さまざまな学びのかたち〜すくーるhana便り〜

「学力がつく」ことは「人間として生きる上での自信がつくこと」 …教育・子育てについて等意見交換しましょうねー

食・フェアトレード

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●時間の都合がついたので、8時40分からのレイトショー上映を観に行くことができました。実際に観てちょっと驚いたのが、この映画の内容が、ユネスコでの環境破壊や食生活に関する大規模な会議と、田舎の小さな村でのオーガニック給食の実践の様子とを、交互に映すかたちで作られていることでした。

 つまり、この地球上の危機的な状況を討論する「重い」映像と、自然溢れる村での子どもたちの生き生きとした表情、村でのオーガニック給食の実践の「希望の持てる」映像が交互にやってくるのです。この監督の伝えたいことが、具体例を伴って響いてくる映画でした。

 そして、やっぱり私も、口に入れるものはなるべく農薬も添加物も使っていないものにしたい、特に子どもたちにはーとあらためて思わせてくれる映画でした。

 しかし、今の日本でこのような生活を実践できるのは、自分で作物を作っている人を除けば、金銭的に裕福な人たちに限られてしまうでしょう。このことが、とても悔しいことだと私は思っています。

●私が東京に出て行ったのは約20年前。日本の「食」のあり方がおかしいと思い、無農薬有機農業の野菜を扱う八百屋の近くに住んで、食べ物は主にそこで購入するという暮らしを実践しました。その時からレジ袋はなるべく使わず、買い物袋を持参する生活も始めました。

 そのときはもちろん独り身でしたし、バブル景気のまっただ中でいいアルバイトに出会うことができていたから実現できた暮らしだったのでしょう。

 今ようやく、買い物袋を持参することは「普通」になってきました。しばらくは「袋要りません」ということさえ勇気がいることでしたから、変われば変わるものです。

 さて次は、「ホンモノの食べ物」を食することが「普通」になっていってほしいものです。大きな政策の転換と、生活スタイルのシンプル化が必要になってくると思いますが、今これをしていかないと、人類はどうなってしまうのかーと、映画を観てあらためて思いました。

 知人が「無肥料無農薬」で農業をやっている方から野菜セットを届けてもらっていると聞き、「実は私もそのようなことを実践している方から野菜を購入したいとずっと思っているんです」と伝えていました。

 そして最近この方たちの発行している通信の最新号が出たので、私にも譲ってくれました。するとそこには、新年度の会員を募集しているではありませんか。私もぜひ会員になってこの方たちの作っている野菜を食したいと思い連絡を取らせていただきました。

 南区豊滝からの配達になるので手稲までは遠くて来れないとのことでしたが、西区まで来るのでそこの会員さんに承諾いただいて、我が家の分をそこで受け取るということで、無事会員にさせていただくことができました。

 これで今年は6月から11月まで週に1度、この方たちの作った野菜を中心にした食事をすることができます。これは私にとって本当にうれしいことです。

●もともと私は農薬や添加物を使用した食材が大半である日本の農や食のあり方に疑問を持ち、20代後半で東京に出て行った際、無農薬の八百屋の先駆けとなったお店の近くに居を構え、ずっとそのお店に出入りしながら農と食に対する関心を深めていきました。

 その後無農薬有機農業を実践する方々のネットワークと出会い、山形や長野に援農体験に行ったり、果てはタイ(東北部:イサーン)や韓国への農業交流ツアーに参加したりもしました。

 自分自身が農の現場やお店をするということは結局しませんでしたが、まともな仕事をしている方々を応援したいという気持ちはずっとあるので、なるべくそのようなことを実践する方やお店から食材を購入する、ということを続けてもきました。

 東京の小さなレストランで働いていたときは、長野から直送されてくる野菜セットを見てから献立を考える、ということもしていました。

●北海道にUターンして家庭を持った今の私は、反働半主夫?状態です。子どもたちにはなるべくまともな手づくりのものを食べさせたいと思っています。そんな時に出会った「無肥料無農薬農業」です。これは、有機農業を一歩進めた形の農業であり、これを実践していくのは生半可な志では叶わない、と私は認識しています。

 まさか北海道に、それも札幌近郊にこのような農業を実践している方がいるとは思っていなかったので、知人から話を聞いたときは驚きました。そしてこうしてつながったことに、‘縁’を感じています。

 通信には、「いつでも遊びにいらしてください」とも書かれてありました。野菜を届けるだけでなく、会員になった家族同士の出会い、ふれあいをとても大切にしているとのことでした。

 この方と連絡を取り合った際にも、「家には3人の子どももいます。本当にいつでも遊びに来てくださることを心待ちにしています。ここには多くのご家族が来て、それぞれのスタイルで楽しんでいらっしゃいます」ということを伝えていただきました。

 これから夏場にかけて、私は5歳の息子を自然豊かな場所へなるべくたくさん連れていってあげたいと思っていました。野菜を届けてもらう上に畑に遊びに行けるなんて、願ったり叶ったりとしか言いようがありません。

 今年は春から楽しみが増えましたー。

●レストランを開きたい人と、物件を有効利用してほしい人をつなぐ場

 以前紹介した、私の友人が始めたお店「フェア&コミュニティトレードショップ“かっぱ”」は、“町内レストラン研修所”に併設されています。この“町内レストラン研修所”は、いわゆる「コミュニティレストラン」を各町内に増やすことを目的とし、それを志す人たちの支援をする場として設けられたと聞いています。

 昨日放送された「のりゆきのトークde北海道」(UHB)という番組は、女性が起業した会社やNPOの紹介で、その中で“町内レストラン研修所”も紹介されていました。私はこれを観て、ここの場が意図することがさらによくわかりました。後で“かっぱ”の友人に聞いたところ、「とても丁寧な取材をしてくれた」とのことでした。

 ここの場の支援を受けて、札幌市北区に小さなレストラン「ぽのぽの食堂」を開いた女性が紹介されていましたが、この方は先月オープニングパーティーで私たちが演奏したときに、カウンター内にいらした方でした。研修後一か月で自分のお店を開いたということでびっくりでしたが、そのようなことが、この研修所では可能なようなのです。

 ここでは、町内レストランをやりたい方にメニューの手ほどきをするだけでなく、物件の仲介もしてくれるのです。テレビでも、市内南区川沿にある物件が紹介され、そこの大家さんが「利益よりも気持ちよく使ってほしい」と話す姿が紹介されていました。「ウチに物件があるので紹介してほしい」という大家さんがいたら大歓迎なのだそうです。

●北海道の有機野菜のネットワークを有効活用する場

 小さなレストランでは、自分で仕入れるのはなかなか大変です。量も多いわけではありませんから、仕入れが高くついたり、時間的に余裕がないケースが出てきます。それをフォローするのがここの場であることを知り、私はなるほどと思いました。

 この研修所は、北海道の有機野菜の農家や卸しの方々とのつながりがとても深いとのことで、町内レストランを開いた方に、ここが卸しをするかたちで野菜などを提供するということなのです。これはとても大きなことでしょう。

 友人の話では、道内の農家の方から、「○○の野菜がたくさんあるから使ってくれないか?」などの連絡が頻繁に入ってくるのだそうです。きっとそれらの中には、品質は変わらなくても規格外れでスーパーマーケットや個人宅配には提供できないものが含まれてもいるのでしょう。それらの野菜を有効に活用するとともに、町内レストランの支援にもなるのですから、一石二鳥三鳥になるはずです。

 「ぽのぽの食堂」をオープンした方がおっしゃてましたが、上記のような支援の他にもさまざまな相談に乗ってくれたりするので、「一人でやっていても心強い」とのことでした。

●札幌市内の各町内に100軒の町内レストランを!

 研修所の当面の目標は上記のことだそうです。私自身、今回のテレビを観ていて、「町内レストランをするのもいいなぁ」と思いました。先日訪れたカフェ・ハチャムにも通じていますが、「町内のさまざまな人たちが集う場、たまり場」としての役割があると感じられたからです。

 実際に札幌市内各町内にこのような場ができてくるとしたら、それは何かとても大きな変革につながるような気もします。今のご時世、小さなお店ができてもほどなくつぶれていく、そのような光景をよく目にします。大規模チェーン、画一化されたお店、アルバイトの従業員…じゃないと、価格の上でも太刀打ちできず、経営を続けることが困難な時代になっています。

 そこに風穴を開けるのが、このような町内レストランやカフェなのではないでしょうか。小さなお店だと経営が大変、だからこそ、力強く支援する場がとても大切になってきます。

 「各町内に100軒の町内レストランを!」の言葉は、最初友人から聞いたときは非現実的なことのように感じていましたが、「もしもそれが実現したら、町内レストランネットワークができあがり、何かが変わるかもしれない」と私は思い始めています。

●「小さな場」の持つ重要性ー「暮らしの変換」に通じる試み

 今回のテレビ番組をきっかけに、私は、この町内レストラン研修所の重要性が(ようやく?)わかってきました。この場所の設立には、東京で「第3世界ショップ」を始めた片岡勝さんが深く関わっています。この方が奔走してこの場所を設立したのには大きな意味があるはずと思っていましたが、それがようやく私の腑に落ちて来たという気がしています。それには、先日カフェ・ハチャムで中島岳志さんのお話を聞いたことも関連していることでしょう。

 現実にお店を開くとなると、多大なエネルギーがいるでしょうから、頭で考えたようにはいかないかもしれません。私自身、自宅を拠点に小さな塾を開いて、継続することの大変さを思い知っているつもりですが、競争とは一線を画したこのやり方を必要としている子どもたちはたくさんいるはずですし、続けていれば少しずつ「こんな(ヘンな?)塾があるよ」ということを届けていけるはず、と信じてやってきました。

 グローバリズムが進展する世の中、いわゆる‘強者’しか生き残れないと思いがちかもしれませんが、やりようによっては、‘弱者’の生きて行く道もあるのではないかと私は思っています。

 大きな企業もどんどん廃れ、10年後にはどんな仕事が主流になっているか見当がつかなくなっているのが今の時代でしょう。人々が得られる賃金が上昇していく時代はすでに終わり、これからは「いかに少ない生活費の中でそれぞれが幸せに生きていくか」という時代になってくるはずです。

 そんな中、例え「何とか暮らしていける」それだけの生活であったとしても、町内で、あるいは他のコミュニティでそれぞれにつながりを持ち、顔の見える関係、話が聞き合える関係を作って維持するような暮らしができれば、それは何よりも充実したものと言えるのではないでしょうか。

 小さなレストラン、小さな塾、他「小さな」いろんな場であれば、なんとか家族が暮らしていけるだけの糧を得ることはできるでしょう。このような「暮らしの変換」に通じる一つの試みとして、町内レストラン研修所のような場とそのシステムは、今の時代の一縷の希望だと私は感じています。

●お店には、「町内レストラン研修所」も同居するかたちになっています。
「町内レストラン研修所」とは、「コミュニティレストラン」を開きたい人たちの相談に乗ったり、研修をしたり、さまざまなかたちで支援をするところだそうです。
 「コミュニティレストラン」は、今各地に増えて来ていますが、食事をするだけでなく、「同じ町内のいろんな人たちが気軽に集い、情報交換や交流することができるような場」を目的としています。

 そして、ここの場のスタッフには、市民活動などで私も名前を存じ上げているような方が何人も関わっておられます。さまざまな可能性が秘められたようなここの場に、私も何らかのかたちで関わって応援していければと思っています。

 以下に、お店の場所と紹介をしておきますので、みなさんぜひお立ち寄りください。
 今後いろいろなイベント等も企画しているそうで、近々、18日は「家庭の省エネ講座」「地域通貨のお話」をするそうです。ご関心のある方は以下までお問合せの上、ご参加ください。
                       *
  “フェア&コミュニティトレードショップ ・ かっぱ” オープンします!!

   私たちの周りには、世界中から集まった多くのモノ達で溢れています。
   そのモノの向こうには、その生産に関わる多くの人の暮らしが息づいています。
   そんなモノの向こうに暮らす人たちが笑顔でいられることを目指し、
   世界各地でフェアトレードの活動が行われています。
   その活動の現場で、多くの笑顔から生まれたモノ達に出逢える場所、
   フェア&コミュニティトレードショップ「かっぱ」をオープンします!

  *出逢えるもの達・・・
      オーガニックのコーヒー・紅茶・烏龍茶、ドライフルーツ・ナッツ類
      自然素材の石けん・植物性オイル・保湿クリーム、手作り山羊革の可愛い小物、etc...
      どれも消費者にとっても優しい商品です!

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   営業時間/11:00〜18:30 定休日/日・月
   *近日中にカフェもオープンする予定ですので、その際は営業時間が変わります。
   詳細は町内レストラン研修所HPにて、もしくは下記連絡先までお問い合せください。
   町内レストラン研修所HP http://chounai.269g.net/
   札幌市中央区南17条西7丁目2−12  町内レストラン研修所内
   問い合わせ先 :TEL&FAX 011-562-7030  E-mail: ohkawa@shakai-kigyo.net
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●記事にあるように紆余曲折を経て、今回お店を開くことを聞いたとき、私はまた驚きました。
彼がお店を開くことになったきっかけも、お店を開く場所も、私と結構なご縁があったからです。

 きっかけは、彼が「第3世界ショップ」を作った片岡勝さんを招いたセミナーに参加したことだそうです。
片岡勝さんの名前を私は懐かしく思い出しました。彼は、‘フェアトレード’という言葉も考えもまだない頃に、
アジア・アフリカなどのいわば‘第3世界’の方たちの商品を日本に紹介し、対等なかたちで取引を始めようと試みた、‘フェアトレードの元祖’とも言える方だと私は思っています。

 私は1986年末に東京に出たとき、『もうひとつの世界地図』という本を片手に、そこに紹介されていたさまざまなお店や人に会いに行ってました。その本には、さまざまな「オルタナティブなお店、生き方」をされている人が紹介されていたのです。そこに「第3世界ショップ」も紹介されていて、私は東京に住み始めてすぐにそこを訪れたことを覚えています。

 第3世界ショップでは、「プレス・オルタナティブ」というニューズレターも発行されていたので、私は会員になって毎月それを楽しみに読んでいました。

 その片岡さんが札幌にいらして起業に関するセミナーを開き、それに彼が参加して、片岡さんに背中を押されるかたちでフェアトレードのお店を開くことになったのですから、不思議な縁を感じます。

 オープン記念イベントでタイコを演奏することになったのでお店を訪れた際、片岡さんの顔をちらっと見ることができましたが、その後札幌の他のお店などを訪ねていったようで、お話を聞くことができなかったのは残念でした。

●もう一つの縁は、彼のお店の場所が、元「精進レストラン 葉(よう)」さんのお店をそのまま使っていたことです。

 「葉」さんは‘酵素玄米’が主体のお店で、店主はNPO法人「チェルノブイリへのかけはし」で被災地域の子どもたちを日本に招くなどの活動を行っている方でした。今回事情があってお店をやめることにしたそうですが、私はその方にも大変お世話になりました。

 ウチの今5歳になる息子が、生後3か月を過ぎた頃からひどいアトピー性皮膚炎を発症しました。副作用があると言われるステロイド薬をなるべく使わないで治療をしたいと、さまざまな縁をつたって連れ合いと奔走していた時に出会ったのが、「葉」の店主としていらした方でした。

 彼女は酵素玄米を母親が食べて体力を回復・維持することを助言してくださるとともに、息子の様子を見て的確な助言をしてくださいました。その後、生後半年を過ぎ、保育園に行くようになってから、息子のアトピーの症状はしだいしだいに治まっていきました。

 酵素玄米だけの効果ではなく、いろんな要素が重なり合っての治癒だったと思いますが、酵素玄米による解毒作用と、アレルゲンを除いた除去食をしていた母親へのカロリー・ビタミンなどの栄養補給がいい影響を与えてくれたのは間違いないと思っています。当時はまだ授乳中でしたから、母親が食べるものが大きな影響を与えていました。

 ちなみに、今玄米は食べていません。子どもたちが大きくなって受けつけなくなってきたことや、料理のバリエーションがどうしても少なくなり食べる楽しみが減るということに加えて、解毒作用が大きい玄米は特に病気ではない人間にとっては必要な栄養素も排出してしまう可能性があると考えるに至ったからです。

 たまに食べるのはもちろんいいですし、慢性病など病気の種類によっては大きな効果があると思いますから、この先自分たちも再びお世話になる可能性はあるでしょう。病に無縁で健康で生きていけるにこしたことはないんですけどね。

●私が若い頃(20代!)に訪ね歩いたお店と、40歳で子どもを持ってから訪ねたお店が、いわば「つながった」のですから、驚きでした。

 そしてそこで、私がUターンしてからジンベを共に学び、さまざまなイベントで演奏したりそのような場を創りだし、いわば「苦楽を共にしてきた(?)」仲間がお店を開くのですから、この不思議な縁はいったい何だろうと思いました…。

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