さまざまな学びのかたち〜すくーるhana便り〜

「学力がつく」ことは「人間として生きる上での自信がつくこと」 …教育・子育てについて等意見交換しましょうねー

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 東京の友人から、この映画の無料上映会と主演の武田鉄矢さんのお話が札幌である、と教えてもらったので行ってきました。

 「降りてゆく生き方」…このタイトルで思い起こすのは、もちろん浦河町の「べてるの家」です。何か関係があるはずと思ったらやはり、「べてるの家」のコンセプトからタイトルをつけられたとのこと。

 そしてホームページを観てみると、映画の舞台は新潟になっています。新潟といえば、「べてるの家」のビデオ「ベリーオーディナリーピープル」を作って、その存在を世に知らしめていくきっかけを作った「えにしや」の清水義晴さんの暮らすところです。これまた関連がないはずがないと思って見てみると、やはり映画協力のところに清水さんの名前がありました。

 この映画は、プロデューサーの森田貴英さんが清水さんと出会ったことが、新潟を舞台に製作することになったきっかけのようです。内容はべてると直接関連あるわけではないようですが、「新潟を舞台にしたまちづくりムービーということですが、限界集落や経済格差、学級崩壊など様々な現代的な課題を描いている」(友人より)とのことです。

●清水さん宅を訪問した思い出ー

 私が清水さんと出会ったのは、浦河町にらくだメソッドの平井雷太さんが来て行った講座に参加した際に、確かそのゲストとしていらしていたのが最初だったと思います。もう10年位前になるのではないでしょうか。そのときはまだらくだの教室を開くことになるなど思いもせずに、「東京で出会っていた平井さんという一風変わったおもしろい人が来るから会いに行こう」というくらいの気持ちで参加したはずです。
 
 たぶんそのときの流れだったと思いますが、浦河から清水さんの住む新潟へ行く人たちが何人かいて、私もなぜか声をかけられて、いっしょに新潟へ行きました。そうそう、新潟で「ホリスティック医学」か「教育」かのシンポジウムがあって、それに参加しました。

 宿泊は清水さん宅で、大きな気持ちのいい家でした。確か建築する時に、床下などにびっしり炭を敷き詰めたとか。今は結構ありますが、当時ははじめてそのような家があると知りました。

 そして、新潟から名古屋に行った記憶もあります。もしかしたら順番が逆かもしれませんが。
 清水さんがコーディネーターで、べてるの川村先生や、「さをり織り」の城さんなどがパネリストでいらしたシンポジウムでした。名古屋ではべてるのファンが集まって、「べてる祭」を行っていました。

 それ以来私は清水さんとお会いする機会はなかったと思います。その後確か脳梗塞で倒れられて、車椅子の生活になったと知ったときは驚きましたが、車椅子で映画撮影現場に来ている写真がありました。

●武田鉄矢さん…

 今回の札幌のイベントの主催は、札幌青年会議所でした。ホテルの大きな会場で、400人の無料招待でした。武田鉄矢さんはふだんコンサート活動をして小さな町を回っているそうですが、講演活動をしているわけではないそうで、どんな話をするかも特に決めていらっしゃらなかったとのことです。

 本当は決めていたのかどうかはわかりませんが、「こんなことをみなさんに話したい、伝えたい」ということも、還暦を迎えた今では特にないとのことで、その四方山話的な話は聞いていて安心できました。

 金八先生のイメージから来る説教調?の話かなと多少思っていたのですが、それはテレビで作られたイメージであって、今の武田さんは肩肘張らない自然な流れの話のスタイルでした。しかし、武田さんの個人的な話を聴くだけで、来ている方々は私も含めてそれぞれに、それぞれのスタイルで「学んで」行って帰るのでしょう。

 その中で印象に残った話を一つー

《結婚は幸せになるためにするというのは勘違い。‘結婚して不幸になろう’というのが本来の姿。でもここで大事なのは、‘結婚して不幸になったよ’と「笑いながら」話せること》
ーどうですか、ものすごく含蓄のある言葉だと思いませんか‥?

●シンポジウムで印象に残ったことー「聞く側に徹する」インタビュー

 その後、映画プロデューサーの森田貴英さんと、札幌青年会議所の理事長を交えたシンポジウムとなりました。大半は映画の話に費やされましたが、この映画は地元新潟の方々にたくさんエキストラで出てもらったそうです。そして多くの方が、演技をする中から、新たな自分というものを見いだしていく体験をしていったそうです。

 私がおもしろいと思ったのは、森田さんが地元の人にインタビューする話。
 相手に伝えよう伝えようと思っていくら説明しても、相手が受け取る部分は、こちらが伝えたいと思っていた部分ではなく、‘枝葉末節’に関わる部分が大半だったそうです。

 森田さんはこのことに気づいてから、こちらから伝えようとするのをやめ、「聞く側に徹した」ところ、相手が言いたいことを話し終わった時点でこちら側の伝えたいことを言う機会がやってきた、というようなことをおっしゃっていました。

 私が講座で「インタビューゲーム」をする際にもっとも伝えたいことも、実はこのことなのです。
「人は自分の聞きたいようにしか相手の話を聞かない」とは、らくだメソッドの平井雷太さんが常に言っていた言葉ですが、このことを自覚できるかどうかで、人生違ってくるのではないかと私は思っています。

 「インタビューゲーム」は、「聞く側に徹する」練習です。「相手が話しているときに何か話したいことが浮かんでも話さない(話の腰を折らない)」のがルールの一つです。
 日常生活でこれができている人は…あなたはどうですか?

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