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平日の真っ昼間の講座に果たしてどれくらい来ていただけるのか・・・と思いつつ、とにかく自分が体験したいと思ってやることにした講座でしたが、なんと申し込みは定員の10名いっぱい、家の前が車で溢れる状況で行われることになってしまい、私にとってはうれしい悲鳴となりました。自宅でやったので、子どもたちが2階で存分に遊びながら講座をすることができたのもよかったです。
●講師の井上さんから「黒猫タロウの屋台屋本舗」のゲームの説明を受け、参加者はペアになり、ゲームを進めていきました。
アルバイトの人数や、ラーメン、団子、ソフトクリームとそれぞれ値段の異なる商品の仕入れ数をペアで相談して決めた後、サイコロが振られます。そして出た目の数によって販売数が決まるので、その結果によってそれぞれの仕入数から売り上げが違ってきます。これを10回繰り返して赤字になるか黒字になるか、売り上げが上がるかそこそこで終わるかの結果を出します。
それぞれのペアの特色が出て楽しめます。そして、自分のやり方を振り返っていろいろな思いを巡らせます。
サイコロの目によって、売上額が違ってきます。いい目が出ると、その商品を多く仕入れていたペアは売り上げが増大します。でも、悪い目が出ると、多く仕入れていた分だけ損が出ます。
アルバイトを多くすると売り上げが倍になる設定なのですが、売り上げが少ないときはアルバイトへの報酬がかさむので、どんなタイミングでアルバイトを増やすのか考えます。
●サイコロの目が振られる度に、一喜一憂でした。
本当の商売だともっといろいろな要素が入ってきます。でも、参加していた個人事業をやられている方は、「そんなもんですよ(商売はサイコロの目を振るようにある程度運不運に左右されるもの)」ともおっしゃっていました。
運不運に左右されることが前提でも、最後まで「倒産」せずに経営し、さらに売り上げを伸ばすこともできるようです。この体験は、ゲームとはいえ貴重です。ゲームだからこそシミュレーションして楽しめるとも言えるでしょう。
誰とでもでき、いろいろな思いを共有できるので、いろいろな年齢、さまざまな分野の方々と繰り返しやれればいいと思いました。家族でするのも一興です。「人生ゲーム」に似ているといえば似ているかもしれません。
●今回、3人の方が都合により12時で帰りました。ゲームを5回まで終えました。
残りの8人でゲームを10回繰り返したところで終了予定時間の13時になりました。
その後残ることができたのは、私と井上さんを含めて4人でした。
このようなワークショップ形式の講座は、終了後にそれぞれ感じたことを交換し合うひとときを持つことができればより深まるのですが、それを含めるとトータルで4時間から5時間の講座になってしまいます。あらかじめそのような時間設定での講座を行うことができればベストなのですが、それだけの時間の都合をつけられる方はなかなかいらっしゃらないだろうことから、「短縮バージョン」でやることが多くなります。
私は井上さんに以下のような質問をしてみました。
「今回のようなワークショップを2〜3時間でするとなると、2つのやり方が考えられますね。1つは、ゲームを5回で終えて、振り返り、意見交換の時間を確保しておくやり方。もう1つは、振り返り、意見交換の時間が最低限になることを覚悟の上で(?)ゲームをとにかく規定の?10回終えることを優先するやり方。いったいどちらがいいのでしょう?」
これに対して井上さんは、「それはいつもジレンマなんです」とおっしゃってくださいました。私はその返答に納得です。
ゲームが5回だとゲーム自体を深められないですから、振り返りの時間をたくさん取ったとしてもあまり深まらないかもしれません。ゲームを10回だとこのゲーム自体をひととおり味わって試行錯誤ができますので、ゲームを満喫した上で感じることが多くあると思いますが、それを交換する時間は取れなくなるので、個々で感じたことを持ち帰ることになります。
どちらを取るかはその時の状況によるのでしょうが、基本的にはそのゲームの全体像をつかまないことには得るものが少ないでしょうから、交換の時間が減ったとしてもゲームをなるべく遂行することの方が大事になるのでしょう。
ゲームを終えた後、各自で感じたことをB6カードに書く作業はしていただきましたから、これを参加人数分コピーして後で送付することが大切になってきます(本当はその場でコピーして持ち帰っていただくのがいいのですが)。これを後で見ることによって、それぞれが感じたことを知ることができ、自然と学びを深めることができます。
●何度もやると、いろんなものが見えてきそうです。
要望があれば私も出前講座をやっていきたいと思っていますので、関心のある方はご連絡ください。中高生あたりの金銭教育にもとてもいいような気がします。楽しんで学べますので。
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