さまざまな学びのかたち〜すくーるhana便り〜

「学力がつく」ことは「人間として生きる上での自信がつくこと」 …教育・子育てについて等意見交換しましょうねー

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 [2 教育の目的と目標]より

 ここではまず、《それぞれ自分の教育の理念、目的をもつことがなによりも大事》だということを伝えられています。


《そもそもなんのために教育するのでしょうか。それを自分のことばで自分の万感の思いを込めて語らなければなりません。それは、目の前のひとりひとりの子どもらをどんな人間に育てるのかに関するリーダーの理念と哲学だと思います》

●毎回教育人間塾に参加した後、こうして私は極力感じたことをまとめるようにしています。その積み重ねが自分自身の考えを明確化させていき、自身の理念と哲学が固まり、人に伝えられる言葉として自分のものになっていくと思うからです。
 この繰り返しの作業をしないことには、人に伝わる言葉を発することはできません。少なくとも私の場合にはー。

《「学ぶ」というのは「わかる」ということであり、結果として「知力」が上がることであり、現代社会では相当の「知力」なしに生きていけないのは間違いないことです。昔ときに言われた、算数がよくできない子も逆上がりやかけっこが得意であればいいというのは幻想です》

●私はここの部分を目にして、村山先生の現在の教育に対する明確な考えを知り、ある意味驚いたとともに、深く納得することができました。

 そしてやはり、私以外にもこの部分に強い衝撃?を受けた方がいらして、ここの部分をテーマにしばらく意見交換することとなりました。

 「昔であれば、‘かけっこが得意であれば勉強面では目をつぶる’という考え方もよく聞いたものですが、今はどうしてそれではダメだと思いますか?」という問いを、参加者全員に聞いていきました。

 私は、「今の時代、そしてこれからの時代、どんな仕事に就くにしても、やるにしても、最低限の算数ができていないと成り立っていかない」ーというようなことを答えたと思いますが、ちょっと違うかなという気もしていました。

 みなさんの考えを聞いた後で、村山先生はご自分のお考えを述べられました。

           「知力は人間としての自信につながることだから」

 私はこの言葉を聞いてハッと思いました。私は、「自分自身の可能性にフタをしないでどんどん伸ばしていける子」を育てたいと思って今の塾を始めたのです。そのために、「算数のプリントでその子それぞれにとっての壁を乗り越える体験」を繰り返すことを指導の柱としています。それは、「人間としての自信をつける」ことにほかなりません。

 村山先生は、今の社会ではどうしても、「勉強ができない、算数ができない」では、周囲から取り残されて子どもにとっての「自信」がつかない、ということを熱く述べてくださいました。

 私ももっともだと思います。そしてそれは、子どものせいではなく、ひとり一人の子どもにしっかりと対応できない現在の学校のシステムや、目先の学校への進学のことしか頭にない親の考え方に問題があると私は思っています。

 私のところに来ている不登校の子どもは、気がついたら学校へ行くようになっているということがよくあります。このことが、「知力と自信」の関係を物語っているのではないでしょうか。

 そして、学校へ行っている子も行ってない子も関係なく、分け隔てなく学ぶことができる場がもっとあっていいのではないか、とも思っています。

 ひとり一人にしっかり対応さえできれば、その子それぞれに「自信」をつけるためのやり方はあるはずです。それは、「子どもはみな成長したいと思っている」「できるようになりたいと思っている」と自分自身が信じるところから始まるのだとも思います。

 学ぶことの根本にあるのは何なのか、私にとってより明確になりました。教育人間塾に参加していて本当によかったと思います。


 [3 組織を変えることとリーダーの人間性]より

《しかし、これら学校組織のありようを変える努力も、学校のなかだけではなかなかうまく進まないと思います。私の経験でも、改革の大きな力になったのは、実は大学外のさまざまな組織や人との連携、さらにはそういった方々を「新しい血」として大学運営に直接入っていただいたことでした。この面では、小中高校などでは難しいところがありますが、学校はやはり「閉鎖社会」でして、文字面だけでなく本気で、地域、保護者、民間の様々な人たちとの連携を追求していくべき時期ではないでしょうか》

●私自身、学校と連携して、私ができることがあればお役に立てればと思っています。ただ、本業とのバランスもあり、どのようにしてコンタクトを取り、どのような形で連携していけるか、まだ具体的にはわからないのですが、常に頭に置いています。


《最後に、しかし、組織を変えていくことを最終的に支えるのは、その先頭に立つリーダーの人間性の力です。リーダーが人に信頼され頼もしく思われ親しまれることなしに、なにごとも成就しません。福沢は、『学問のすゝめ』の最後の章で、「人望ある人とは」を論じています。人望ある人とは「たしかなる人」「頼りになる人」「当てになる人」であって、それには、自分のことばでわかりやすく話せること、顔色容貌をいつも活発で心地よくしていること、広く人と率直に付き合うことの3点を挙げています。たいへん含蓄の深い文章です。ぜひじかに福沢の文章を読んでいただきたいと思います》

●「その人の人間性以上の教育はできない」、という言葉が私の頭に残っています。常に自分自身を磨くことなしに「教育」に携わることはできないでしょう。また逆に、それをやっている人間であれば、「教育」に携わる資格があると言ってもいいのではないかと私は思うのですが、いかがでしょうかー。

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