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《この本を通じて学んできたこと、それは、「仕組みを考え、理解できるような体質を作
る」ということでした。そのためにはどんなことが必要だったでしょう?
1、議論をするまえに、前提になっていることを書き出せること。
2、前提はだれにでもわかるように簡潔に書くこと。
3、議論を進めるときには、「お告げがあった」とか「○○さんが言ったから」とか
「ふつうにそうじゃん」という非論理的なことは言わないこと。
4、なにかを主張するときには、理由をわかりやすい言葉できちんと説明すること。
5、議論はあっちこっちに行かずに、順序よく進めること。
6、結論をきちんと書く。
7、自分が主張したこと(式、証明、議論)を冷静に第三者の視点から見直すこと。
この7つのポイントがきちんと身についたなら、あなたはハッピーになる能力を獲得で
きるはずなのです。
数学という科目は、公平なコミュニケーションができる、冷静でハッピーな大人になる
ための訓練のひとつだ、と私は思うのです》
ーなるほど!数学ってそういうものだったんだーと、(今になって)思ったのは私だけで
はないでしょう・・・。
《数学では、「ああ、あたりまえだ…」ということをつなげて式や証明を書くわけですか
ら、まちがっているときはまちがっている、正しいときは正しい、と、結果がはっきりす
るわけです。
それは、短い時間の間に、何度でもまちがう経験ができる、ということです》
ー「まちがうこと」をおそれて何もできない、という子どもが増えているように感じます
が、こんなところでつながっているのかもしれない、と感じました。
《粘り強く考える「頭の体力」がなければ、責任を持って仕事ができるおとなになること
はできません。特に、人々の生活や幸せを左右するような重大な仕事につくためには、粘
り強く考える能力は欠かせません。仕事への情熱や、正義感だけでは、そういう仕事は務
まらないのです》
ー「頭の体力」「仕事への情熱や、正義感だけでは、そういう仕事は務まらない」、これ
らの言葉は、今の時代にこそしっかりと考えていかなければいけないことなのではないで
しょうかー。
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