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《そもそも頭がよくなるとは何か。旧ソ連にはスーパーエリートといわれる人がいた。ピオニールと呼ばれるエリート学校があり、そこには白いシャツに赤いスカーフを巻いた小学生がいて、将来の指導者候補生として教育されていた。
それを「頭がいい」というのだろうか。
私が思う頭のいい人とは、自由選択の社会の中で、よりよい選択をする人のことだ。一方、百マス計算で「頭がよくなる」と言われている意味は、『モダンタイムス』の世界でたくさん作業できるということだ。
もちろん、子どもに責任はない。百マス計算で頭がよくなるという情報を、疑わずに受け入れた親に問題がある。思考停止である。なぜ疑わずに受け入れたのかといえば、そのほうが楽だからだ。
自分の子どもの頭をよくしたくないと思う親はまずいない。本当なら、自分の子どもをよくしようと思ったら、個性を考えなければいけない。子どもが何に興味を持っているのかを考えなくてはならない。》
●最後のところ、なるほどなぁ、と思いました。
「本当なら、自分の子どもをよくしようと思ったら、個性を考えなければいけない」。
ウチの中2の娘がここにきて思いきり「反抗期」なのですが、それは「個性」を考えて対処してこなかったツケと言えるような気がしてきました。
最近、娘が具体的に何に不満を感じてどうしてほしいのかを親子3人で話し合う機会を作りました。この先ずっと険悪でいるよりも、娘の要求を聞いていい方向に対処できればと思ってのことです。
そこで話し合うなかで、娘の個性、そして何に興味を持っていてどのような生活をしていきたいのか、ということがようやくわかるようになりました。それは、「聞いてみなければわからない」ことでした。
反抗期は私にもあったし、それは自立への一歩だと思うので、決して悪いことではないとわかってはいます。でも、だからといって放っておいていい方向へ行くとも思えません。最低限でも話のできる線を保ち続け、娘の個性を受容し活かす方向で考え対処していった上で、当然ダメなものはダメということも伝えていかなければいけないと感じています。
そんな時だったので、寺脇さんの上記の言葉がスッと入ってきました。
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