さまざまな学びのかたち〜すくーるhana便り〜

「学力がつく」ことは「人間として生きる上での自信がつくこと」 …教育・子育てについて等意見交換しましょうねー

教育全般

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 「地域発!どうする日本“変わる義務教育 学ぶ力をどう伸ばす”」(NHKテレビ)を見ました。
 教育の現状や先進的な試みをしている場を取材し、それに対してコメンテーターの方々が考えを述べる番組でした。

 コメンテーターは、茂木健一郎さん(脳科学者)、金子郁容さん(慶應義塾大学大学院教授)、本田由紀さん(東京大大学院教授)、牧野剛さん(河合塾講師)の4人です。
 私はこの4人ともわりとよく知っており、このような教育を考える番組でこれらの方々がコメンテーターをつとめられることをうれしく思いました。

 特に茂木さんは、「日本の教育で一番いけないのは、最終的な目標が大学入試であること!」とテレビで堂々と?言ってくれるのですから、快哉ものです。彼の著書では常に言い続けていることですが。

 「大学に入ったら人生終わりではないんです。その後の人生が長いんです。いかにその後も学びつづける力をつけていくかが大事で、小学校の時からそのためのトレーニングをするべきなんです」…まさに。

 牧野さんは、「いい学校に入っている生徒たちも、受験のためのトレーニングをしてきただけで、いつもいらだっている子が多いんです。現実には大学入試があるので、本来の学びとの‘矛盾’はしばらく続くかもしれませんがー」と述べていました。

 「学校にさまざまな‘地域の大人’が入っていくこと」もコメンテーター共通の認識でしたし、茂木さんは「先生にはファシリテーターとしての役割が必要になる。今までと別の教師力が必要」とも述べていました。

 「教師にはこれまでの‘教える’ことをするだけでなく、子ども同士、あるいは子どもや地域の大人が学び合うような‘ファシリテート’をするための技術が必要」

ーこれは、私がらくだの指導者になる際に、あるいはなってからも、何度もトレーニングしてきたことです。
 らくだの指導者は、「学習支援コーディネーター」と言われる由縁です。

 このことが、今、「これからの学校の教師に必要な力」として議論されているのですから、時代は変わるものです。しばらくやっていなかった「インタビューゲーム」を含んだ講座を、再びやっていく必要性があるのではないかとも思いました。できれば学校の先生たちを交えるかたちでー。

 「学校はネットワークの核」になること。「地域のコミュニティ」の中心になること。
 「最後は教師の人格なんです」。
 「清廉潔白な人ばかりいればいいというのではなく、教師でも足りない部分を子どもに見せることも大切」。

 このような言葉がコメンテーターの方々から出て来ました。できればもっと、この4人の方々の議論、そしてそれぞれの教育に対する考えをお聞きしたいと思いました。

 最後に茂木さんがおっしゃったことは、「一言、子どもたちを信じましょう!」。
 この茂木さんの最後の一言には、なかなか深い意味が込められていると感じます。子どもたちを信じるところからじゃないと、何も始まらない、そう私も思います。

 前も書いたかもしれませんが、茂木さんのような方が、政府の教育審議会のような場に参加することになったら、日本の教育も根本から変えられるかもしれませんー。

  【親の役割、何をすべき?】より

《米国の「ネットマム」と呼ばれるジーン・アーマー・ポーリーさんは、子どものパソコンからのインターネット利用において「子どもを信じるだけではだめである。注意・監視し指導しなければいけない」と主張している。これは日本の子どもの、パソコンからのインターネット利用より指導が難しいケータイからのインターネット利用において、特段に重視されるべきことであろう。》

《米国では、子どものインターネット利用は注意しただけでは効果がないとされる。子どもに約束させ、ルールを作るのがあたりまえとされているのだ。日本の親はパソコンより注意が大変なケータイで注意、約束させなくてはいけないから大変であるが、ルールを定めたら本当に守られているかどうか監視しなくてはいけない。

そのためには、時には利用履歴や、交信相手をチェックしたりしなくてはいけない。その際に、子どもが「プライバシーの侵害だ」などとわめいたら「親には子どもを守り育てる義務がある。親の義務が優先する」ことを教えなくてはならないだろう。

 子どもがなんとか納得して約束したように使っていても、巧妙なインターネットの罠にかかることがある。そのときはしっかり相談相手になったり、問題を解決しなくてはいけない。》

《私は「コンピュータ・フィルタリングだけでは不十分。親が勉強して人間フィルタリングにならないといけない」と説いている。ようするに、インターネット時代の子育てでも、これまでと同じように道具を与える以上、子どもがよい使い方をしたらほめ、悪い使い方をしたら叱り指導することをしなくてはいけないのである。》

●「人間フィルタリング」という言葉はあまりいい感じではありませんが、これに類することは親としてしていく義務があり、そのための勉強を惜しんではいけない、そうじゃないと取り返しがつかないことにもなりうるのではないかと私は思います。

《バイパス・チャンネルを使って、子どもたちは危ない品物を買うだけではなく、売ることもできる。たとえば親に知られずに、下着や自分の身体を売ることもできる。実際に女子高生たちの下着販売も女子中学生の幼い性を売るエンコーも、いまや珍しいことではなくなった。ちなみに親にも先生にも知られず少女売春をした少女たちが、こんなことを言っている。

「ケータイがなければエンコーなんてできない。街で知らない大人に声をかけるなど、恥ずかしくてできない。でもケータイがあれば、親に知られずに簡単にできる」

 この少女たちの証言をもう少し補足すれば、こういう言い方になるはずだ。
「ケータイで出会い系サイトを使ってエンコーすれば、恥ずかしい思いをすることもなく、しかも簡単に、効率的にお金をくれる大人を探すことができる。また、そのはじめて会う相手と確実に待ち合わせ、行動をともにすることも簡単にできる」

 ケータイなどという道具があるから、“エンコー’が増えるのだ。その結果、子どもが出会い系サイトを使って大人を誘ったら、その子どもを罰するという変な法律までできる始末だ。私もテレビに出演し、「もう出会い系サイトを使ってはいけない」と子どもに呼びかけたが、そんなお説教では効き目がないようだ。

 実際に、私はラジオ番組の制作に協力してくれた少女からこんなことを言われた。
「先生はテレビに出て、ケータイで出会い系サイトを使ってはいけない、と言っていたけれど、あれはとても便利なもんだから、使わないわけにはいかないよ」と。》

《たぶん、このメディアを使い込む思春期の子どもたちにとっては、ケータイは単に暇つぶしの遊び道具以上の、パワフルなツールに見えているのではなかろうか。

子どもたちは、このメディアを、まずさまざまな遊びの道具に使う。いつでもどこでも、時と場所を選ばず使うことができる。一人で遊ぶのがおもしろくなければ、インターネット上のバーチャルな時空間でも、物理的でリアルな時空間であっても、仲間を簡単に作ることができる。

遊ぶためのお金がなければ、インターネットで写真を売ったり、アフィリエイトしたりして小遣い稼ぎもできる。これまでの思春期の少年少女ならば、やろうと思ってもできないことができる。いや、考えもつかないこともできる。これまで、いけないといわれてきたことが何でもできる。

 いうなれば、これは現代の思春期の子どもたちが手にした史上最強のメディアなのである。もちろん最強のパワーを発揮するからには注意して使わせなければ火傷もする。リスキーなメディアでもあるのだ。

 この場合のリスクは、最強のメディアを使う子どもたちだけではなく、それを好き勝手に使わせる親・保護者にも発生するのだが、そのことを日本社会の大人は本当にわかっているのだろうか?》


●「ケータイは打ち出の小槌」とはよく言ったものです。
 子どもたちにとってはまさにそのようなものになってしまっているのでしょう。

 これを所持するか否かで、大きく人生が違ってくるでしょう。それがいい方向へ行くように、親は自分の子どもの特徴を見て、当初は「共有する」かたちで持たせなければいけないでしょう。

 子どもを食い物にする大人たちは、手ぐすねを引いて待っています。また、子ども同士でも言葉のやりとりだけの世界では、どんどんエスカレートしていきます。本当に厄介な世の中になりました。

 “家庭円満’で子どもに何ら不満はなかったら、ケータイを持たせても問題は起きることはないのでしょうか。もしくは、ケータイを持ちたいとも言い出さないのでしょうか。そのような家庭は、いったいどれくらいあるのでしょうかー。

  [第7章 学校裏サイトから考える課題と対応策]から 【天狗の隠れ蓑効果】より

《もちろんそのような親や大人ばかりではない。「親指族」にコンプレックスを抱かず、ケータイが「電話もできるインターネット端末で、そもそも未成年者に好き勝手に使わせてはいけないメディアだ」という本質を見抜いている大人は、自分の子どもにケータイを買い与える前から注意や指導の方法を考えようと努力する。

しかしそのようなまともな親や大人でさえ、子どもたちのケータイからのインターネット利用の実態を知り、指導することは大変だとすぐに悟る羽目になる。なぜならケータイに搭載されたインターネットの機能は、子どものインターネット利用実態や情報行動を見えにくくする効果を発揮するからである。

 たとえば米国では「インターネットには『ダイレクトリンク』(ダイレクト・コミュニケーションともいう)というメディア機能があるから、子どもに使わせるときは注意しよう」という常識がある。ダイレクトリンクというのは、とくに思春期の子どもの成長に要注意の機能で、インターネット上の有害情報を保護者や教師の頭越しに直接子どもに届けてしまうメディアのサービス機能のことをいう。》

《ようするに、いまや日本の社会には、子どもの最終責任者である親や、まともに子どもを育てたいと思っている教師など大人の頭越しに、見知らぬ大人が未成年の子どもたちに直接働きかけることができる「バイパス・チャンネル(迂回ネットワーク)」が形成されたということだ。》


●本当に、ケータイの利用実態は見えにくい。
 例えば目の前でケータイを使っていても、いったいそれが本当に必要なやりとり(親の目からみて)なのかどうかはわかりません。

 「部活(ウチの娘はサッカーのクラブチームに入っている)の連絡」と言われれば、そうなのだろうと信じるしかありません。
 履歴を見ればいいといっても、かなり知恵(悪知恵?)のついてきている娘は、履歴をすぐさま消去する術を知っています。

 常に横から覗き込めばいいのでは?と言われても、いつもそれをするのも「信用」をしていないようで、憚られます。もっとも、信用を裏切る行為をすでに何度もやっている娘です。だからとうとうケータイは解約。クラブの連絡は母親の携帯を使うことになってしまいました。

 クラブの監督からの連絡事項は、最初からケータイメール連絡のみ。だからしょうがなく小学校高学年で買い与えた(といっても親のケータイを貸しているという約束)ケータイですが、多くの約束違反によって今はなくなってしまった。

 でも、本人にケータイを与えなくても、本当にやりたければクラブはできるはず。「ケータイがないとできない」と周りが思い込ませたのが一番よくなかったーと、思う今ですが、一度は持たないとわからないこともいっぱいなので、いい勉強になったと思うようにしています。

 「ダイレクトリンク」だからこそ、子どもたちはケータイを使いたい。親はだからこそ簡単には使わせたくない。ケータイをめぐっての火花は、今しばらく治まりそうもありません。

  [第3章 子どもを使って稼ぐ営利企業]から 【思春期の欲求を衝く各種サイト】より

《本書ではこれまでに、そうしたインターネットの遊び場の数々を紹介してきた。学校裏サイト、プロフ、ゲームはもちろん、メル友募集、プリクラ、ショッピング、オークションなどさまざまな遊び場は、とりわけ思春期の子どもらに特有の願望に応えて作られる。

換言すれば、パソコンやケータイという電子メディアが作り出す遊び場は、思春期の子どもらのニーズが生み出した、あるいは思春期の子どもらの深層にあるインターネット空間願望に応えたサイバー遊園地といっていいだろう。

過去九年間に液晶の小さなサイバー空間に作り出されたそれらインターネットの遊び場の種類を、自意識や性意識の高まり、自立と反抗、連帯意識と仲間作りといった思春期特有の心理ニーズをもとにして、次の五つに分類することもできる。

1)自己顕示欲を満たす遊び場(モデルサイト、プロフなど)
2)心の癒しや寂しさを満たす遊び場(アイドルサイト、メル友募集サイトなど)
3)友情、恋愛感情を満たす遊び場(プリクラサイト、恋愛サイト、学校裏サイトなど)
4)スリルと破壊欲求を満たす遊び場(ゲームサイト、とりわけRPGや戦闘ゲーム等)
5)物欲、金銭欲を満たす遊び場(懸賞サイト、オークションサイトなど)


●よくぞまあここまで子どもたちの心理ニーズにつけ込んだ「商品」を開発するものだ…と呆れるというか商魂たくましきかなというかー。

 いつの時代も本当に悪いのは子どもじゃないんですよね。小さいうちからその心を絡めとるような商売をして、それに携わる大人たちは心が痛まないのだろうかー。

 そんなこと考えていたら、今の「経済社会」で生き抜いて、「勝ち組」になることはできないということなのでしょうね。歪んだ資本主義社会の姿ですね。何もここまで子どもたちを食い物にすることはないでしょう。他の国のどこがここまでやってしまっているのかー。

 資源もなく、今となっては「産業」もなくなってしまったといっていいこの国において、お金を儲けることにおいてもはや「タブー」はないのでしょう。その影響が、すべて子どもたちに反映してしまっているだけなのでしょう。

 これに抗していくのは大変だ。でも、「こんな社会から一抜けたー」という声があちらこちらから聞こえてきてもいます。新たな生き方、本当の意味での幸福を追い求める生き方を模索する若者たちの声が上がってきています。
 最初は小さな声であっても、一つの綻びがやがて大きな穴となり、突破口を見つけ出すかもしれません・・・。


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