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こんにちは、先ほどの小泉『読書論』に続けて、読みためた歌を載せたいと思います。
〇 ふしだらな心を(先年九月)
つくるとはかねて知れれどやみがたく
おさへ難きは色の罪かな
〇 台風の頃にできた歌。地元のお寺の五重塔を望みながら(同月)
野分き吹き五重(いつへ)高殿ゆれもせで
つねよりはやく雲のすぎゆく
〇 比叡山登山にて(九月)
(その日は湿度が高かったが、鷺の森神社にて)
つゆけさも祈れるほどにさぎの森
あきの風とや神のなすらん
(雲母(きらら)坂にて。音無川と平行して登る)
さか登る共としおもふ名にしおへど
音なし川のせせらぎの音
雲母坂げにもへぬらん千歳かな
うがつばかりに通る山みち
(峰道にて。回峰行者の心を)
行者(ゆくもの)の峰をめぐれば神ほとけ
いのるこころのわずかにか知る
(横川(よかわ)から下山中、ようやく山を抜けるか、というところ)
山くれてこころほそさもいや増すに
遠くにひびく沢のせせらぎ
山ふかみ暮れんといそぎくだりいず
ついには虫のなきぞ初めける
(山を出て大原の里につく)
高杉のしげき山路を下りいでて
はじめて月は東なりけり
最後まで読んで頂きありがとうございます。
もうすぐ春ですね。よい季節をお過ごし下さい。
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