さまざまな学びのかたち〜すくーるhana便り〜

「学力がつく」ことは「人間として生きる上での自信がつくこと」 …教育・子育てについて等意見交換しましょうねー

らくだ学習

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

●娘の夏休みも終わり、今日が始業式です。

 振り返るとこの夏は娘に関するドタバタがいろいろありました。中1の思春期まっただ中の娘なので、いろいろあって当然ですけどね…。あと3〜4年、それこそ体を張って対峙していくぞ!という気概を持つぐらいでないと、やっていけないと感じています。この夏はとりあえず、ファーストステップを超えた、という感じでしょうか。今後さらなる段階がやってくるはずです。

 この夏は思いのほか‘暑い夏’がやってこなかったので、ウチのボンズをプールや海に連れ出す機会も逸してしまいました。もっとも、保育園では毎日のようにプール遊びをしていたこともあり、特に休日に海へ行きたいと言い出すこともなかったのですが。ていねプールくらい一度行っておきたかったなぁ。

 喘息の関係もありあまりいろんなとこへ行って泊まったり、キャンプをするのもまだ不安な部分があるので(花火や煙も怖がるし)、もう少し丈夫になってから、アウトドアを楽しみたいと思います。

●昨日は「第48回社会教育研究全国集会・北海道大会」で北海学園大学へ行ってきました。
 分科会に参加しただけなので、‘500人規模の大会’の雰囲気をあまり感じられませんでしたが、私は分科会に参加することができてよかったです。

 朝9時から始まり、まずは‘アイスブレーキング’。今回の世話人である高木晴光さん(ねおす、黒松内ぶなの森自然学校)のコーディネートでしたが、これがとてもよかった。

 ほとんど初対面の方同士でしたが、「どんな方がどのような動機で参加しているか」をある程度把握して、それぞれのキャラクターをある程度感じることができるのは、場をとてもほぐしてくれました。

 私はトップバッターで発表することになっていたのでなおさらありがたいことでした。これなしに私から発表していたら、雰囲気の固いままどうなっていただろうと思います。

●らくだプリント強制?体験

 私は今回の発表をどう進めようかと直前まで考えていたのですが、参加者が15〜6名と少なめだったことがわかったので、「まずはプリントを体験してもらおう」と決断しました。

 他の発表の方々は、ほとんど「自然体験活動」に関してです。だったら、学習だってまずは「体験」から入ってもいいのでは?と思ったからです。この分科会のテーマも、「NPOが拓く『子どもの体験と学びの場づくり』の連携」ですしね。

 反発があることを覚悟でプリントをまず配って歩くと、やはり「なんでこんな計算のプリントを配るの?」という雰囲気が感じ取れました。

 私は予想通りの感じだったので、「自然体験なんでも、とにかく‘体験’しないことには始まりませんよね。学習も同じです。まずは‘体験’してもらいたいと思います。3種類のプリントを配りましたが、どれならできそうですか、選んでくださいー」と伝えて、やってもらいましたー。

7 まとめー1【学校導入した場合の利点】

1)先生にとって
 ・宿題作成に費やす時間が経り、子どもとのコミュニケーションの時間が増える
 ・子ども一人ひとりに着実な力をつけることができる
 ・親御さんの要望に沿った宿題を出すことができる
   例えば)毎日2枚する分のプリントを渡す。
       国語プリントも出す。
       毎日一枚できない子は半分でもOKとする。 等など
 ・子どもの力が着実に伸びることにより、親御さんからの信頼度?がアップする
 ・プリントが定着するにしたがって個々の学力が向上するので授業がしやすい
       
2)子どもにとって
 ・「1日1枚が基本」なので家庭学習の習慣をつけやすい。
 ・プリントが定着すると着実に学力が向上する。
 ・「できない子」にも「ちょうどいい」プリントがある(ハズ)なので、
  「落ちこぼれ」を作らない。
 ・「できる子」にも「その子にとってちょうどいい(手応えのある難しい)プリントが
  ある上、「どこをやっているか競争させない」ことによる「教育」ができる。

3)親御さんにとって
 ・らくだプリントの仕組と目的を伝えることによって、必ずしも塾に行かなくても着実
  な力を学校でつけられることをお伝えすることができる。
   ※そのためには「通信」等を発行する必要があるでしょう。
   ※「できない子」には低学年レベルからの基礎の積み重ね、
    「できる子」には自分の学年以上にどんどん進んでいけること。


8 まとめー2【学校導入の場合の問題点】

1)全員にストップウォッチを貸与できるか?
 先生が一斉に計ってする状態では「百マス計算」同様、「競争」になってしまいがち。
 家ではキッチンタイマー等を使ったりで大体の時間でいいとしても、
 学校では「ちゃんとできているか確認するために」一人ひとりが計ることのできる何かが必要。

2)どうしてもやりたくない子が出てくる?
 家での協力も得られればいいですが、そうでないとやらない子も出て来ることは、
 ある程度しょうがないかもしれません。

3)週に一度の「相談日」を作ること
 週に一度、算数の授業内に、先週分のプリントを回収し、
 今週分のプリントを手渡す時間を設けられるのがいいですがー。
 どうしても最初のうちは「ずる」したりして「できた」ふりをする子どもさんも出てきますし、
 ちゃんとやっているかどうかチェックして、
 どのプリントを渡したらいいか確認するための時間が必要です。
 もっとも、できたふりをして先に進んでも、困るのは自分ですから、
 どこかで表面化して戻ることになるでしょう。

4)教材の保管場所、進度がバラバラなので、必要なプリントを印刷しておくこと。

5)その他、実際に学校でやるとなるとさまざまな困難も出てくると思いますが、
 その学校に応じたやり方を、らくだメソッド本部と相談しながら進めていけばいいと思います
 (私もお手伝いしますが)。


9 【実際に導入している学校】‥全国で20カ所位ありますが、その一部です

[北海道]
・私立札幌三育小学校(北区拓北)
  ‥全校児童30人程で、‘マルチエイジ・クラスルーム’システムをとっていることもあり、
   らくだ導入がスムーズに運んだ学校です。

・天使の園(児童養護施設)園内学習(北広島市)
  ‥さまざまな困難を抱えて入所する子どもに対しての学習への動機づけは、
   長年の懸案事項だったとのことですが、らくだ導入は大きな‘効果’をもたらしました。

ー以上、北海道には2カ所ありますが、いずれも見学可能で説明も聞くことができます
 (私が案内してもいいですのでー)。
 また、専門学校日本ビジネススクール(札幌)には、らくだの英語プリントが導入されています。

[本州他ー]
 江戸川区立下小岩小学校、池田市立伏尾台小学校、川崎市西野川小学校
 などで担任がクラスに導入しています。

・大阪YMCA国際専門学校 高等課程 表現・コミュニケーション学科

・杉並区立和田中学校 土曜寺子屋
  いろいろ話題となっている中学校ですが、‘夜スペシャル’が始まる数年前から、
  「できない子」に力をつけるため、らくだ教材を‘土曜寺子屋’に導入しています。

・沖縄大学
  大学生の学力低下も最近よく言われることですが、
  実際に就職試験の段階で簡単な計算問題ができなくて困っている学生がいたことから、
  沖縄大学では「基礎数学」としてらくだ教材が正式な単位となっています。
  小学生プリントからやるにも関わらず、
  学生に人気のある講義として抽選倍率が年々高くなっています。


10 【私が感じているらくだ教材の一番いいところ】

 それは、「壁を乗り越える力」をつけることをコンセプトに作られていることです。
 その子それぞれにとって難しいプリントが必ずあり、
 クリアするまで何枚も繰り返すことになりますが、
 その過程で、「粘り強さ、集中力、あきらめない力」などがついていきます。
 指導者は、子どもの声を聞き、寄り添った対応をすることが望まれます。


※付記:らくだ教材の小学校算数はニンテンドーDSのソフトにもなり、
    文部科学省のプロジェクトにも採用されています。

5 【ウチの娘の場合】

 今中1になる娘は連れ合いの連れ子で、娘が小1になる時期にいっしょに暮らすことになりました。そしてその年の9月に開塾しました。娘は塾の生徒第1号でもあり、顔を洗ったり歯を磨いたりするのと同様、生活習慣の中に「毎日一枚のプリントをすること」を組み入れましたから、親が何も言わなくとも毎日必ずらくだプリントをすることが定着しています(現在は数学と英語)。

  〈その実験結果?としてー〉

 小学校時代は他の塾にも通わず、このプリントをする以外毎日ほとんど友だちと遊んでいましたがー
 
※学校の宿題は先生によってあったりなかったり。私たち親は宿題はやろうがやるまいが本人に任せていました(宿題よりらくだの方が家の中では大事)が、「簡単すぎる」ものがほとんどで、ささっとやって終わらせることがほとんどでした。

1)算数に限らず他の教科の勉強でもほとんど困ったことがありません。
 計算問題中心のプリントですが、自分の学年以上に進む段階になると、文章題も苦ではなくなります。

2)「勉強しなさい」と毎日口にしなくてもいいので、親子関係がラク?になります。
  ※定着するまでは試行錯誤がありましたがー

3)「基礎学力」とともに「勉強の仕方」が身についたので、中学に入ってからはなおさら勉強面に関してはラ 
 クになりました。女子サッカークラブチームの練習や試合と両立しています。

4)常に「できない、やったことがない」問題を自分の力で解く訓練をしていることになるので、「当たって砕
 けろ精神」?が旺盛です・・・。
 「自分にバツをつけること、できないこと」を恐れないので、基本的にはよかったと思っていますー。

5)親が言うのもナンですが、決して「出来のいい」タイプの子ではありません(おっちょこちょいで忘れん
 坊)。そんな子でも、勉強の習慣がつき、勉強することを厭わないようになっているのですから、それだけで
 十分今後の自分の可能性を引き出し、生き生きと生きて行く基盤が備わっているのではないかと感じます。

※ちなみに4歳の息子は、お姉ちゃんがやっていることから「自分もやりたい」と言ったので、算数は数字の書
 き方、国語はひらがなをやってます。
 数字の書き順ができるようになるのは結構重要なことで、「ルールがある」ことが身につくと、算数は自然に
 できるようになっていきます。
 らくだプリント1枚は、一つの要素の繰り返し練習になっているので、「このプリントのルールは何なのか」
 がわかるとできるように作られています。

6 【学習が困難な子にも対応できます】
  私の対応事例:学習障害、不登校、聾の子、等などー

3 【教材の紹介】

〈名称〉らくだメソッド(教材)       http://www.rakuda-method.com/
  :算数・数学、国語、英語がありますが、ここでは算数プリントを中心に説明します。

●平井雷太氏が自分の息子さんを実験台に?、「教えなくても自分の力で解き進めていけるよう」、
約10年の歳月をかけて開発。
 平井氏はこの教材の開発に入る前、水道方式、公文、フリースクール運動、「楽しくわかるように教える塾」の主宰、等など、さまざまな教育の現場に携わる。

 その中で、「わかるように懇切丁寧に教えても、教えられるからできる子」ばかりで、「やったことのない問題でも自分の力で解こうと向き合う力」は育たないことに気づき、そのための教材をいかに開発するか、を自分のテーマとしました。
 
 ちょうど4歳だった息子さんが「お父さんの作った教材をやってみたい」と言ったことから、「数字を書く」ところから教材を作り始め、「こんなのできない!」と子どもが言ったら作り直す(教えなくてもできるように)ことを繰り返し、段階的にレベルアップしていくプリント作りに着手し、約10年かかって小学プリント計194枚、中学プリント計133枚を作成しました。

〈らくだ教材の特徴〉

1)プリントごとに「めやす時間」が設定されていること

:これの基準は、鉛筆が休まずにスラスラと解くことができた時間(=考えなくても解ける時間=身についたということ)であり、誰がやっても繰り返すとできる時間なので、必要以上に速くすることはありません。

 めやす時間内でできて、ミスが3つ以内だとクリア(合格)で、次のプリントへ進むことができるというルールですので、子どもにとってもわかりやすい。

 クリアしなかったら、また次の日に同じプリントをやればいいだけの話であり、その子それぞれ必要な枚数を繰り返すことになります。
 前のプリントをクリアしたことを踏まえて、次のプリントが作られています。

2)答え合わせを自分ですること。

:プリントの裏側に答えがあり、式のプロセスも詳しくありますから、どこで間違えたのか自分で確認することができます。
 自分の課題を自分で発見して解決する力がつきますし、自分で答え合わせをする力がつくことによって、勉強のやり方が身につき、自分にとって必要な勉強を自分でできるようになる力が育つことを想定しています。

※特に小学低学年ではなかなか自分で答え合わせをしっかりすることが難しいので、子どもによってはしばらくしなくてもいい(問題だけをしてきたらいい)場合もあります。

 数字を書くプリントから、+1、+2・・・と段階的に進んでいくように作られているので、時間内でクリアできるということは、ほぼ暗記していると同じことになっており、間違ったまま進む子はほとんどいません。

 また、原則週に1度の教室対応で確認・修正していきますので、家庭学習ではできるところから(最初から答え合わせ他まで完璧を望まずに)、徐々にいろいろな力をつけていくように対応します。

3)記録表をつけること。

 毎日やったプリントをやりっぱなしにするのではなく、記録につけることによって、自分の学習を振り返り、それを基に今後の学習の仕方を相談できます。


4 【その子それぞれに見合うものを与えられるのはなぜ?】

 「大人でも小1プリントからやるのが基本」ということを伝える
    〜先へ進んでいればいいということではない。

 「まずポイント(基準)となるプリントをやった上で、
        その子それぞれに合ったところに戻る、あるいは進むことができる」

    〜それぞれの子がそのときやっているプリントは、それぞれの子にとって今の
     「課題」「壁」なので、「どこをやっているか」は問題ではない。

    〜それぞれの子にとっての「まだできていない、ちょっと難しい」プリントに
     挑戦しているという意味で、皆「平等」です。

 先週土曜日、教育人間塾の交流会がありました。
ビアガーデンで楽しく飲んで語りましたが、その前に参加者有志の「発表」会がありました。
せっかくの機会なので、私も発表させていただきました。
今回、その原稿をそのまま載せていきたいと思います。

                        *

〈教育人間塾 発表レジメ〉   理想的な宿題とは?   すくーるhana主宰・飯田知樹

1 【なぜこのテーマでの発表を選んだのかー】

 今回私がこのテーマでみなさんにお話ししたいと思った理由は、
人間塾の意見交換の中で、「どんな宿題を出すのがいいのか」について、
迷ったり困ったりされている先生方がいらっしゃることを知ったことにあります。

 私が私塾を主宰している中で行っているのは、まさに、
「その子それぞれに見合った宿題を手渡している」、それに尽きます。

 それが可能なのは、そのために長い年月をかけて作られた教材があるからです。

 そこで、この教材を知ってもらえば、以下のことが可能なので、先生たちの負担が減り、
「子どもと向き合いコミュニケーションする時間(本業?」
に少しでも専念していただくことができるのではないかーと思いました。

1) 学校に導入することができる
2) 個人的に導入してクラス単位で使用することができる
3) 導入することはできなくても、この教材を参考に、
   自分なりの「宿題」を出すことができる…かもしれない?


2 【理想的な宿題とは?】

 それは先にも記しましたが、「その子それぞれに見合ったものである」ということに尽きるでしょう。
 問題は、それが可能なのかどうか?

○宿題というのは、それぞれの先生によって考え方がさまざまであることから、出し方も多様であり、
 私はそれでいいと思っています。
 が、先生たちの考えが多様であることと同様に、保護者である親御さんの考え方も多様であるところが、 
 悩むところなのではないでしょうか。

例)・宿題は最低限家庭学習の習慣をつけられるくらいのものでいい
  ・なるべく多く出して学力アップを期待できるくらいのものにしてほしい、等など

○また先生たち自身も、
「この子はまだここの部分が身についていないのでこれをやってほしい」
「この子は塾に行ってるようでもありこれは簡単すぎるだろう」

ー等など、日々感じたり悩まれたりしていることでしょう。

●また、それ以前に、「一人ひとりの子どもたちのことを考えた宿題を作成するための時間を、
 日々の校務に追われて取ることができない」ことに一番悩まれているかもしれません。

★私が自分のところの教材を紹介するのはー

今の先生たちの上記のような現実を鑑みて、
この教材を使えば教材作成に時間を費やす必要はなくなりますから、
その分の時間を子どもたちと接する時間を増やす方向に持っていったらいいのではないか、
と思っているからです。
 
○本来は(昔は?)教材作りが先生たちの大切な仕事だったかもしれませんが、今の現実に照らし合わせると、それを先生たちに望むのは酷というものでは・・・。

 さまざまな校務(雑務?)をやらざるをえない中で、どこかの時間を減らすとしたら、宿題のための教材作りの時間を減らすというのもアリではないかー。
 また、中途半端にしかできないとしたら、完成されたものを使うのも手ではないか−。


.
tomoto
tomoto
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

Yahoo!からのお知らせ

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事