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【はしがき】より
《学力向上と塾とはとても深い関係があるのが現実です。賢い塾選びをすることによって、受験勉強さえも「生きる力」につながっていきます。この生きる力とは、子どもの「底力」と言ってもよいでしょう。受験が終わった後も学び続ける人間が、これからは必要とされる時代になってきました。もし「内発的動機付け」(これについては本文をお読みください)で受験勉強したら、大学に合格した後も学び続けることは間違いありません。受験の圧力で強制されて勉強するのではなく、学ぶことが面白くなる内発的動機付けで学ぶと、生涯学習につながっていきます。この学ぶことが面白くなる学びは、塾でも十分可能です。
内発的動機付けの塾を選ぶことによって、お子さんの人生を精神的にも経済的にも豊かにすることが可能となります。子どもに「底力」があれば、自分の道は自分で切り開き、豊かな人生を歩むことができます。》
●たまたま図書館で目にしたので借りてみた本ですが、私の思っていることと共通することが記されていたので、紹介させていただこうと思います。
「内発的動機付け」という言葉は、らくだメソッドでも一番重視していることですが、この本の著者の小宮山さんも、同じことを主張されていたので、心強く思いました。
「内発的動機付け」により備わった力を「底力」とされていましたが、《子どもに「底力」があれば、自分の道は自分で切り開き、豊かな人生を歩むことができます》という主張は、私が日頃思っていたことと全く同じですー。
《せっかく受験勉強をするなら、それをきっかけとして学ぶことが面白いという体験を、できるだけさせたいものです。合格することだけを目的として進学塾を選ぶと、10年後のお子さんは、生きる意欲のなくなってしまった大学生になっている可能性がありますから、くれぐれも気をつけてください。》
●このようなケースは、年を追って増えているのではないでしょうか。
《本当の学力を伸ばすには「わかる」ようになったらその後、努力して練習することが大切です。これはスポーツのことを考えればよくわかります。テニスのサーブの方法をコーチに教わって頭の中で「わかる」ようになったとしても、それだけでは上手にサーブはできません。何回も自分で練習をして「できる」ように努力しなくては、テニスのようなスポーツはいつまでたっても上達しないのは明らかです。
これは勉強も同じで、「わかる」ようになったら「できる」ようになるまで練習が必要となります。学校で練習時間が少なかったり宿題を出さなかったりすると、「わかる」けれども「できない」子どもがたくさん出てきます。特に子どもの自主性だけを頼りにしてしまうと、せっかく「わかった」のにいつのまにか忘れてしまって「できなく」なってしまうことがよくあります。
基礎・基本を学校だけで定着させるのが理想的ですが、なかなか難しいと思われます。ほんの一部のできる子だけが、わずかな時間で「わかってできる」ようになりますが、他の大部分の子どもは、学校外での練習時間をとる必要があります。自分一人で家庭でできる場合がありますが、多くの子どもは親や塾の講師に教えてもらいながら練習するというのが一般的です。ここに、学校の授業を補完するための塾の存在意義があります。》
●「わかる」と「できる」が違う、ということも、らくだメソッドのコンセプトと同じであり、らくだ教材は「できる=身につく」ことを主眼に作られてものですから、小宮山さんの考えと同じです。ここまで共通する考えを持っていらっしゃる方は他に私は知りませんでしたので、びっくりです。
小宮山さんはスポーツを例えに出していますが、私はよく、「音楽や武道などとも共通すること」とお伝えしていましたし、私が続けているアフリカンドラム&ダンスも全く同じこととお伝えしてきました。
それぞれの子どもにより、「できるようになる」までの時間は違って当然です。そのためにくり返し練習すればいいだけのことですが、それを重視して習熟させることを第一に置いた教材とシステムは、なかなかないのではないでしょうか。
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