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[第3章 子どもを使って稼ぐ営利企業]から 【思春期の欲求を衝く各種サイト】より
《本書ではこれまでに、そうしたインターネットの遊び場の数々を紹介してきた。学校裏サイト、プロフ、ゲームはもちろん、メル友募集、プリクラ、ショッピング、オークションなどさまざまな遊び場は、とりわけ思春期の子どもらに特有の願望に応えて作られる。
換言すれば、パソコンやケータイという電子メディアが作り出す遊び場は、思春期の子どもらのニーズが生み出した、あるいは思春期の子どもらの深層にあるインターネット空間願望に応えたサイバー遊園地といっていいだろう。
過去九年間に液晶の小さなサイバー空間に作り出されたそれらインターネットの遊び場の種類を、自意識や性意識の高まり、自立と反抗、連帯意識と仲間作りといった思春期特有の心理ニーズをもとにして、次の五つに分類することもできる。
1)自己顕示欲を満たす遊び場(モデルサイト、プロフなど)
2)心の癒しや寂しさを満たす遊び場(アイドルサイト、メル友募集サイトなど)
3)友情、恋愛感情を満たす遊び場(プリクラサイト、恋愛サイト、学校裏サイトなど)
4)スリルと破壊欲求を満たす遊び場(ゲームサイト、とりわけRPGや戦闘ゲーム等)
5)物欲、金銭欲を満たす遊び場(懸賞サイト、オークションサイトなど)
●よくぞまあここまで子どもたちの心理ニーズにつけ込んだ「商品」を開発するものだ…と呆れるというか商魂たくましきかなというかー。
いつの時代も本当に悪いのは子どもじゃないんですよね。小さいうちからその心を絡めとるような商売をして、それに携わる大人たちは心が痛まないのだろうかー。
そんなこと考えていたら、今の「経済社会」で生き抜いて、「勝ち組」になることはできないということなのでしょうね。歪んだ資本主義社会の姿ですね。何もここまで子どもたちを食い物にすることはないでしょう。他の国のどこがここまでやってしまっているのかー。
資源もなく、今となっては「産業」もなくなってしまったといっていいこの国において、お金を儲けることにおいてもはや「タブー」はないのでしょう。その影響が、すべて子どもたちに反映してしまっているだけなのでしょう。
これに抗していくのは大変だ。でも、「こんな社会から一抜けたー」という声があちらこちらから聞こえてきてもいます。新たな生き方、本当の意味での幸福を追い求める生き方を模索する若者たちの声が上がってきています。
最初は小さな声であっても、一つの綻びがやがて大きな穴となり、突破口を見つけ出すかもしれません・・・。
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