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【「子どもを成熟させないシステム」を突き崩すには】より
《長い歳月をかけて「子どもを成熟させないシステム」を作り上げてきたのは私たち自身なのだから。それは対談の中でも述べているように、「未成熟な人間でも経営できる、操縦しやすく安定した社会システム」を完成させる努力として進められてきた。
ヴィジョンのない政治家、自己利益と自己保身しか考えない官僚、思考停止に陥っているマスメディア…。
これら劣悪な人的資源環境の下で、なおこれだけ高いパフォーマンスを示すことのできる社会システムを完成させた国は歴史上存在しない。これはたしかに世界に向かって誇ることのできる成果だと私は思っている。
しかし、この「子どもだけでも経営できるシステム」が不調になったときに、いったい「誰が」メンテナンスを引き受け、「誰が」制度設計の青写真を描き直すのかという問題は答えのないまま残されている。私たちが今緊急に考えなければならないのはこの問題だろう。
これまでのやり方を変えて、「日本人を一気に成熟させるシステム」などというものを考案してもしかたがない。国民全員を斉一的にある方向に向けるようなプログラムがなければならないという考え方自体が子どもの発想だからである。
少数でも一定数の「大人」が継続的に供給されていれば、システムの「メンテナンス」や「再設計」の仕事は果たせる。その少人数の「大人」の育成をどうやって制度的に担保するのか。それが喫緊の問題だと私は思っている。》
●《その少人数の「大人」の育成》、そう、自分が根本的にやっていきたいのはそれなのだ、とこの言葉を読んでビビッときましたー。
言うなれば、‘すくーるhana’という小さな場から、少しずつでも、微力でも、「大人」を継続的に供給していきたいのです。この国を揺り動かしていくようなことにつなげていくには、そんな小さな営みを続けていくことからしか始まらない、そう思います。
さて、「大人」とは・・・「自分の頭で考えて行動する人間」、それだけだと思うのですがー。
人間は、本当に自分自身の頭で考えることさえすれば、「戦争」につながる行為はしないーそんな信念が私にはあります。
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