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第2章 子どもとゲームについてのとてもいいニュース より
《「私は、ゲームで鍛えた視覚と手の協調スキルを手術に使っている」
ージェームズ・ロッサー博士、ベス・イスラエル病院
将来、我が子を医者にしたい? ではゲームをさせるとよい。ジェームズ・ロッサー博士は、ニューヨーク市にあるベス・イスラエル病院の腹腔鏡手術トレーニングの責任者で、若い頃にゲームをプレイしていた医師は、ゲームをプレイしない医師よりも手術ミスが40パーセント近くも少ないことを発見した。そう、40パーセントだ。
ロッサーは、手術前の医師たちに30分ほどテレビゲームをプレイさせてウォーミングアップさせている。それもそうだろう。腹腔鏡を操作するコントローラーは、テレビゲームのコントローラーによく似ていて、手術中の作業はすべてモニターを見ながら行うのだ(ゲームをプレイすることで、子どもたちの将来の成功のためにどのように役立つかは、第8章「子どもたちがゲームで遊んで学んでいるポジティブなこと」、第15章「優秀な人間になるための7つのゲーム」を参照のこと)。》
●ゲーム以外にも、手術ミスを減らす方策はあるのでしょうが、身近ですぐ活用できるものとしては、ゲームが優れているのかもしれませんね。
これを読んで思い出したことがあります。以前、大規模総合病院の産婦人科部長の子どもさんがらくだ教材をやっていました。この部長(お父さま)さんが息子のやっているらくだ教材を見て、「自分もやりたい」と言ってしばらくやっていました。ゆくゆくは、他の医師や看護士さんたちにもやってもらいたいようなことを言ってましたーが、毎日目の回るような忙しさの中で、ご自身が結局継続することができなくなり、その話もなくなりました。
なぜ医師であるご自身がやり、他の医師仲間や看護士たちにもやらせたいと思ったのかー。詳しくお話しを聞く機会がなかったのは残念でしたが、要は、診療や手術などのあらゆる場面でミスを減らすには、このらくだ教材が有用だと感じたからだったのでしょう。
らくだ教材は、それぞれのプリントで異なるめやす時間台でできて、ミスが3つ以内でできればクリア(合格)で次のプリントに進み、そうでない場合は次も同じプリントをするのが基本のやり方です。これは、自分自身の力で先へ進めていける、ひとつの「ゲーム」と同じものかもしれません。そしてこれは、なかなか終わらないゲームです。
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