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今回も50分程遅れての参加となってしまいました。この日は前半に、村山先生の「学生運動」体験が語られたようで、それを聞くことができなくて残念でしたが、まぁしょうがありません。この日は『学問のすゝめ』四編、「学者の職分を論ず」を読み進めていきました。
●福澤の説く「官民平均論」から、現在の政治のあり方までー
会場のホワイトボードには、「福澤の思想を読み解く上で必須の三点セット」が記されていました。
1)人間平等論(人と人)
2)社会契約論(政府と国民)
3)国家独立論(国家と国家)
福澤の思想を学ぶにあたっては、常にこのことを頭に入れて考えることが大切とのことでした。
そして私の説明では言葉足らずなのですが、国民の力が増していくほど、「文明の進歩」につながるという歴史的な視点も常にあるそうです。
後半は主に、福澤の説く「官民平均論」から、現在の政治のあり方まで、村山先生の解説から意見交換をしていきました。
福澤の論は、まさに今の政治の有り様につながることでした。
官に依存するあり方を批判し、「悪い政府をつぶせばいいというものではない。それだとまた同じことを繰り返す。“民”の力を上げてこそ、いい政治のあり方につながるもので、それは一朝一夕になせるものではない」という話が中心となりました。
●「文明」の話ー
これも私が説明するには言葉足らずなのですが、今回特に興味深く学ばせてもらったことなので、わかる範囲で記しておきます。
「文明」とは「私立の事業」であり、「多端、多事の世界」である。しかしだからこそ、活動(交際)が広がり、それとともに洗練され陶冶され、やがてはやわらかくなっていくものである。
上記のことを、村山先生は哲学者ヘーゲルの名前とともに紹介されていました。
このような「文明の定義」?を、私はこれまで学んできませんでした。もしかしたら、高等教育を学ぶ中で当然学んでおくべき事柄なのかもしれません。でもこうして今、私にとって抜け落ちていると思われる部分を埋め合わせるような形で学ぶことができていること自体、ありがたく感じました。
そしてもしかしたら、「今だからこそスッと頭に入ってくる」事柄なのかもしれないと思いました。10年前だとまだ自分も、「やわらかく」なっていなかったでしょうから。
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