さまざまな学びのかたち〜すくーるhana便り〜

「学力がつく」ことは「人間として生きる上での自信がつくこと」 …教育・子育てについて等意見交換しましょうねー

らくだ学習

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

 【「成果を他人と比較する」なんて、デメリットだらけ】より

《人間の脳は、自分が少しでも前に進んでいれば、「喜び」を感じるようにできています。進むペースが速い人もいれば遅い人もいる。人それぞれなのです。ペースの速さがどうであれ、とにかく少しでも前に進んでいれば、喜びを感じられるはずです。

 僕は小さい時から、他人と比較されることがありませんでした。両親にしても、「勉強しなさい」とはあまり言わなかった。ですから、いい学校に入らなくてはいけないとか、いい成績をとらなくてはいけないといったプレッシャーを受けた経験が一度もないのです。それがかえってよかったのだと思います。純粋に「喜び」として学習を体験することができたわけですから》

●これまたらくだ学習そのもの。
 進むペースは人それぞれなのだから、「1年生だから1年生の勉強ができなければいけない」なんてことにとらわれすぎたら親も本人も苦しくなります。
 また逆に、「1年生だから2年生の問題まで進む必要はない」なんてことにとらわれたら、本人の能力を引き出しきれないことになります。

 学年の枠にとらわれずその子に合ったところから始め、その子のペースに合わせて学習を進めることができることが、何より大切なことだと私は考えています。

 時おり、他の子と比較する子どももいます。子どもですからそのような行動を取ることもあるでしょう。そんな時は、「らくだが他の子と比べないのがルール」だと伝えます。それでも何度も繰り返し、「コイツオレより遅い」なんていうことを言い出す子には、「いいかい、らくだは人と比べる子はできないことになっているんだからね」と厳しく言うこともあります。

 「人間の脳は、自分が少しでも前に進んでいれば、『喜び』を感じるようにできています。進むペースが速い人もいれば遅い人もいる。人それぞれなのです。」という茂木さんの言葉には、勇気づけられる子も多いことでしょう。私自身勇気づけられます。

 「純粋に『喜び』として学習を体験する」ことを積み重ねてきた茂木さんが、国の教育審議会などに入ると、教育システムは大きく変わることになるのではないでしょうか。そんな日が来ないかなぁ。そんな日が来るかどうかで、日本の未来は大きく変わると思うのですがー。

 ちなみにウチでも、子どもには、「いい学校に入らなくてはいけないとか、いい成績をとらなくてはいけない」ということは言いません。
 ただ、「自分の決めたことをしているかどうか」を重要視しているので、朝やることにしているらくだをやらなかったり、学校の予習復習やラジオの「基礎英語」を聞いているかどうかなどは確認し、その都度修正していきます。

[第2講 「タイムプレッシャー」が脳の持続力を鍛える]から

 【一つひとつの行動に負荷をかける】より

《おすすめなのが「脳を活かす勉強法」二つ目の極意、「タイムプレッシャー」です。
 簡単にいえば、自分の作業に、制限時間をもうけるのです》

 【ただし、他人から強制された時間制限は逆効果】より

《僕には、家庭教師や塾の講師として、さまざまな子どもたちの勉強を見てきた経験があります。
 そこで分かったのは、いわゆる勉強ができない子どもの多くは、この「タイムプレッシャー」を理解していない、ということでした。

 勉強のしかたが身についていないと言い換えることもできるでしょう。

 これはスポーツと同じで、残念ながら、口でいくら言っても身につくものではありません。
 自分で工夫しながら、感覚を見につけていくことが必要になります。

 そのためにも重要なのが、人から強制された勉強ではないということ。
 第1講でも書いたとおり、もともと、人間の「やる気」というのは、他人に強制されて生まれるものではないのです。ですから「タイムプレッシャー」にしても、もともとのやる気がなければ、まったく意味がありません》

●「タイムプレッシャー」は、らくだ教材のめやす時間がそのものですね。

 ただ、らくだのめやす時間は、何度もやって身についた結果(習熟した)結果の時間なので、最初からそれをめざすと苦しくなります。生徒には折に触れて、「急いでやらないで普通にやっていいんだよ。何回もやったら必ずクリアする時間になるから、時間を気にしないでやってみて」と伝えます。
 
 が、そんなことを言っても個々の性格は性格です。めやす時間でできなかったら悔しくて涙する子もいます。また、全然気にせず「こんなもんか〜」なんて構える子もいます。

 しかしいずれにしろ、このめやす時間があるからこそ、自分の能力をフルに使って集中力を養うことにもなりますし、クリアできた時の喜びにつながります。こんな明確な「タイムプレッシャー」を必ず伴う教材は他にあるでしょうかー。

 この結果、「勉強のしかたが身につく」ことになりますし、時間を有効に使う術も身につけるので、何事にも効果を発揮することになるでしょう。

 「強制」に関しては、らくだは入会する際に本人の意思を確認します。ただ、大体の子は、その子にとって「できそうなプリント」「ちょっと難しそうなプリント」「とても簡単なプリント」を提示すると、「できそうなプリント」を選んでやって、クリアしたことを喜びますから、その流れで「一日一枚ずつできるかい?」と聞いたら「うん」と言い、プリントをやりたがります。これで、「強制された勉強ではなく、本人の意思で選んだ」となります。

 もちろん子どもの気持ちは常に変化し続けており、プリントを継続すると難しくなって「やりたくない」「やめる」と言い出すようにもなります。そこで、「強制」と「自主性」のバランスを取りながらの指導をすることになるわけです。

 ポイントは、子どもの感情にまかせた言葉を鵜呑みにしないことでしょう。心の底では「できるようになりたいと思っている」、それを信じての言葉かけができるかどうかになってきます。

《いわゆる受験や試験のための勉強ではなく、広い意味での「学習」という視点から考えてみると、「脳のシナプスがつなぎ変わること=学習」と、「いままでとは違う自分になること」というのはイコールの関係にあります。

 自分に負荷をかけて、「これは無理かもしれない…」と思うような難しい課題にチャレンジする。それが成功した時に、脳が喜ぶ。強化学習のメカニズムでシナプス結合が大きく変化する。つまり、それ以前の自分とは違う自分に、生まれ変わることです》

●「学習することは、いままでの自分と違う自分になること」
 「それ以前の自分とは違う自分に、生まれ変わること」
…私は、これらのフレーズが特に好きです。

 養老孟司さんも確かこのようなことをおっしゃっていました。
 人間の細胞自体、毎日少しずつ入れ替わっており、数年経つと数年前の自分とは完全に入れ替わった細胞になっているーと聞いたことがあります。
 脳だって入れ替わっていて当然ですが、それに伴って学習によりシナプス自体がつなぎ変わっていれば言うことなしです。

 人生やっぱり、人それぞれに与えられた「課題」にチャレンジすることは大切なんですね。
 人それぞれの課題というのは、生きていれば否が応でもやってくるものでしょう。どんなに大きな自分にとって手に負えないと思われるような課題でも、ちゃんと向き合うことによってクリアする方法がわかってくるのかもしれません。
 それらに向き合って乗り越える力をも、らくだ学習によって培うことができれば・・・。

●課題を乗り越えたら新しい自分になることができた
ーと私が感じる最も大きなことは、ボケた父親との生活に終止符を打つことができた時でしょう。

 父親の認知症が進行し、私が共に暮らすことをするしか選択肢がなくなり、東京暮らしを引き払いUターンせざるを得なくなったときは、それこそ「お先真っ暗」状態でした。
 でも、共に暮らすことをとにかく始めると、それが日常になり、なんとかかんとかやっていけるものです。

 そして父親との生活から「解放」されたときは、今後の仕事も生活も「まっさら」な「何も無い状態」でした。人生をここから新たに始めざるをえないわけですが、私はある意味これを「余生」と受けとめました。

 そう思うと自分なりに余生を生きていきさえすればいいことですし、「まっさら」ということは、これからどんな色にでも塗っていけることだと私は勝手に受け止めて、ひとつ一つの「縁」を大事にすることから始めていきました。そして今に至るわけです・・・。

 【「突き抜ける」感覚は絶対クセになる】より

《ここでひとつ注意しなければならないのは「できることを続けても脳は喜ばない」ということです。ドーパミンは、できると分かっていることを成し遂げても放出されません。

できるかどうか分からないことに、一生懸命になってぶつかり、そして苦労の末それを達成した時に大量に分泌されます。「えっ、私ってこんなこともできたの?」と意外性が強ければ強いほど、喜びが大きくなるしくみなのです》

《苦しければ苦しいほど、その後の喜びは大きく、より強化される。これが脳のメカニズムです。この「苦しい」状況を何とかして突き抜けることは、とても重要なことです》

●「できることを続けても脳は喜ばない」…まさにらくだ学習の本質もここにあります。

 子どもは通常、「できる」と思うプリントしかやりません。だから、三枚のプリントを提示して「どれならできそう?」と聞いたときに、大体は「これならできる」というプリントを選びます(中には難しいプリントを敢えて選ぶ子もいます)。

 そしてできたら喜びます。でもそれはらくだの入り口に過ぎません。続けていれば、どんどんと先に進んでいきます。そうすると、必ずその子にとって難しい(一回ではクリアできない)プリントにぶつかります。

 でも、そこからが本当にらくだ学習になります。子どもによって、できなくて悔し涙を流したり、「もうやめる」と言ったり、さまざまな反応を示します。

 私たち指導者は、ここで子どもに、「今起こっている大事なこと」を伝えるチャンスが来たと受けとめ、これからどのような形で学習を進めていくか相談します(同じプリントを毎日1枚やる、半分ずつにする、めやす時間だけやることにする、等など)。

 らくだ学習は、できないところにきたら、「よかったね、やっとできないプリントが出て来たねー」と、できないことを否定せず、むしろ喜ぶことを勧めます(?)。

 「だって、できることはできて当たり前でしょ?らくだはできないからこそやるんだよ。一日一枚やったら必ずできるようになるんだから」等と伝えます。

 そして苦労してできた(クリアした)あかつきには、子どもたちの最高の笑顔に出会えます。苦労すればするほど、茂木さんの言うような、「えっ、私ってこんなこと(問題)もできたの?」という喜びが大きくなります。

 「この『苦しい』状況を何とかして突き抜けることは、とても重要なことです」とありましたが、これこそが人生の壁を乗り越える練習に他ならず、このような貴重な瞬間を、らくだ学習を続ける子どもたちは何度も何度も味わって、身体で覚えていくわけです。

 子どもによっては最初からこの状況を独力で乗り越えることができるとは限りません。ですから、子どもたちが苦しい状況にいるときこそ、指導者や親の関わり方が重要であり、関わり方ひとつで、「もうやめる」か「つづけていく」かが決まっていきます。
 

[第1講 脳は「ドーパミン」と「強化学習」が好き]から

【「喜び」がないと強化回路が回らない】より

《もし叱るなら、そのやる気を軌道修正する時だけにしてください。行動自体を否定する叱り方は、子どものやる気を削いでしまうからです。これは子どもだけでなく、社会人にも同じことがいえるでしょう。 

 なぜなら、脳が喜びを感じるためには「強制されたものではない」ことが大事だからです。何をするにしても「自分が選んでいる」という感覚こそが、強化学習に欠かせません。部下や子どもの主体性を引き出すためには、どんな小さなことでもいいから自発的にやったことで「成功体験」を持たせることが大切。成功体験なしには、脳は変わってくれないのです》

●らくだ学習は、まず最初に「お試しプリント体験」をする時から、「本人の選択」を尊重していきます。その子に合った「ポイントとなるプリント」を3〜4枚提示し、「どれならできそう?」と選んでもらうことを重要視していますが、その意義がより深くわかりました。

 一週間分のプリントを持ち帰ってもらうときも、本人とどれにするか確認することにしていますが、そのような一連の手続きは、「自分が選んでいるという感覚」を持ってもらうために他なりません。

 自分が選んだことをやり、それにより「成功体験(クリアすること)」を持つことを繰り返していくのですから、脳の神経細胞はどんどんとつながり、変わっていっているのでしょう。


《そういう意味でいうと、僕は勉強に関して一度も強制されたことがありません。勉強することー新しい知識を手に入れることに常に喜びを感じていました。いまにして思えば、それがとても大事なことだったように思います。

 一方、いまの日本の教育環境はどうでしょうか。
 小学校受験や中学校受験など、早い段階から受験競争に飲み込まれている子どもたちは、親からの強制で勉強している部分が大きいと思うのです。そうすると、よほど気をつけていない限り、自発的に勉強するという、肝心なポイントが失われてしまう恐れがあります。いわゆるいい学校といわれるところに入ることだけが目的で、勉強の喜びを知らないままに年齢を重ねてしまう。これでは、いずれ勉強が嫌になるでしょう》

●その通りとしか言いようがありません。


.
tomoto
tomoto
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

Yahoo!からのお知らせ

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!
CMで話題のふるさと納税サイトさとふる
毎日お礼品ランキング更新中!
2019年のふるさと納税は≪12/31まで≫

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事