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詠夏蝉

今年は割りと涼しいのでしょうか。はたまた梅雨が長引いているのでしょうか。
私のいる地域では先日ようやく蝉の声を聞きましたが、本格的には鳴くに至っておらず、夏好きの自分としては早く蝉の大合唱を聞きたいと思う、今日この頃です。
 
さて、初蝉の声を聞いた日、子供の頃蝉の幼虫を捕まえてきて、カーテンなどで脱皮させていた事を思い出し、二首詠みました。
 
イメージ 1
(画像はネットから拝借したものです)
 
   いくとせをつちにてまちけむあぶらぜみ
    ぬけいでつるみはなくとこそみれ
 (幾年を土にて待ちけむ油蝉 抜け出でつる身は泣くとこそみれ)
 
   ひとよのみぬけいでしみのいろまさる
    こをたませみとわれはなづけむ
 (一夜のみ抜け出でし身の色勝る 此を玉蝉と我は名づけむ)
 
女性の方はあまり虫は好きではないかもしれませんが、幼虫の蝉が脱皮してしばらくして羽が伸びた状態は、全体的に白っぽく、羽が透き通っていて、光りの当たり方によって所々青・緑に見え、子供の頃の私は大変きれいなものだと思ったものです。
油蝉にしても見た目はあまり褒めたものではありませんが、一夜のみ、乾いて成虫になるまでの間の姿は見事だと思います。
この状態の姿はなんて呼ぶのでしょうか。
私は、この蝉の美しい姿を「玉虫」ならぬ「玉蝉」と命名したいと思います。
そのような思いで二首目を詠みました。
また、図鑑等で蝉は地中で何年も過ごした後、地中で孵化をする事を知っていたのでしょうか、子供心に、「玉蝉」はなんとなく泣いているのではないかと思った事があります。
そのような気持ちで一首目を詠みました。
 
こういう感覚を詠んだ歌は過去にあるかもしれませんね。
詠歌する時は、極力オリジナリティーを出そうと思うのですが、ある事に対しての自分の思う感動(宣長風に言えば「もののあわれ」)は、過去の人間も恐らくは同じように感じていて、また歌にも詠まれていたであろう事は否めなぁとはいつも思います。

閉じる コメント(5)

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蝉の脱皮する姿は、何とも言えない優美さがありますね。
玉蝉とはみごとな命名であります。

2012/7/15(日) 午後 5:50 粕春大君

粕春さん

コメントありがとうございます。
そうですよね、感動を共有できてうれしいです。

空蝉とかツクツクボウシとかについての詠歌はよくみるのですが、他にももっと蝉について歌われてもいいのになと思います。

2012/7/15(日) 午後 7:32 [ 三島 ]

鍵付きさん

コメントありがとうございます。
そのサイトは存じてますよ(^_^)
時々見ています。
ただ鍵付きさんや浅草(?)という方の出来映えに尻込みしてなかなか参加できずにいるのです(笑)
いづれ参加してみたいと思っています。

2012/7/15(日) 午後 7:34 [ 三島 ]

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今回も素敵な歌に感動しました。
私は、油蝉をただただ大量に捕まえては喜んでいるだけのクソガキでした。。幼虫から成虫になるときは、そんなに綺麗なのですね。子どもが大きくなったら、教えてやろうと思います^^

2012/7/16(月) 午後 2:54 [ bien ]

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rihitoさん
コメントありがとうございます。
過分のお褒めの言葉に恐縮です。

私も小さい頃は虫取り少年でしたので、蝉を大量に捕まえては喜んでいました(^_^)
はい、蝉が成虫になる姿はなんともいえないものがありますよ。
殻が割れて中から蝉が、ちょうど背面飛びのような格好でゆっくりゆっくり出てくるところとかも、なんともいえない感動があります。
女の子ならいざ知らず、男の子なら釘付けになる人もいるかと思いますよ。
お子さんが男の子なら是非☆

2012/7/16(月) 午後 4:46 [ 三島 ]


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