さまざまな学びのかたち〜すくーるhana便り〜

「学力がつく」ことは「人間として生きる上での自信がつくこと」 …教育・子育てについて等意見交換しましょうねー

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藤田ー
《私は教育や学力の基本については、どれだけIT化やグローバル化が進んでも変わらないと考えています。
 ビル・ゲイツがおもしろいことを言っている。ある講演のあとの質疑応答で、「あなたが今日の成功を収めるにあたって、学校時代の経験で役に立ったことが何かありますか」という質問が出て、それに対して、彼は「三つある」と答えたんです。

 一つ目は、たくさん本を読んだこと。幼いころから読書が好きで、たくさん本を読んでいて、読書コンテストにクラス代表でいつも出るほどだった。

 二つ目は、数学をよく勉強したこと。小学五年生のとき先生がペア学習を始めた。クラスの子を二人ずつペアにしたのだが、どのペアも同じくらいの学力の子がペアになっていた。ところが自分とペアになったクラスメイトは算数が全然できない子だった。当時、自分は算数が得意というわけでなく、成績もとくにいいというわけではなかった。

しかし、いくらなんでも、そのクラスメイトほどできないわけではなかった。先生は自分の学力をこいつと同じくらいと思っているのか、けしからん! これは先生の認識を変えなくてはいかん、ということで、予習・復習をし、問題集も買って勉強するようにしたら、あっというまに100点をとるようになって先生に褒められた。それが嬉しくてどんどん勉強しているうち、いつのまにか算数が得意になって、理数系の方面に進むことになった。

 この二つが、理解力や論理的な思考力、想像力や創造力、コミュニケーション能力や説得力、判断力や決断力などの形成に役立ったと思う、と言っていた。

 そして三つ目は、コンピューターの世界に興味を持ってから、優れていると評判になっているソフトウェアのプログラムを徹底的に勉強したことだ。

 まとめると、まず読書。そして算数・数学。つまり、子ども時代は、「3Rs(スリー・アールズ)」と言われた、評判になっているプログラムを徹底的に勉強したというのは、専門分野に進んでからは、最先端の成果を理解できるように一所懸命努力したということ、それが新たな創造や開発の基礎になったということ。
 
 だから小中学校のときは、基礎・基本と言われるものをしっかりやればいんです。本をたくさん読んで、算数・数学の問題をたくさん解いて、基礎・基本をしっかり勉強していけば、考える力や創造力やコミュニケーション能力などもついていく。

 もちろん高校入試や大学入試がありますから、それなりに対応する必要はありますが、それでも高校までは大らかに基礎・基本をきっちりやって、あとは、学校や地域のなかでいろんな経験を積むとか、友だち同士の人間関係を豊かにするほうが、本当はポスト・フォーディズムやポストモダンの時代にふさわしい教育・学習の仕方だと思うのです。》


●誰もがビル・ゲイツのようになれるわけでもありませんし、そんなこと考える必要はないのはもちろんです。でも、天賦の才能を開花させた背景にあったのは、「読書と算数」だけだったと考えれば、3つ目は人それぞれ見つければいいことであって、子どもの時期は誰もが「読書と算数」に絞って学習していけばそれで万事オッケー、と考えてもいいのではないでしょうか。みんなそのように考えれば楽になると思うのですがー。昔ながらの「読み書き算盤」ということになりますかー。

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