さまざまな学びのかたち〜すくーるhana便り〜

「学力がつく」ことは「人間として生きる上での自信がつくこと」 …教育・子育てについて等意見交換しましょうねー

らくだ学習

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

 [おわりに 知の「オープンエンド」時代がやってきた!]から

《衣食住、どれをとっても限界があるのに、学習はどんなに学んでも必ず次があるのです。いわゆる青天井であり、本当に限界がないのです。

 これを脳科学の言葉で「オープンエンド」といいます。どこまで行っても終わりがない状態のことです。どんなに学んでも必ず次のステップが姿を現します。むしろ、一生懸命に勉強をして何かを知れば知るほど、必ず次の疑問がわいてくるのです。

 僕は、学習の本質とは、この「知のオープンエンド性の楽しさを知ることだ」と考えています》

《「喜びの回路」を繰り返し回し続けることによって、脳はどんどん鍛えられていきます。

 そして、この繰り返しには限りがなく、人間はオープンエンドな学習を続けていくことができるのです。
 僕は、これからの時代を乗り切るキーワードは「猛勉強」だと思っています。

 作家の堺屋太一さんがおっしゃっているように、時代は「地価社会」になっている。そして、その「知」を生み出すものは何かというと、それはやはり「学問」なのです》

《僕は、人間の本当の魅力は、その人の内面的な輝きによってもたらされるものだと思っています。

 お金持ちは、お金を持っているということで尊敬されるかもしれません。見た目が美しく皆から羨望の目で見られる人もいるでしょう。
 しかし、それだけの話です。

 たとえば、人生の大きな岐路に立たされた時、何としても助言を受けたいと思われるような人。そんな人が、本当の人間的魅力を備えた人だと思います。

 その魅力を支えるのは何か。
 それは、知的な魅力ではないでしょうか。

 だから、自分を磨くという意味でも、一生をかけて磨き続けて(学習し続けて)いくこと以上に楽しいことはありません。しかも、現世的な利益も得られる時代なのです》

《人間にとって、学習とはもっとも価値のある行為であり、脳を喜ばせるための最大の快楽なのです。
 では、どうしたら脳を最大限に喜ばすことができるのか。

 大切なのは、どうすれば自分の脳が一番喜ぶのかを、自分自身で発見していくということです。脳が「どんなときに最大の喜びを感じるか」は、千差万別ですから、他者が教えることはできません》

《学習の最終目的は、テストでよい点をとったり、資格試験に合格することではありません。まず最初に、「強化学習」の回路の最初のひと回しを行うこと。その過程でさまざまな試行錯誤を重ねること。そして、長い人生を通して「知」を探求していく姿勢にこそ、大きな価値があるのです》


●何も言うことはない、その通り!としか私は言いようがありません。
 このことを、今後も地道に自分の仕事の中から伝えていくのが私の役割(大げさに言えば“使命”)だと思っています。

 以上で、この本を読んで感じたことを書き続けたシリーズ?も終わりとなりますが、いかがだったでしょうか?

 [第8講 偶有性がさらなる脳の発達を促す]から

 【予想可能なことと意外性が混在してこそ、脳は“楽しい”と感じる】より

《つまり、偶有性とは「セキュア(secure)=予想できること」と「チャレンジング(challenging)=新しいこと」が、うまく混ざっている不確実な状態なのです。

 人生を豊かにするには、チャレンジングなものとセキュアなもののポートフォリオ(組み合わせ方)をどのように行うかがすべてだといっても過言ではありません。

 セキュアベース=安全基地が固められてこそ、チャレンジができる。これは、勉強法に限らず、人生をさらに豊かにするための方程式といえるでしょう。どちらか一方が極端に多くてもダメ。バランスが大切なのです》


 【安全基地からのチャレンジ】より

《安全基地の役割とは、子どもがあくまでも自主的に挑戦しようとすることを、後ろからそっと支えてあげることです。一番大事なのは、見守ってあげること、見てあげること。見てあげることこそが、安全基地のもっとも大切な要素なのです》

《人間の発達過程において、セキュアベースは非常に重要なものなのです。

 翻っていえば、自分のなかに確固としたものがある人ほど、チャレンジできるということなのです。考え方が柔軟で、新しい事態にどんどんチャレンジできる人というのは、実は芯にすごく頑固な哲学や揺るぎのない自分を持っています。

 逆に自分の中に確固としたものがない人というのは、安全基地がないので、がちがちに自分を守っている。

 かたくなにいままでのやり方を守ろうとしたり、新しいことにチャレンジしたりする気持ちがない人は、よく観察してみると、セキュアベースがない人が多いのです。いままでのやり方を守ることによって、弱い自分を守っているのです。

 歴史を振り返ると、不確実なものに対して果敢にチャレンジすることこそが、人類の発展に大きく寄与しています。

 いつも同じ場所で食物を探っていれば、一定の安全は確保できるかもしれません。しかし、そこに発展性はありません。いままでと違う場所に食物を探しに行くことは危険を伴いますが、もっとおいしいものがあるかもしれない。

 ところで、このような不確実さは、実は脳にとって心地よいものなのです》

《これは学習にも応用できるはずです。第1講でも述べましたが、脳は「できると分かっている問題を解いても喜ばない」のです。自分にできるかどうか分からない、そういう「難しさ」に挑戦して乗り越えたときに初めて、僕たちの脳はかけがえのない喜びを感じるようにできているのです》


●「セキュアベース=安全基地」の重要性はわかっていたつもりでしたが、さらに深まりました。「居場所」にも通じる言葉ですね。

 私のこれまでの経験からも、「セキュアベース」が確固としてある人と、そうでない人の違いが思い浮かびます。これにより説明がつくような「人の違い」は確かにあると感じます。

 子ども時代にいかなる環境で育ったかということも、その最たる例ではないでしょうか。不信の固まりの中にいたか、信頼・安心の中で育ったかー。

 いずれにしろ、今現在いかに自分たちそれぞれの脳にかけがえのない喜びを感じさせることができるか、それこそが重要なのだと思いますが。

《ではいったい、変人とはどういう人のことを指すのでしょう。実は、これも天才と同じことがいえます。変人は変人として生まれてくるのではありません。

 何かの行動に対してドーパミンが大量に放出され、それによって強化学習が成立する。このサイクルが暴走してしまい、人とは違う方向にどんどんとがってしまう。これが変人の変人たる理由なのです。

 そしてトリニティカレッジの「変人であることの自由」という思想は、いうなれば「自分の好きなことをとことん追求することが許される自由」と言い換えることができます。自分の好きなことをとことん追求することを許された時、人はどういうふうに発展していくのか。現代史はさわやかな実例に満ちています。

 たとえば、iPodで有名なアップルコンピュータの創始者スティーブ・ジョブズも、マイクロソフトの創始者ビル・ゲイツも、いわゆる“変人”であることがよく知られています。

 しかし日本にはお世辞にも“変人”を許容する文化があるとはいいがたい。逆に「ほかの人と一緒でなくてはいけない」という(無言の)圧力があります。こうした友人や仲間、社会的通念などの周囲からの圧力のことを「ピアプレッシャー」といいます》

《一般的に日本の社会というのは、ちょっと変わった人がいると、それを平均値に引き下げようとする傾向があります。ところがトリニティカレッジは、その逆だったのです。「もっと変になれ、もっと変になれ」とあおられる。
 この違いは何なのでしょうか。

 イギリス人が、日本人よりも遺伝的に知能が高いとか、そういうことではありません。この「変な行動を奨励する」文化に大きな違いがあるのです。

 もちろん、イギリスにもピアプレッシャーはあります。しかしイギリス人の発想が卓越していたのは、彼らをスポイルするのではなく、その変な人たちを集めてコミュニティを形成し、「知」として消火させるしくみを作り上げたことです。

 生涯を通して学習を習慣化させるには、こうした環境に身を置くことはとても大切なことです。しかし、日本にはトリニティカレッジのようなコミュニティは数多くは存在していません。それはとても残念なことだと思っています》


●やはり数多くは存在していないんですね。でもいくつかはあるということでしょう。それはどこかな?東大京大というレベルなんでしょうか。

 「ピアプレッシャー」をものともせずに歩んでいけるような力を子どもたちにつけてあげたいものです。私は教室の生徒とはプリントを介在した仲?ですから、「一日一枚のプリントを継続していくための同伴者」であることが第一ですが、なるべく勉強以外の会話をするように心がけています(それが楽しみ?)。

 そもそも子どもたちは勉強するために教室に通っているのですから、それが大前提にあります。なので必要以上に勉強のことを口にすることもないでしょう。それよりも、生徒それぞれがどんなことに関心があるかなどを聞く方が話に乗って来やすいですし、そのような会話を繰り返しているうちに、私に対しての警戒感を解いていってくれます。

 警戒感を解いたら、勉強に対する本音なども出てきますし、そうすればこちらの伝えたいことも伝えやすくなります。さらにそれが信頼感へつながっていけば、今後困難なことがあったとしても、それを乗り越えていきやすくなります。

 子どもがどんな話をしようと、私はとにかく「聞き役」で「無条件に受け入れる」ことを根底に置いています。それは、茂木さんの言う「変人」論?に通じるかもしれません。それぞれの個性を伸ばし、それを昇華した「大人」へと育っていってほしいと思っているからです。私の予想を超えたことを話す子どもほどおもしろいものだと感じています。

 【変人であることの自由が、「強化学習」の回路を暴走させる】より

《僕はかつて、イギリスのケンブリッジ大学にある「トリニティカレッジ」で学んでいました。ケンブリッジ大学はかつてニュートンが学んだところとしても知られています。この大学の中には31のカレッジがあって、僕の通っていたトリニティカレッジはそのひとつです。

 トリニティカレッジには、ありとあらゆる分野の人が所属しています。食事の際には、ハイ・テーブルに集まった教授たちが、それぞれの専門など気にも留めずに、自由に論議する姿が見られました。
 そもそも自分と同じ分野の学者などは、近くには座っていません。

 自分は物理学が専門で、隣りは数学の専門家。その隣りにはイギリス文学がいるかと思えば、その向こうは政治学、こちらは歴史学、というように「人類の知」という多様で豊かな森の中で、さまざまな活動を行っている。

 各分野を代表するような研究者たちが、一緒に食事をしながら、大変高度な議論をしているのです。これは、残念ながら日本の大学ではまったく見られない光景です。

 美しいチャペルのようなダイニングホールで、まったく違う分野の教授たちが、生き生きと、とても自由な論議を繰り広げている光景を見て、「ああ、この環境があるから、ノーベル賞受賞者を81人(うち、卒業生の受賞者は59人。2005年10月現在)も輩出しているのだな」とはっきりと悟りました。

 トリニティカレッジの雰囲気から伝わってくる思想は、「変人であることの自由」です》


●つい先日、ノーベル物理学賞を日本人の3名が受賞しましたね。この方たちも「トリニティカレッジ」のようなところで学んだのでしょうか。そこらへんを知りたいと思いました。また、このような学びの場は、日本の大学機関その他でどこかあるのだろうかー。

 【「一回性」があなたの脳を変える】より

《その後の人生を変えてしまう出来事を経験すること。これを「一回性」といいます。

 脳には、いつ、どこで訪れるか分からない一回性の体験を、大切に刻印して整理していく働きが備わっています。この機能こそが僕たちの人生を豊かにつくっていくのです。

 こういった一回性の出来事をきっかけに、僕は少しずつ勉強ができるようになっていきました。最初から「勉強のしかた」が分かっていたわけではありません。徐々に自分に合った勉強のしかたを身につけていったのです。

 それは、どんな人でも同じだと思います。生まれつき頭がいいとか、悪いとかはいっさい関係がありません。才能やDNAのせいではないのです。

 すべては、どのタイミングでどんな一回性を経験するか、なのです。

 残念ながら、この一回性を自分でコントロールすることはできません。しかし、自分の人生を変える出来事に遭遇する確率を上げることはできます。それは、優秀な人と出会える環境に身を置くことです。》


●「一回性」って何なんだろうと思っていたら、「その後の人生を変えてしまう出来事を経験すること」とのこと。なるほど、それだったら私もいくつも思い当たります。

 「すべては、どのタイミングでどんな一回性を経験するか」という言葉は、私にとって宝となるくらいのいい言葉だと思いました。

 そしてそれに遭遇する確率を上げるには、「優秀な人と出会える環境に身を置くこと」とありました。これも私には思い当たることがいくつかあります。

 私は、「場」を主宰することがよくあり、いまだに続いているものもあります。

 東京時代には「あじあくらぶ」という地域サークルを主宰するようになりましたが、基本的に「誰でも出入り自由で言い出しっぺが好きなことをできる場」でした。このような場を主宰しているだけで、実にさまざまな人たちとの出会いがありました。

 今振り返ると、「ひとつののとっかかり(アジアをキーワードに)からサークルを立ち上げ、それを継続してきたのは、自分にとって肥やしとなるような人たちと出会うためだった」と、その意味を言葉として表すことができます。それは「一回性の連続」だったのですから。

 札幌にUターンしてからは、西アフリカのタイコ・ジンベをキーワードにサークルを主宰していますが、これも同じことだと言えるでしょう。また、もしかしたららくだの教室を主宰することだって、自分にとっては同じような意味を持っているのかもしれません。

 ある人にとっては会社が、またある人にとっては学校がそんな場だったら、きっと仕事にも勉強にも身が入りやりがいのある毎日になるのでしょうね。私はそうじゃなかったから、自分で作り上げることを選んだ、ということだと書いていて思いました。


.
tomoto
tomoto
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

Yahoo!からのお知らせ

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト≪さとふる≫
実質2000円で好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!
数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事