さまざまな学びのかたち〜すくーるhana便り〜

「学力がつく」ことは「人間として生きる上での自信がつくこと」 …教育・子育てについて等意見交換しましょうねー

すくーるhana

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 らくだを続けて数ヶ月になるシングルマザーのCさん。小2の足し算と引き算のまとめをクリアして、かけ算九九のプリントに挑戦していました。

 20歳を過ぎているCさんですが、かけ算九九がすらすらと出てこない状態です。普通に学校に行っていたら、かけ算九九は誰もが暗唱できるはずです。それがほとんどできていないのは、どういうことなのでしょうかー。これはCさんの責任とは言えないはずです。

 どんな境遇で育ったのか私は知りませんが、学校に満足に通えなかったとしか考えられません。まさか、学校に通っていて九九ができないことはないでしょうからー。

 らくだ教材の九九のプリントは、小2の最後の5枚です。全くやったことがない子どもでも、毎日1枚繰り返してやりさえすればマスターできるように作られています。要は、「毎日やる」ことができるかどうかにかかってきます。

 Cさんは、らくだを始めてからずっと、算数と国語を合わせて1日3〜4枚をやり続けて来ました。小さなお子さんとの暮らしの中で、らくだプリントを続けていくことが本当にできるのかどうかと私は思っていました。でも、それは杞憂でした。

 実は私は、茶髪と厚化粧スタイル?のCさんは続けていくことはないだろう、と心の中で思っていました。最初に体験した時の反応も、「これをやるの〜?」というような感じで、決して積極的な感じには見えなかったからです。

 しかしその予想は、ものの見事に覆されました。覆されたどころではありません。算数と国語を1日1枚ずつでいいのに、複数枚をやり続けているのですから。私にとって、本当にうれしい誤算であり、当初「続けないだろう」と思っていたことを誤りたい気持ちです。

 かけ算九九ができなかった子が、できるようになったら、きっと人生変わって来るはずです。小学校の漢字の読み方も書き取りもできなかった子が、読み書きできるようになったら、きっと世界が変わって来るはずです。

 このような方のサポートをすることができることは、何ものにも代え難い私自身の生きる糧、充足感につながっていることを感じます。月2回、Cさんからプリントが返送されてくることを、楽しみにしている私です。

 すくーるhanaで使用しているらくだ教材は、B4版の一見何の変哲もない?プリントです。算数数学は数字の書き方から計算を徹底的に、国語教材は文章の中からの漢字の読み方と書き順に沿った書き方を徹底的に、英語プリントは単語の練習から英作文を徹底的に、自主学習することができるように作られたプリントです。

 この教材は「押しつけない、強制しない、命令しない」でも学習を続けることができることをコンセプトに作られています。でも、みんながみんな最初から「何も言わなくても学習する」わけではありません。そのためのお手伝い・援助をするのが、私たち指導者の役割、および使命でもあります。

●「プリントを終えたら毎日電話をしてもらう」

 子どもも大人もそれぞれに性格が違いますし、家庭環境も違いますから、どんな援助をすればいいのかは、それぞれの子どもさんに合わせて考えます。

 例えば、やりたい気持ちはあっても、それを毎日することが億劫だということは、子どもに限らず大人でもあることです。そのような場合、一つの援助のやり方として、「プリントを終えたら毎日電話をしてもらう」方法があります。

「○○君は、毎日忘れないでプリントをするにはどうしたらいいと思う?」
「・・・・・」

「じゃあね、プリントを終わったら先生に電話してくれる?」
「うん。」

「毎日何時頃プリントすることにする? 晩ご飯の前かな?6時頃?」
「うん」

「じゃあ、6時過ぎても電話来なかったら、
 先生の方から、『○○君、プリントやったかい?』って電話することにしようか。
 そしたら忘れないでしょ?」
「うん、わかった。」

 上記のやりとりは一例ですが、子ども自身ですべてを決められるわけではないので、こちらで誘導しながらも、本人と相談の上、一応の約束を取り付けることになります。

 この子は翌日から、続けることができなかったプリントを自分からやるようになり、プリントをやり終えたらすぐに電話をくれています。

「プリントやりました〜。」
「そうかー、今日はどれくらいでできた〜?」

「10分ー。」
「10分でできた〜?昨日より早くなったねえ。」

「丸付けも自分でした〜」
「そうか〜、丸付けも自分でしたのか〜。すごいね〜」

「電話ありがとうねー。じゃあまたね〜。さよならー」
「さよならー」

ーと、たわいもない会話ですが、私に電話するのを楽しみにこの子はプリントをやり続けています。
今後は、毎日ではなく週に一度位にして、ゆくゆくは電話をしなくてもいいような状態にしていきたいと思っています。

 ファックスを送ってもらうことにしている子どももいますし、教室に通えない生徒でも、「その子に合わせてどんな手助けができるか?」を考えるのが、私の仕事と言えるでしょう。

 このようなことが可能なのは、「一日一枚やればそれでオッケーな(自然に学力がついていく)」らくだ教材だからこそではないかと思っています。

 彼女がらくだプリントを体験してから二カ月余が経ちました。
 算数も国語も小1プリントから始めて、
 きっちり一日一枚ずつやり続けているという事実に驚かされます。

 基礎的な足し算も、漢字の読み書きも、
 ままならないまま今まできたということは、
 決して彼女の責任ではないのでしょう。
 小さい頃に学べる環境にいなかった、
 ただそれだけのことなのではないか、
 と感じます。

 今、子どもを抱え、生きていくためには、
 仕事をしなければいけません。
 かけ算九九もままならず、
 漢字の読み書きも不十分な状態では、
 満足な仕事につくことは難しいはずです。
 彼女のような状態にある人は、
 もしかしたら少なくないのかもしれません。

 このような境遇にいる人たちが、
 「基礎学力」を身につけられる場が、
 もっともっと必要であるに違いありません。

 学びたい時、必要に迫られた時、
 いつからでも学べ、費用もかからない、
 そのような場(それは「学校」かもしれない)が、
 今の時代こそ必要とされているはずです。

 先日返送されてきたプリントといっしょに、
 たどたどしい文字で手紙が入っていました。
 誤字だらけの文章で
 「今勉強をするのが楽しい」と書かれていた手紙を読んで、
 私は胸が熱くなりました。

 塾選びの大切さ

《現在のところ、外発的動機付け中心の進学塾が多く、個性的でしっかりした教育理念を持った内発的動機付け中心の塾は、総合塾や補習塾に多いようです。長い目で見て、我が子の将来のことを考えたら、内発的動機付けの学習と外発的動機付けの勉強では、その成果はかなり違うことがわかっていただけたでしょうか。受験勉強をする場合、内発的動機付けで行うようにすると、精神的な安定を保ちながら、本当の学力を身につけることができます。塾を選ぶなら、内発的動機付けなのか外発的動機付けなのかをよく考えることが大切な時代になってきました。このようなことをよく考え、受験を考えている方は、賢い塾選びをしていただきたいと思います。》

●特にこれからの時代を考えれば考えるほど、単なる「進学」面ではなく、どんな力を子どもに身につけてもらいたいかを真剣に考えることが必要なのではないでしょうか。


 あとがき

《人間の生き方には、「消費的生き方」と「生産的生き方」の2つがあります。物を買ったり消費することだけに関心がある人は、いつまでたっても満足した生活は得られません。高級ブランドの時計やバッグを1つ買ったら、それで十分満足とはいかないのです。次から次へとブランド品を手に入れようとしますが、手に入れたと同時に、何か空虚な気持ちになるものです。消費的生き方では、いつまでたっても満足できないのが人間です。

 一方、生産的生き方をする人は、人生がいつも楽しくてしかたありません。何かを生産する職人さん、何か作品を作る仕事をしている人、このような「途中の制作している過程も楽しんでいる」人、そして物を作ること、作品を完成させることに生きがいを感じている人は、皆充実した人生を送っています。

 内発的動機付けの学びを小・中学生のうちに体験していると、このような「生産的生き方」を実践することができます。自分自身に自信があるので、それほどお金がなくても楽しい人生を送ることができるのです。内発的動機付けで「わかる」勉強をすると、いろいろな意味で豊かな人生となることは間違いないでしょう。》

●「それほどお金がなくても楽しい人生を送ることができるのです」という言葉を目にして、「これはオレのこと?」と思わず思ってしまいました。
 私は東京に出て行って以来、ずっと「自ら学びつづけてきた」という自負があります。もっとも、このことは後年その当時を振り返って思うことであって、そのまっただ中にいたときは、毎日自然に体が動いて結果的に「さまざまな学びの場」へ足しげく通っていたんだな、と思うわけなのですがー。

 「内発的動機付け」という言葉を使うと、まさに私の人生それにより動き回って来た、と言えるでしょう。そしてそれらが力となって、予期せぬ出来事(認知症となった父親の介護のためUターンするなど)にも対処していけたのか、と思いました。

 私はとても豊かな人生を送っていると思っています。いいことだけではなく、いろいろなことがあってこその、豊かな人生、です。

 【はしがき】より

《学力向上と塾とはとても深い関係があるのが現実です。賢い塾選びをすることによって、受験勉強さえも「生きる力」につながっていきます。この生きる力とは、子どもの「底力」と言ってもよいでしょう。受験が終わった後も学び続ける人間が、これからは必要とされる時代になってきました。もし「内発的動機付け」(これについては本文をお読みください)で受験勉強したら、大学に合格した後も学び続けることは間違いありません。受験の圧力で強制されて勉強するのではなく、学ぶことが面白くなる内発的動機付けで学ぶと、生涯学習につながっていきます。この学ぶことが面白くなる学びは、塾でも十分可能です。

 内発的動機付けの塾を選ぶことによって、お子さんの人生を精神的にも経済的にも豊かにすることが可能となります。子どもに「底力」があれば、自分の道は自分で切り開き、豊かな人生を歩むことができます。》

●たまたま図書館で目にしたので借りてみた本ですが、私の思っていることと共通することが記されていたので、紹介させていただこうと思います。

「内発的動機付け」という言葉は、らくだメソッドでも一番重視していることですが、この本の著者の小宮山さんも、同じことを主張されていたので、心強く思いました。

「内発的動機付け」により備わった力を「底力」とされていましたが、《子どもに「底力」があれば、自分の道は自分で切り開き、豊かな人生を歩むことができます》という主張は、私が日頃思っていたことと全く同じですー。


《せっかく受験勉強をするなら、それをきっかけとして学ぶことが面白いという体験を、できるだけさせたいものです。合格することだけを目的として進学塾を選ぶと、10年後のお子さんは、生きる意欲のなくなってしまった大学生になっている可能性がありますから、くれぐれも気をつけてください。》

●このようなケースは、年を追って増えているのではないでしょうか。


《本当の学力を伸ばすには「わかる」ようになったらその後、努力して練習することが大切です。これはスポーツのことを考えればよくわかります。テニスのサーブの方法をコーチに教わって頭の中で「わかる」ようになったとしても、それだけでは上手にサーブはできません。何回も自分で練習をして「できる」ように努力しなくては、テニスのようなスポーツはいつまでたっても上達しないのは明らかです。

 これは勉強も同じで、「わかる」ようになったら「できる」ようになるまで練習が必要となります。学校で練習時間が少なかったり宿題を出さなかったりすると、「わかる」けれども「できない」子どもがたくさん出てきます。特に子どもの自主性だけを頼りにしてしまうと、せっかく「わかった」のにいつのまにか忘れてしまって「できなく」なってしまうことがよくあります。

 基礎・基本を学校だけで定着させるのが理想的ですが、なかなか難しいと思われます。ほんの一部のできる子だけが、わずかな時間で「わかってできる」ようになりますが、他の大部分の子どもは、学校外での練習時間をとる必要があります。自分一人で家庭でできる場合がありますが、多くの子どもは親や塾の講師に教えてもらいながら練習するというのが一般的です。ここに、学校の授業を補完するための塾の存在意義があります。》

●「わかる」と「できる」が違う、ということも、らくだメソッドのコンセプトと同じであり、らくだ教材は「できる=身につく」ことを主眼に作られてものですから、小宮山さんの考えと同じです。ここまで共通する考えを持っていらっしゃる方は他に私は知りませんでしたので、びっくりです。

 小宮山さんはスポーツを例えに出していますが、私はよく、「音楽や武道などとも共通すること」とお伝えしていましたし、私が続けているアフリカンドラム&ダンスも全く同じこととお伝えしてきました。

 それぞれの子どもにより、「できるようになる」までの時間は違って当然です。そのためにくり返し練習すればいいだけのことですが、それを重視して習熟させることを第一に置いた教材とシステムは、なかなかないのではないでしょうか。

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