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アップルコンピューター利用者の会報「Link Club Newsletter」には、時おり他ではあまり取り上げられないような方のインタビューや情報が載っています。今回は、「自由大学」を率いる黒崎輝男氏のインタビューが載っていて、私はとても興味深く読みました。
「自由大学」とは、世田谷ものづくり学校を拠点に開校し、「誰もが自由に学べ、先生も教えたいこと、伝えたいことのある人が自由にテーマを出して講義をする。学ぶ人、教える人、講座を組み立てる人、運営する人が一緒になってつくり上げていく場」であるといいます。
以下、インタビュー内容を紹介したいと思います。
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今、英知が必要な理由とは
《「オバマのキャンペーンじゃないけど、ウィズダムキャンペーンをやろうと思って。今こそ英知が必要だ、と。しごく真っ当なことだけど、今までひねくれてて、真っ直ぐにやらなかった(笑)。でもオバマを見て初めて、そういうのもアリだな、と思った」
開校のきっかけを、こう語る黒崎氏。なぜ今なのか、わかりやすく説明してくれた。
「オバマの選挙参謀にはフェイスブックの創業者がいたり、陣営にユーチューブを作る人がたくさんいたり。ネットによる選挙活動で多額の選挙資金を集めることにも成功して、夫が元大統領で多くの企業からバックアップを受けていたヒラリー・クリントンに勝っちゃった。選挙民の情報とお金がひとつになった。これは凄いことです。
それに今、調子がいい企業、ナイキやグーグル、、アップルコンピューターみたいな企業は、本社をキャンパスと呼んでいるでしょう。社員自ら学びながら企業理念をつくるという姿勢を表す、凄くいい言葉だよね。そういう会社は建築や空間の機能もゆるく作ってあって、皆が自分で考え、議論できる雰囲気がある。ナイキのキャンパスなんか、スタジアムなどのスポーツ施設にライブラリー、情報センター、カフェがあって、今までの企業の本社ビルとはまったく違う流れでできている。
縦割り式の組織で決められた仕事をより早く多くこなす企業戦士から、クリエイティブクラスへと社会の求める働き方が変化している。日本も変わらないといけないよね」
社会の座標が移り変わりつつある今、これまでと違った学問やライフスタイルを吸収する場が必要と語る。》
●「本社をキャンパスと呼んで」、「社員自ら学びながら企業理念をつくるという姿勢を表す」というのですから、ビックリです。今をときめく成長企業は、これまでの会社の概念とは全く異なった会社を作り上げているのではないかと感じさせてくれます。
個々の想像力・想像力を存分に発揮させてこそ会社が発展するのでしょう。生涯学び続けてこそ仕事が成り立つという時代にすでに入っているということを、日本の社会も認識していかないといけないはずですがー。
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