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内田さんは、「教育」の本質をつく文章をよく書かれます。
今回の文章も「深いなぁ…」と思いましたので、ここで一部紹介させていただきます。
全文をご覧になりたい方は、右記のホームページへどうぞー。 http://blog.tatsuru.com
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「英語ができないと金儲けに後れを取る」というような動機で英語学習を勧奨する文言を一国の教育行政を預かる省庁が満天下に公言することについて、「それはどうか」とたしなめる声は庁内からは出なかったのか。
教育はその原点に還るべきだと私は思う。
子どもを成熟させるために何が必要か、それを問うのである。
それだけを問うのである。
そう問うたときに、「ほんとうの大人」であれば、自身の未熟を深く恥じるだろう。
大人がつねに自分の未熟を恥じる文化からしか、子どもを成熟に導くメカニズムは生成しない。
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今の世の中、大人がよってたかって子どもを「成熟させまい」としているように感じます。
消費社会のシステムへ導き込むためには、成熟させずに、つまりは、「自分の頭で考える」「自分は自分と意識させる」などのことをさせずにいた方が都合がいいからでしょう。
「子どもを成熟させるために何が必要か」・・・教育の原点に還り、それだけを問うこと。
教育・子育てに携わる人たちにとって、このことをしっかりと胸に刻み込むことは、とても大切であり、また、それができれば、何も畏れることはないようにも感じる、大変意味の深い言葉だと、私は感じます。
「ほんとうの大人」かどうかのものさしは、「自分の未熟を恥じる文化」からーという逆説的な定義には、「う〜む・・・」と唸るしかありません。はたして私は「ほんとうの大人」だろうかー。
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