さまざまな学びのかたち〜すくーるhana便り〜

「学力がつく」ことは「人間として生きる上での自信がつくこと」 …教育・子育てについて等意見交換しましょうねー

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 5月、6月計8回に渡って、毎週月曜日夜に行われた講座が終り、無事「修了証書」をいただくことができました。月曜日の生徒対応後、急いで出かけても遅刻になることが多かったのですが、休みは1回のみになんとか抑えることができました。

 タイトルに上げたテーマは小難しい感じがするかもしれませんが、内容は「英語多読のススメ」でした。「英語多読」がいいということは、専門学校で英語の講義をもっている連れ合いがずっと前から言っており、「すくーるhana」にももう5〜6年前に導入しています。

 しかし、「英語多読」は知る人ぞ知るで、なかなか一般的になっていきません。私が今回この講座に参加しようと思ったのは、「北大にも英語多読が導入されている」という事実に少々驚き、そこではどんな形で実践されているのかを知りたかったのと、「英語多読」の意義を改めて知っておき、今後に活かしていきたいと思ったからです。

●詳しいことはネットで調べればすぐ出てくると思いますが、私は「やさしい英語の本からたくさん読む」「読んだ総語数を記録していく」、そして「英語で読書を楽しむ三原則」のある英語多読を気に入っています。その「三原則」とはー

1、辞書は引かない
2、わからないところはとばす
3、つまらない本はやめる

 ご存知のない方には、「え〜っ?」と思われることかもしれません。私も最初はびっくりしましたが、実際に多読教材の一番やさしい本を手にしてみると、「なるほどこれなら辞書はいらない」と思うと同時に、別な驚きがありました。

 なぜかというと、例えば、タイトルには文字がありますが、教材の英語絵本の中身には一切文字がなく、「絵」でそのタイトルはどういうことなのか、ということを表しているのです。つまり、英語のニュアンスを、日本語を介することなく、絵を見て体で感じ取るということになっているんです。

 私はこの一番やさしい多読教材を見て、「これはすばらしい」と思いました。子どもだって、親といっしょにやっていけます。むしろ子どもの方が素直に入っていくでしょう。

 そして、次の段階の教材には単語が1語増え、次は2語増え・・・となっていきます。単語の意味などわからなくても、絵でそれを感じ取っていけるんです。これを続けていれば、英語の世界がどんどんと体に入っていくだろうと感じています。

 私自身、1年位続けました。その後多忙になったことを理由に途切れていますが、どなたかやりたい方がいたらいっしょに続けたいと思いますし、5歳の息子にそろそろ毎日1回読んであげることはできないかなとも思っています。

●今回の講座では、私が理解していた多読の意義を再認識することができました。
 やり方としては、北大でやっていることも、ウチでやっていることも変わりません。学習コーディネーターがいて、多読教材があって、共に学ぶ仲間がいて、毎日読んで記録して、語数を地道に積み重ねていって…目標の「100万語」に近づけていく、というわけです。

 さすがに北大には、さまざまな多読教材を揃えてありました。「童話」「科学」「地理」「動物」「伝記」「歴史」「音楽」等など、ありとあらゆる分野の多読教材がありました。それらは北大図書館に納められてあり、学生はもちろん、希望すればどなたでも借りることができます。今回の講座では、毎回教材に出て来る表現法をいくつか先生が提示して学んだ後に、自由に本を手に取って読む時間が作られました。

 最終日、「聞きたいことがあったらどうぞ」ということでしたので、私は先生に、北大にいつから多読を導入したのか伺ったところ、2〜3年前からとのことでした。先生の講義としてやられているわけですから、「単位」として認められるのですが、「自由に読む」多読を、テストで評価する意味は感じられないので、どう評価していくかが少々難しいとのことでした。

 一人でどんどん読み進む学生もいれば、あまり進まない学生もいます。得てして難しい本を手にしようとする学生が結局は継続していかないことになるそうです。最初のうちは意欲があっても、難しい本だとやはり疲れてしまい継続には結びつかない。やっぱりやさしい本から気楽に続けていくのが多読には一番合っているようです。

 私は、「それぞれの人がそれぞれに合ったレベルのものからやっていけるのがいいところだと思っているんですが」と言うと、やはり同じことを思っておられるようでした。この先生たち(2人)といろいろお話をすることができてよかったです。どちらの方もイギリスに留学された体験があるそうで、もちろん英語は堪能です。そのような方たちが多読を推しているというところに、大きな意味があるような気がしています。

●「英語多読」と「らくだ学習」、とても近いところにあると感じます。どちらも「セルフラーニング」、それぞれの人に合ったやさしいところから始めていき、毎日1枚あるいは1冊、いかに継続するかということになります。

 多読は、ネット上で「タドキスト」と呼ばれる人たちがサイトを開いてお互いの進捗状況を交換したり、情報交換したりしています。これが「一人ではない」励みになる点でもあります。

 どなたかやってみたい方はいらっしゃいませんかー?

 寺脇研さん来札を知らせてくれた知人から、また別の講座のがあることを知らせてくれました。
その案内を見て私はビックリ。「英語多読のススメ」の講座ではありませんか。

 ‘すくーるhana’はらくだメソッドが中心の学び場ですが、もう一つの柱に「英語多読」があり、「Picture Book Club」と称して、そのための教材(英語絵本)を豊富に揃えています。

 連れ合いが専門学校で英語の講師をしているのですが、その専門学校でも「らくだ教材」と「英語絵本」を使っています。私も連れ合いも、「らくだと多読を続ければ英語の力は確実につく」と確信しています。

 多読のための本の一番優しいものは、なんとタイトルだけが英語で記され、8ページの中身には言葉が記されていません。「絵で表現されている」のです。私もこれには驚きました。それから段階的にレベルアップしていきますが、1語から2語、3語、4語…と文字が増えていきます。

「簡単な絵本から1日1冊読んでいけばいい」のです。らくだは「1日枚やればいい」のですから、考え方はいっしょです。最初の絵本なんて、2〜3分で終わりますからね。

 しかし、これをなかなか続けられる人は出てきません。大人の方で2〜3年続けられた方はいらっしゃいました。ウチの娘(中2)もやればもちろんいいのですが、らくだの数学英語に加えてこれを毎日の習慣にするのは、本人の強い自覚なしにはなかなか難しいことです。NHKラジオ「基礎英語」はなんとか毎日聞いているようですが。

 今回、講座の案内を見て、多読の持つ力を一般に広めていきたいという方が増えているのだな、と感じました。これまでは一部の熱心な方々がこれを広めようと尽力されてきましたが、もしかしたらこれから一気に広まっていくのかもしれません…?。

 私自身、ある程度はやって記録し続けたのですが(累積1万語で英語を自由に駆使できるようになる、という話もありー)、忙しさに紛れてやらなくなってしまっているので、この講座への参加を機に再びやり始めようかとも考えています。

 以下に、案内を載せておきますので、よかったらどなたかごいっしょにー。

                        *

    平成21年度北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究員公開講座
         「英語圏の児童向け学習図書で学ぶ英語表現」公開講座

「英語の本が読めるようになりたいけど難しくて…」と思ったことはありませんか。
 そんな人に最初のステップとしてお勧めしたいのが、挿絵や写真がたくさん入っていて、活字も大きく、シンプルな英語で書かれている英語圏の児童向けの本を読んでみるという方法です。

「そんなレベルでは勉強にならないのでは?」と思われるかもしれませんが、注意して読んでみると、基本的な単語で成り立つ自然で日常的な表現が学べるだけでなく、文化的・雑学的な発見もあってなかなか面白いものです。

 この講座では毎回異なるシリーズの本を取り上げて、「学校では習わなかったけれど英語圏ではよく使われている表現」や「知っている単語ばかりなのに自分ではなかなか思いつかない英語表現」などを学びます。

 講義だけでなく、実際に薄くて易しい英語の本が楽しく読めるという体験をしていただきたいと考えています。他の受講生と情報交換をしたり、一緒に考えたりする時間もありますので、和気藹々とした雰囲気の中でひとときの英語学習を楽しみましょう。

第1回 5月11日  英語学習における「やさしい本」の活用法
第2回 5月18日  絵本で垣間見るイギリスの日常生活
第3回 5月25日  地域色豊かなオーストラリアの学習絵本
第4回 6月 1日  英語で楽しむ科学絵本
第5回 6月 8日  英語で学ぶ理科・社会
第6回 6月15日  英語で読み直してみる童話
第7回 6月22日  英語で広がる世界の知識
第8回 6月29日  千里の道も一歩から―絵本で始める気軽な多読

講師:北海道大学大学院 准教授  高見 敏子
    北海道大学大学院 准教授  原田 真見

○受講をご希望の方は下記の要領でお申し込みください。

a.. 開講期間  平成21年(2009年)5月11日〜6月29日 毎週月曜日 全8回
         午後6時30分〜8時00分(各回1時間30分)
a.. 実施会場  北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院 105室(1階)
       (札幌市北区北17条西8丁目、地下鉄南北線「北18条駅」から徒歩10〜15分)
a.. 受講資格  満18歳以上の方であればどなたでも受講できます。
a.. 定 員    40人
a.. 受講料    4,000円(銀行・郵便局での振込。受講決定後、振込用紙を送付します)
a.. 修了証書  6回以上受講した方には、最終講義終了時に修了証書を交付します。
a.. 申込方法
a.. (1)申込期間  平成21年4月6日(月)〜午前9時〜午後5時 (ただし、土・日・祝日を除く)
         ※なお、定員に達し次第受付を終了いたします。

b.. (2)申込先   札幌市北区北17条西8丁目 北海道大学メディア・観光学 事務部(2階)
         電話 (011) 706-5115、5129 FAX (011) 706-7801
         Eメールsoumu@imc.hokudai.ac.jp(件名に「公開講座申込み」とご記入ください)
          http://www.hokudai.ac.jp/imcts/kokaikoza21.html

c.. (3)申込手続 Eメール(郵便・FAXも可)でお申し込みください。 申込書書式PDFファイル
          お申し込みの際は、氏名(ふりがな)、住所、電話番号、生年月日、性別、職業、
          道民カレッジの受講生であるかをご記入の上、ご送付ください。
          (電話による申し込みは受け付けできませんのでご了承願います。)
          なお、納入した受講料はお返しできません。

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 この本は、他の本を借りようと行った図書館の「新刊コーナー」にたまたまあったので手にとったのですが、著者の「英語」「留学」「教育」に関する考え方に共感しましたし、日本人の留学の実例に触れて唖然としたりやっぱりと思ったり、いろいろと考えさせてくれました。手にとってよかった本です。

 本書の中で、もっとも共感したのは以下の二点です。

《テストのために勉強するということがなくならない限り、日本人が真の英語力を身につけることは難しいでしょう》

ーこれは、「英語力」に限らないことではないでしょうか。この国の教育に携わる人たち、ことに今後の教育のシステムを動かしていくような方々には、このことを今一度しっかり考えてほしいものです。

《物事を深く考え、自分なりの考えをまとめることができる能力を持ち、そして努力することを苦としない子どもは、どんな会社に入っても、どんな国に行っても、そしてどんな時代になっても困らない》

ーこれは私にとってとても勇気づけられる言葉です。らくだ学習を通して身につけてもらいたいと思っていることだからです。

以下、他に気に留めた部分を抜粋しますー。

【まえがき】より

《世界の中で、高校受験、大学受験、就職試験に至るまで英語を課しているのはおそらく日本くらいじゃないでしょうか。英語ができないのは頭が悪いと思い込んでいる人がいるくらい、日本人は英語コンプレックスを持っています。これは、ひたすら英語が学力を試される対象とされているからに違いありません。

 いくら小学校から英語を教えても、このコンプレックスの原因を解決しなければ、日本人は本当の意味で英語をモノにすることなんかできません。
 語学とは本来、体で覚え、何かをするために使う“道具”です。いくら自分の運命を決めるためとはいえ、テストのために勉強するということがなくならない限り、日本人が真の英語力を身につけることは難しいでしょう》

《日本には英語力をつけることが留学の目的と考えている人が、まだたくさんいます。またその心理を利用した留学エージェントができては消え、消えてはできの連続で、世界のあちこちでちょっと考えられない留学をしている日本人がワンサといるのです。アメリカの南部のさびれた町のさびれた大学に日本人が200人もいるとか、カリフォルニアのロングビーチにあるアパート一棟に住んでいるのが全員日本人留学生とか…。しかもその人たちが目的としていた英語力さえ身につかないといった有様です。

 また、英語を学ぶのは早ければ早いほどよいからと小学生をひとりで留学させ、自分のアイデンティティーを失ってしまって立ち往生するといったような「帰国子女問題」を親ぬきで経験してしまうことすら起きています。

 本書では、私が見聞きした世界中のあちこちで起きていることを紹介するとともに、英語はなんのために、留学はなんのために、もう少し突っ込んで教育とはなんのために、ということを考えてみたいと思います》

【親は子どもをどう育てたいのか】

《留学カウンセリングに長く携わっていると、「ぜひ我が子を留学させたい」という親御さんに多く出会います。中には「できるだけ早くから、小学生から」という親御さんもいて、頭が痛くなる思いをすることも数えきれません。そんな親御さんに出会うたびに思うのは、「いったいこの人は、我が子をどう育てたいのか。どんな人生を送り、どんな人間になって欲しいのか」ということばかりです。

 おそらくそんな親御さんが考えているのは、「頭のいい子になって欲しい」なんでしょうね。
 幸福感とは人それぞれによって違いますし、国によっても異なるものです。とにかく健康で食べるのに困りさえしなければ幸せという人は世界中にたくさんいますし、その一方で富と名声に恵まれなければ幸せとは言えない、と断じる人もいます。

 衣食住に困らない現代の日本では、「幸せ」を実感しにくいのかもしれません。それでもなお、人は「幸せになりたい」「我が子に幸せになって欲しい」と願うものです。

 ここで忘れないで欲しいのは、頭のよさが常に幸せに結びつくものではない、ということ。頭がよく、素晴らしい学歴の持ち主になったとしても、近くで見ていて幸せそうに見えない人というのは、多いものです》

《となると、親が子どもに求める「頭のよさ」や「幸せの形」はどういったものが望ましいのでしょうか。このことは個々の親が考えなければならないことですが、ひとつ言えるのだとしたら、「自分で考える力」を持った子どもは強い、ということ。さらに、コツコツと地道な努力を重ねることができる忍耐力があれば、申し分ありません。

 習得能力のよさだけでなく、物事を深く考え、自分なりの考えをまとめることができる能力を持ち、そして努力することを苦としない子どもは、どんな会社に入っても、どんな国に行っても、そしてどんな時代になっても困らないものです》
 
【これからの英語教育のあり方】

《英語力がありさえすれば」と信じ込んでしまうことには、日本の教育機関や企業にも責任があります。今やすべての入学試験に英語が入っていますし、仕事内容にまったく関係なくても入社試験には英語の試験が入っています。そのため、「英語さえできれば」と信じ込んで子どもの頃から英語漬けにするようなむちゃな親が生まれてしまうのです。

 この悪い風習を断ち切るには、高校、大学、就職の試験から英語の科目を取り去ってしまうことが必要です。大学は学ぶ内容に合った試験をするべきだし、就職だって仕事内容に役立つ知識の有無を確かめるための試験をするべきです。使う必要もないのに、英語力を調べる必要は、どこにもないのです。

 もし試験から英語の科目がなくなるか、あったとしても初歩的なものだけにすれば、今のように「何がなんでも英語力」という考え方はなくなるはずでしょう。子どもに英語を学ばせることだって、そこに受験がからんでくるからやけに必死になる親や、小さな頃から留学させようというむちゃな親が出てきてしまうのです。

 子どもに英語を学ばせ、英語に親しませることはよいことです。受験に関係がなければ、もっと楽しんで英語に親しむことができるはずだし、日本語が不充分なのに英語漬けになって、肝心の日本語が怪しくなってしまうという悲劇は起こらないのではないでしょうか。

 英語ができれば未来が広がるというのも思い込みなら、英語ができなければ留学もままならないというのも思い込み。
 中3レベルの英語教育を充実させ、「英語で何をするか」を考えさせること。それがこれからの英語教育に欠かせない視点ではないでしょうか》

【恵まれた若者は世界に貢献せよ】

《日本という小さな島国で偏差値のことばかり気にして受験に取り組み、大学に入ったら遊びまくる。卒業が間近に迫ったら今度はよりよい企業に入ることばかり考え、社会人になって初めて社会の現実を知って愕然とする…。これが、日本の若者です。

 留学という機会を得て日本を飛び出し、厳しい教育システムの中で苦労しながら、自分探しをする経験を積むことで、どんな人でも日本という国を意識するようになるものです。そのとき、ぜひ持って欲しいと願うのは「地球人」という大きな視野です。

 地球がどんな状況に陥っているかを考え、地球人として国を越えた仲間とともに何ができるかを考えること。そして、どんなにささいなことでも、自分にできること、役に立てることを考えることは、恵まれた人の使命だとさえ言えます。

 そのような若者が増えていけば、きっと日本の教育システムも、日本の価値観も、そして日本という国自体も変わっていくことでしょう。日本が変わるための刺激を与えることも、広い目で見れば立派な社会貢献です》

※『留学で人生を棒に振る日本人ー“英語コンプレックス“が生み出す悲劇』
                        (栄陽子・扶桑社新書)

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