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元旦の夜に放送された番組は、期待に違わずの内容でした。
内田さんの発言は、彼の本やブログを講読している私としては知った内容でしたが、生の声を聞いたのは初めてだったと思うので、直接語られる言葉を聞けたのは貴重でした。
番組の中で、「夜回り先生」として知られる水谷修さんが最後に語っていた言葉が印象に残っています。
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「教育というのは一対一対応でしかない。
一人の人間に対して一人の人間が教えるんであり語るんであり思いを伝える。
それを決して粗末にしちゃいけないと思うんですよ。
ひとり一人の人間、特に大人が立ち止まって、
子どもの傍に立って優しさ配ってくれれば一挙に変わるし、
それしかないだろうと思います」
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「教育というのは一対一対応でしかない」という言葉は、今教育に携わる人たちに、自分のしていることを振り返らざるを得ない重い言葉なのではないでしょうか。
私のところも基本的には「一対一対応」です。だからといって、その場には一人しかいない、というわけではありません。その場に何人いようが、その子と対応するときには気持ちを込めて「一対一」で言葉をかける、という意味です。
水谷さんもそのようなことを言いたいのではないかと私は思っています。ですから、例え学校の教室で30人いようが40人いようが、「一対一対応」は可能だと言いたいのではないでしょうか。
学校ですからもちろん、全員に向かって一律に指示しなければいけないことだってあるでしょう。しかし、「教育というのは一対一対応でしかない」という思いが頭にあるかどうかは、子どもたちひとり一人に思いが届くかどうかに通じるのだと感じます。
そして、そのような思いが教育に携わる人間や世の大人たちの多くが持つことができれば、世の中は変わるはず、ということなのでしょう。
「子どもの問題は子どもの問題ではなく、私たち大人の側の問題だ」、ということに、私も深く同感します。
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