|
●Kさんからこの話を聞いたとき、私はこのような子どもたちに対応できるのは「らくだメソッド」しかないと思いましたし、私が一番「らくだを伝えたい」子どもたちだと直感しました。
進度はバラバラ、意欲も千差万別、そのような子どもたちに対応でき、それぞれの子どもの可能性を引き出していけるような教材とそのシステムは、らくだをおいて他にあるでしょうかー。
Kさんのお話をひととおり伺ってから、私はそのように感じたことを話し、らくだメソッドの特長などをお伝えしたところ、Kさんも「これだ」と思っていただけたようで、興味深く話を聞いてくださいました。
私は自分のできる範囲で何らかの協力をしていけるのではないかと感じましたので、その方法を探っていこうと思いましたが、この「学習援助プロジェクト」は、札幌だけのものではなく、「全国女性シェルターネット」で進めていくために、その予算が降りているとのことでした。
それであれば、らくだメソッド本部の平井さんに話を通さなければいけないと思い、Kさんにらくだメソッドの開発者である平井さんの話をしたところ、ぜひ会いに行って話を聞きたいとのことでした。そこで私から平井さんに今回の話をお伝えした上でKさんに直接平井さんと連絡を取ってもらったところ、その2週間程後にKさんは東京へ行き、平井さんと直接話をして来られました。
Kさんは平井さんとお会いして、さらにらくだメソッド導入への思いを強くされたようでしたが、平井さんからは、「らくだを通しての子どもたちへの対応が大事なので、教材だけ全国一斉に導入しても効果は上がらない。らくだの理念を学んだ指導者を養成していかないことにはー」ということを聞き、早急に全国のシェルターに導入する教材を探すことは一旦やめることにされたとのことでした。
らくだメソッドのことを情報として全国に伝え、それに興味を持ち導入を考える地域が出てくれば、プロジェクトの予算を、東京での「らくだメソッド説明会」参加資金として活用する案を出したいとのことでした。
平井さんは、シェルターに避難してくる子どもたちも含めた子どもたちすべてが、「自分で自分に課せられた壁を乗り越える力がある」ことを、周りで関わる大人たちがまず信じることこそが大事であり、それはらくだを導入するしないに関わらず、何よりも大切なことだと言われたそうです。これは子どもたちに対応する上でのらくだの基本ではありますが、あらためてその大切さ、奥深さを私は感じましたし、指導者としての自分を振り返るとてもいい機会となりました。
|