日記

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花二首

週が空けると更新ができないので、がつがつ更新します・・!
 
最近できた花に関する歌を二首掲載致します。
 
私は極力電車や自転車を使わず歩くのが好きなのですが、その理由は、一つには家々が植えている花をじっくり見ることができるからです。
ある日ある家を通りかかった時、見知らぬ花を見て、
 
   おしえよかし しらざるひとよ そのにわの
    すいがきへだつる そのはなのなを
 (教えよかし知らざる人よその庭の 透垣隔つるその花の名を)
   ○おしえよかし 教えてくれないだろうか。
   ○すいがき 透けた垣根、塀。
 
ところで、徐々に鬱陶しい梅雨が近づいてきましたね。
その日も少し湿気がある日でした。
神社のそばの今にも咲きそうなアジサイを見て、
 
   うしときく つゆもぞいとはじ あじさいの
    いまさかりなむと するとみつれば
 (憂しと聞く梅雨(つゆ)もぞ厭はじ紫陽花の 今盛りなむとするを見つれば)
   ○つゆ 梅雨と、副詞「つゆ」の掛詞になっています。
 
梅雨が来れば、この紫陽花もきっときれいな花を咲かせている事でしょう。
そういうきれいな花を見て、梅雨を乗り切りたいと思います。
 
 
それでは来週一週間もがんばりましょう。
読んでくれてありがとう御座います。

論語

ある古典(論語)を読んで感動した時にできた歌です。
 
   ふるぶみを よみてしりつる ことわりに
    おさえがたくも なみだただおつ
 (古文を読みて知りつる理に 抑えがたくも涙ただ落つ)
   ○ふるぶみ 古典の事です。
 
   いにしへも いまもかわらぬ ことわりの
    あればぞのこれる ものとこそしれ
 (古も今も変わらぬ理の 有ればぞ残れる物とこそ知れ)
 
先日終電間際の首都圏から下りの電車で論語を読んでいました。
乗られた事のある方はわかると思いますが、かなり混雑した車内に遊びつかれた若者(自分もその一人ではありますが)が遊びの時のテンションそのままに群れていて(それについては別段不快な気持ちはないですが)、なんと言いますか、かなり無秩序な状態になっているわけです。
そのような車内で私は一人論語を読み、周りも騒々しさもあまり苦にならず、一文一句にひどく感動しました。
そして目的の駅に着いた時、思わず上の一句目のような状況になってしまったというわけです。
論語に限らずこういう体験はあるのでしょうか? 自分だけでしょうか?
 
私は周りの影響で、ようやく壮年になって論語を読み始めたのですが、もう少し前から読みたかったなという思いと、しかしながら今になってようやく論語を理解できる程に心が成長したのかもしれないとも思います。
論語を読んだ事のある方は、初めて読んだときどのような事を感じましたでしょうか。
 
さて、私の友人に感動を伝えて薦めてみると、彼はすでに高校生の時から論語を読んでいたそうです。
その友人はとても頭がよいのですが、いつもへらへらしていて、決して自分の知識が豊富な事や頭がよい事を自慢しません。 
かといってあえて自分を隠しているわけではないのです。
つまりただ謙虚という評価だけでは彼を推し量れません。
当然私は彼が論語を読んでいたなどとは知りもしなかったです。
私は、高校生の時には、別に読もうもしませんでしたし、読んでみてもさすがに理解はできなかったろうと思います。
この意味で友人と自分には10年単位で時間差があるといえるのですが、それでも私は彼に少しでも追いつけた事がうれしく思います。
また、この古典が2000年以上残されてきた意味を知る事ができて、とてもうれしいです。
 
なお私は彼からどれほどの事を学んだかわかりません。
そんな事を思いつつ一首。
 
   きみなくば おきつこじまの ふかいどの
    みあみにあそぶ かはずならまし
 (君なくば沖つ小島の深井戸の 水浴に遊ぶ蛙ならまし)
   ○おきつ 沖の、という意味です。「つ」は、「の」の古い用法です。
   ○ふかいど 深い井戸の事です。とりあえず自分の造語です。
   ○みあみ 水あみの事。
   ○かはず 蛙。
 
ことわざ「井の中のかわず」をただ歌にしただけのものです。
こんな事は本人の前では言えないですけども、匿名性が保たれているブログというものはいいですね。
(ただfacebookやtwitterでは個人情報は明らかに漏れているように思います)
 
 
最後まで読んでいただいてありがとう御座いました。
 
 

ホタル二首

先日思いも掛けずホタルに遭遇しました。
 
私の住んでいるところは、都市部にあたると思うのですが、キレイな川に生息するというホタルなど今まで見た事がありませんでした。
しかし先日、家路としていつも何気なく通っている道の、雑木林の近くでホタルに遭遇しました。
近くは川はないし、なんでこんな所にと思いつつ、最初は目を疑いましたが、間違いなく二匹のホタルが淡い光を放ってて飛んでいました。
その時にできた歌二首です。
 
   おくるふみ くわえつけちつ かきなずみ
    つがいぼたるに きみとわれみる
 (送る文加えつ消ちつ書きなずみ 番いホタルに君と我見る)
   ○くわえつけちつ 書いたり消したり推敲しつつ。「けつ」は「消す」の古形、た行五段活用「消つ」です。
   ○かきなずみ なかなか手紙をかけずに。「なずむ」は、「暮れなずむ」の「なずむ」と同じです。
 
丁度この時、歩きながら人に送るメールを書きあぐねていたところでした。
「きみ」がだれを指すかは、多言する必要もないでしょう。
また一首。
 
   ふたびかり ともりつきえつ たゆたうに
    いのちのさかりと よのさだめおもう
 (二光灯りつ消えつ揺蕩うに 命の盛りと世の定め思う)
   ○よのさだめ ここでは死の事です。
 
漂う蛍を見て儚いと感じるのは、古今変わりはないのではないでしょうか。
蛍は子孫を残すため発光して飛び交います。つまり世の盛りを迎えると捉えるわけです。
相手が見つかれば、オスもメスも幾ばくもなく死んでしまいます。
人間にしても、若い盛りの時期を過ぎても数十年は長らえますが、身も心も若いときには叶いません。
そんなこんなを考えて、この歌ができました。
 
 
最後まで読んでいただいてありがとう御座います。
 
 

偶成

去年の秋頃できた歌です。
 
   はつるひを たれもさらには しらねども
    ひとのいのちの みじかきものかは
 (果つる日を誰もさらには知らねども 人の命の短きものかは)
 
すべての人がそうではないと思いますが、若ければ若いほど、人はしたい事、知りたい事が山ほどあるのではないでしょうか。
ちなみに私は知識欲が平均的な人比べてかなり強いので、何につけても知りたい事は多い人間です。
いまだ私は30年程の人生しか送っていませんが、自分の健康状態を考えれば、普通に生活すればあと40年は生きられるわけです。
40年という時間は一見すると長いかもしれない。
しかしながら、先人達が残してきた知識の体系は膨大です。
とても40年という時間は短いという他ない。
だから、知りたい事やりたい事の多さに比べれば、人はいつ死んで(果てて)しまっても、極言すれば明日死んだとしても100才まで生きたとしても、人生は短いとそう思うわけです。

高松栗林公園にて朗詠

今年三月、春雨降り止まぬ中、香川県は高松栗林公園を訪れました。
あまた松・梅などの美しさに感動し、いくつか歌ができました。
(写真は岡山の後楽園で、この時のものではないです・・・)
 
イメージ 1
 
ふと、昔は、なぜ人はこんなにも松を植えるのかと思っていた頃を思い出して。
 
   まつがえを めづるこころも わからでは
    などてかものの あわれやしられん
 (松が枝を愛づる心もわからでは 何故か物のあわれや知られん)
 
ちなみに藤原俊成が「恋せずは人の心もなからまし もののあわれは是よりぞ知る」と詠っているのを知ったは後の事です。
同じような発想の歌ですが、俊成の方が断然よいですね・・・。
もう一首。
 
   きせざりき おさなきわれには むめのかも
    いろもかたちも いしとたがわで
 (期せざりき幼き我には梅の香も 色も形も石と違はで)
 
人はいったいいつ頃から、梅(を始め花や草木)を「良い」と思うようになるのでしょう。
おそらく感性の強い人ほど、小さい頃から梅を好むのでしょう。
私の場合、20も過ぎてようやく、花や草木を美しいと思ったものです。
それまでは、梅などただの「石ころ」と変わらないと、そう思っていました。
なお、「期せ」の「期」は、音読みですので、和歌とは言い難いかもしれません。
とまれ、その時は他に表現が思い浮かびませんでした。
三首目。
 
   えにかけど うたによめども つくされぬ
    もののあわれぞ たれやなからん
 (絵に描けど歌に詠めども尽くされぬ 物のあわれぞ誰や無からん)
 
人は何かに感動した時、その時の気持ちを詩や絵などに表現し、願わくば誰かとその感動を共有したいと思うものではないでしょうか。
しかし、いくら歌に詠んだとしても、また絵に描いたとしても、それでも言い尽くし、表し尽くすことができない「もののあわれ」=感動は人それぞれあるのではないでしょうか。
そのような思いを歌にしました。
 
最後まで読んで頂いてありがとう御座います。

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