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●今回私が参加した講演会の概要は以下です。
《札幌市青少年センター主催 厚生労働省委託事業(北海道若者サポートステーション)
若者自立支援保護者向けセミナー
「不登校・NEET・引きこもり 親にできることできないこと」》
●香山リカさんの講演会は以前にも一度聞きに行ったことがあり、本なども読んでいます。
彼女が今、「不登校・NEET・引きこもり 親にできることできないこと」ということをテーマにどんなことを話すのか、何を私たち(親)に伝えたいのかに興味があって、聞きに行くことにしました。会場のちえりあ(札幌市生涯学習総合センター)のホールは8割がた埋まっていました。
●彼女の分析と説明は、私を納得させてくれました。な〜るほどなぁ、という感じです。
以下にメモしたものから記しておきます。
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「不登校・NEET・引きこもり」と呼ばれる人たちが増えたのは、
世界的傾向であり、誰のせいでもない…時代のせい?
子どもの脳の風景はどこの子も変わらない
〜その弊害は…“いい意味で錯覚できない”
すなわち、情報が多すぎて、もっと実力のあるひとがいるとわかってしまっている
「今さら私なんて…」「私なんかより…」
やったってムダ、自信を持てない
ーどこかで思い上がってみるのが子どもというものなのに
“自分らしさ”へのプレッシャーが強大でー
普通に何か仕事する、作業をすることは、自分らしくない…?
自己実現しなきゃいけない…?
‘これらの事象は社会発展の末の豊かな社会になると必然のこと’
好きなことができなかったらもうダメだー方向転換できない
〜このような世の中でひきこもり、NEETになるのはある意味必然であり、
今の社会が生んだ当然の結果なので
・・・社会の手が必要、でも誰がどうやって解決すべきかは決まっていない
[解決の一助として]
◎子どもを何とかする前に、家族の息抜きは?ー心を健康に →こっちをまず大事に
〜自分の時間を持ったり、趣味を持ったり、
‘自分の人生をまず楽しむ’こと=自分のケア
○子どもに対してハレものにさわるようにびくびく接しない
「本当に心配している」ということを一度伝えておきさえすればいい
○子どもの起こすことに一喜一憂せず、
最短でも一ヶ月単位で考える「今月はこうだった…」
ー若いということはものすごい潜在的回復力がある
○ただし、若者100人に1人が統合失調症の可能性があるので、
その場合には「早く医療を」 ※幻聴(独り言)・妄想などに留意
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(以下飯田)
●私は今回、「いい意味で錯覚できない」という言葉になるほどなぁと思いました。
思えば自分も若い頃はいろいろと「錯覚していたなぁ」と思い起こしました。
年を重ねれば、自分の器を実感し、だからこそ、何ごとにおいても自分に見合ったことをしていくことになりますが、若い頃自分がそうだったように、「錯覚」することは大事なことだったのだな、と感じました。
もちろん、年を重ねたって新しいことに挑戦し続けることは大事ですが、それは「錯覚」とは別のことだと思います。
●ウチの娘(中1)は最近、アナウンサーになりたいという希望を持ち始めました。それもキー局の大手が第一志望です。それがどんなに難しく限られた道であるかー等などと話してもしょうがないと思い、「そうかいそうかい」と聞いていますし、一応応援もしています。
香山さんの話を聞きながら、私は娘のことを思い浮かべていました。まさに「いい意味で錯覚」し、「どこかで思い上がっている」に他ならないんですからー。
でも話を聞いた後、「娘はこれでいいのだ」と思うようになりました。彼女の成長に欠かせないこと、正常なことだとわかったのですから。
その、思い上がっているところが親にはハナにつくのですが、それはしばらくこちらが辛抱?すればいいだけのことだと気持ちも切り替えることができました。
そんな気になれたんですから、本当に聞きに行ってよかったと思えた講演でした。
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