「教えられるもの」となってしまいがちであり、
「できること」がよいこと、とされる文化?に染まってしまいます。
「教えられること」に慣れきった子どもは、
「できないからやらない」「教えられていないからやらない」「意味わかんな〜い」、となりがちです。
らくだプリントは、「できないからこと‘とにかくやってみる’」
「教えられていないからこそ自分の力でやってみる」
「意味がわからなくてもまずやってみる(意味は後からついてくる)」ことを重視し、
そのような力がつくことを視野に入れています。
また、自分から発見する喜び(「わかった!」という体験)は、教えていてはできません。
「できない」は、まずそれを自覚しないことには「できる」に向かいません。
それを自覚したという意味で、
「できなくてよかったね。それがわかったからできるようになるよ」等と声をかけます。
「できないことは悪いことではない」という意識を持ってもらいたいからです。
「どこをやっているか、どこまで進んでいるか」ではなく、
「自分自身にとっての課題を毎日すること」が大事。
4)「壁を乗り越える」って?
らくだの算数・数学プリントを続けていくと、それぞれにとっての「壁」にぶつかります。
「壁」というのは、何枚も何十枚もやらなければクリアできないプリントにぶちあたる、
ということです。
しかし、続けていけば必ず時間は縮まり、クリアできる日がやってきます。
そのときの喜びは格別です。
「やり続ければできる」という体験、「挫折を乗り越える」という体験こそ、
子どもたちにしてもらいたいことです。
「壁を乗り越える力」こそ、社会に出て生きて行く力ではないでしょうかー。
5)なぜ続けていさえすればできるようになるのか?
「卒業するための時間」は人によって違うからです。
進み方(ペース)は各人各様です。
普通10枚かかるようなプリントを1枚でできてしまう人もいれば、20枚かかる人もいます。
ですから、らくだプリントをすべてやり終えるまでにかかる日数はそれぞれ違っても、
いつかはやり終える日がやってくるのは必然です。
中学生で始めて早く小学プリントを終えたい、
などの場合は1日2枚3枚することももちろん可能です。
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