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《これまでネットワークサロンでは、必要以上に資格や経験を問わずに採用をしてきました。それは、利用する人たちができるだけ多様な人たちと出会う機会をつくりたかったこと、あまりスタッフが福祉の概念に固定化してしまうのを防ぐ意味もありました。対人サービスは、できるだけ多様な人たちがそれぞれの個性を発揮できるほうが幅は広がるのです。》
《一般的に会社としては、与えられた業務を効率よくこなす、いわゆる「優秀な人材」がたくさんいたほうが都合がいいのかもしれません。でも、人が力を発揮して働くということは、その人が個人的に備えている能力の問題ではないと思っています。その人のもっている力が引き出され、発揮できるかどうかは職場のあり方にずいぶん左右されるのです。
どれだけ主体的にやりがいや目的意識をもって仕事に取り組むことができるか、ともに高め合える工夫ができるのか、働く人たちも利用する人たちもそして関係者もあらゆる形で関わる人たちが恊働することによって、よりよい場が実現できることが重要だと思います。
だから、どんな人も自分のもっている力や個性を存分に発揮できる職場づくりはとても大事なテーマなのです。》
●同感ですね。「多様性」があることから、活気が生まれるのではないかと私も思います。
「どんな人も自分のもっている力や個性を存分に発揮できる」場づくりは、私にとっても大事なテーマの一つです。
例えば、西アフリカのタイコ・ジンベの世界でも、タイコを叩けばそれでいいというものではありません。共に踊ってくれる人がいるからこそその人たちのために叩けるのであり、一緒に歌ってくれる人がいるからこそ楽しいのであり、踊りも歌もしなくても、手拍子だっていい、周りを取り囲んで暖かい目で見てくれる方々がいるからこそいいのであり、つまりは、その場にいるそれぞれの人がそれぞれの力や個性を存分に発揮してくれるからいいわけです。
私たちは、それを引き出す役目であり、演奏云々よりも(?)、その場から最大限の楽しさを引き出せればそれでいいーというのが、私がジンベを‘コミュニケーション・ツール’と捉えている理由です。
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