さまざまな学びのかたち〜すくーるhana便り〜

「学力がつく」ことは「人間として生きる上での自信がつくこと」 …教育・子育てについて等意見交換しましょうねー

茂木健一郎

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●脳科学者の茂木健一郎さんが河合塾札幌校で「勉強法」に関しての講演会をするとのことで、私も話を聞きに行きたいなぁと思ったのですが、「高校生とその保護者」が対象とのことで、残念ながら行くことができませんでした。

 その茂木さんが勉強に関して少し話していたのをテレビで見たのですが、私のやっていることと重なる部分が大きかったので、最近発売されたという本を読んでみようかとも思っています。

 冒頭に紹介したのは、その茂木さんが紹介していた養老孟司さんの言葉です。私も以前それを聞いて、とてもしっくりくる深い言葉だと感じました。

 「学びの最大の成果は“自分が変わること”=“世界が変わって見えること”」、そして、「こんなに楽しいことはない」と茂木さんがコメントしていたのがとても印象的でした。

●往々にして、「自分が変わること」なしに「他人を変えよう」とするのではないでしょうか。
もしかしたら、「自分が変わること」は、それまでの自分を捨て去るようで「コワイ」のかもしれません。

 でも、茂木さんは、それが「楽しい」と言っているのです。

 私は、「自分が変わる」というのは、「それまでのこだわりをひとつずつ捨てて行く」作業であるのではないか、と感じています。

 年を重ねれば重ねるほど、「こだわりをすてて自由になれる」としたら、楽しい、ステキなことだと思いませんか?

●自分の子どもは今4歳、ものすご〜い「こだわり」があります。
子どもを見ていると、「こだわり」って、生まれながらにしてその子それぞれに持っているものなのだと感じます。

 でも時にそれは、自分自身を苦しめることだよなぁ、と思います。「そんなにがんばってこだわらなくていいじゃない?」と思ったり。

 しかし子どものこのような姿は、自分の小さい時の姿そのままだとある時思い至りました。

 今は、「思いきりこだわれ、こだわるだけこだわらないと、それを捨て去ることはできないだろう」とも、思っています。

●茂木さんは、筋肉はトレーニングすれば鍛えられるのと同じように、脳も鍛えられると言ってました。

 私は、筋肉も脳も、わざわざがんばって鍛える必要があるのかどうかはわからないし、人によって違うだろうと思いますが、どちらも使い続ければ衰えないし、使えば使うほど活性化するものであるのは間違いないーと、思っています。

《もちろん競争意識のもとで勉強することもあるが、今はやりの言葉で言えば持続可能ではないですね。
定規にあてはめて導く考え方は、個性が必要なこれからの時代にはうまくいかない。
将棋を喜びとして育っても、奨励会に入れば厳しくなる。
入試もそうです。ほっといても厳しくなる。必要ならば子どもを早く社会に出せばいい。
僕はチョウチョを採るのが趣味だったので、小学五年の時に昆虫採集で北海道に来ましたし、
日本鱗翅学会にも出入りしていた。広い世界に接することで厳しさは身につきます》

ーこのことは、なるほどと思いました。
 確かに、競争意識での勉強は、継続するものではありませんね。
「本当の学習」ではない、と言えるでしょう。

 その一つの例が、受験が終わって志望校に入ったにも関わらず、その後は全く勉強しなくなる学生が少なくないということでしょう。受験を否定するわけではありませんが、それだけの学習しか知らないと、後々の人生において不都合なことが生ずるように感じます。

 茂木さんは、敢えて競争させなくても、広い世界に接することで厳しさは身につくし、必要ならば子どもを早く社会に出せばいいと述べています。このことに私は共感します。競争させることよりも、親としてやるべきことがある、ということでしょう。

 このことをもっと多くの人に知ってもらいたいですし、その一翼を担えればな、と思っています。

《僕は、親は『ほめ』のアスリートになるべきだと思う。いいことをしたら、すかさずほめるのが強化学習に最も効果的です。子育ては、親にも子ども自身にもわからない個性を探す『宝探し』です。そのために親は、常に子どもの様子に気を配らなければならない。人材育成という点では企業でも同じです》

ー「ほめる」ことに対して、私は少々懐疑的です。
いつも「ほめよう、ほめよう」と頭の中に置いて子どもとつき合うのって、どこかおかしいと思いませんか?

 「ほめておだてて勉強させる」としたら、誰にもほめられなくなったら勉強しなくなることにはなりませんか?「ほめる」ことの背後に親の企みがちらついているようでもありますし。きっと茂木さんも、そのようなことをしてほしいわけではないと思います。

 それよりも大事なことは、「共感する」ことなのではないでしょうか。らくだの指導者をやっていて幸せなことは、子どもがプリントを合格した時に、いっしょに喜べることです。それが例えば、同じプリントを10回やって20回やってと繰り返した末に、ようやく合格できた時などは格別です。

 「ほめる」なんてことが頭に浮かぶ前に、「できた?やったねー!」と自然に心からの声が出てきます。子どもも喜びの表情に満ち溢れます。このような、心が触れ合えるひとときを常に持つことができることは、本当にありがたいことです。

 私が心がけていることは、子どもであっても「対等に」接すること、子どもは日々成長していますから、「先入観を持たない」こと、等などです。

《脳の一番大事な働きは学習すること。何かで喜びを感じて、神経伝達物質のドーパミンが出ると脳の活動が強化される。これが強化学習の考え方です。日本の教育は『教師あり学習』=正解を導く勉強に偏ってきたが、自分の喜びを掘り下げ、強化学習にたどりつく『教師なし学習』が大事です》

ーらくだの学習は、できるところからやり始めます。でも継続するうちに、誰でも「できないところ」にぶつかります。そしてここからが本当の「学習」のはじまりであり、常に「できないところを、自分の頭で考えて」やる学習になります。

 教材自体が、前のプリントができていることを踏まえて、ちょっとだけレベルアップしていく作りになっていますから、誰に教えてもらわなくてもできるのです。

 それでもわからなかったら、裏にある答えを見て考えればいいのです。答えに至るプロセス(式)を丁寧に記してありますから、どうやってやったらいいかわかりますし、どこで間違ったかもわかります(答え合わせも自分ですることになっています)。

 さらに、めやす時間でできてミスが3つ以内だったら合格(クリア)となり、次のプリントに進むことができるようになっていますから、合格した時の喜びは格別です。

 ということは、常にドーパミンが出る学習になっているのですから、らくだは茂木さんの言う「脳を活かす勉強法」そのものではないかと感じるのですがー。

《親や教師に押し付けられたり、偏差値を比べたりではなく、難易度を調整して自分のペースでやることです。脳の仕組みから考えれば、劣等感や苦手意識は学習の邪魔になる》

ーらくだは人と比べませんし、どこの部分をどのくらいやっていくかは、本人と指導者との合意の上で決めていきますから、押し付けず、自分のちょうどいいところを、自分のペースでやっていくことになります。

 最近、札幌に脳科学者の茂木健一郎さんが講演にいらしたそうですね。
彼が言っていることは断片的にしか読んだことがないのですが、こと教育に関することがらは頷ける点が多く、私がやっていることと通じることが多々あるなと感じています。

 3月10日付の北海道新聞に、「喜び掘り下げ自主学習」というタイトルの茂木さんのインタビュー記事が載っていました。その中からコメントを加えてみたいと思います。

《まずは文系・理系という言葉を死語にしてほしい。大学の四年間で人生が決まるなんてことはない》

ー同感。高校の段階で、「文系・理系」に分けてしまうことは、可能性にフタをしてしまうことに過ぎないのではないでしょうか。

 かく言う私も、高校時代に部活に熱中し過ぎたからか、高校受験のための勉強への反動か、ほとんど勉強をしなくなったので、必然的に数学ができなくなり、「自分は理系に向かない」と勝手に決め込んで、「ラクな」文系に進むことに何の躊躇もありませんでした。

 でもらくだに出合って小学生から算数を学び直してみると、これがおもしろい!誰でもそれぞれのペースで学んでいけばある程度まではできてしまうこともあらためて実感しました。

 本当に才能のある人は、茂木さんもそうですが、「文系・理系」なんていう概念など頭にないですよね。数学者はいいエッセイを書くというし、読みやすい文章を書くためには論理的に書かなければいけないわけですし。

 映画監督の北野武さんは、「映画を撮るためには頭をフル回転させて構成を考えたりしなければいけないので、算数数学の素養がないとできない。算数の勉強は大事」というようなことを述べていたことが印象に残っています。

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