さまざまな学びのかたち〜すくーるhana便り〜

「学力がつく」ことは「人間として生きる上での自信がつくこと」 …教育・子育てについて等意見交換しましょうねー

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 学ぶなかで培ってほしいこと から

《各教科で何を学ぶか、どういう知識が必要かということは、専門家である教育学の研究者や、現場の教師の方におまかせします。
 ここで私が述べたいのは、知識を学ぶなかで何を身につけさせ、培ってほしいかということです。具体的にいえば、三つあります。

1、真理・真実の価値への信頼
2、想像力
3、自己肯定感

 これらの一つひとつは、もちろん家庭でもつけられることでしょう。しかし、学校教育でこれら三つを培っていくことに、大きな意味があると私は思っています。

 一つは、家庭の経済力や家族構成などに関係なく、これらをどの子にも身につけさせられるということです。いまは、長時間労働やダブルワークをすることで何とか生計を立てているという家庭は少なくありません。経済的に裕福な家庭では、子どもたちに習いごとをさせたり、塾に行かせたり、子どもの教育にお金も時間もかけることができます。しかし、経済的にゆとりがない家庭では、塾に行かせるどころか、なかなか子どもに目が届かない、子育てに手が回らないということが現実にあります。

 でも、学校は、家庭の状況にかかわらずに、どの子もが同じように力をつける機会を与えることができます。

 もう一つは、同じ年代の集団のなかで学ぶことそのものに意味があるということです。同じ年代の子どもたちが集まって、同じ課題を学ぶ。家庭であれば「家族だから同じ」とか「大人と子どもだから違う」となるところが、同じ年代どうしの間では共通点も差異も際立って認識されやすくなります。

そのなかで、自己というものを認識し、他者との関係のバランスを学び、多様な思考・感性があることを知っていきます。そこに学校で学ぶことの重要性があると思うのです。》


●学校教育で上記の三つを培っていってほしい…と、私も思います。
 でも現実的には、学校に通うすべての子どもに、そのようなものが身について巣立っていっているかといえば、そうではないだろうことは明らかです。

 「家庭の経済力や家族構成などに関係なく」、さらに言えば、「家庭環境・家庭状況」に関係なくそれらが身につくのが学校であってほしいですが、なかなかそうはいきません。家庭状況は学校生活と密接に結びついているのであり、家庭で落ち着くことができない子どもは、学校で「同じ年代の子どもたちが集まって、同じ課題を学ぶ」ことができたとしても、それを他の子と同じように身につけることはできないケースが多いのではないでしょうか。

 しかし、だからこそその上で、学校にいる間に何を「最低限」身につけさせたいかということを、学校現場に関わるひとり一人が認識し、それを全体で共有して実践していくことが大切だとも思います。

 「教育」というのはナマモノであって、いくらいいもの、いいシステムがあったとしても、一筋縄でいかないものであるということを、私も自分の子どもを通して学ばせてもらってきたから言えることです。

 でもだからこそその上でー何ができるかを考え続けなければいけない・・・。

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