日本将棋連盟天童支部

天童の本当は良い悪代官です。

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盤上の向日葵ー感想文

感想文を書くと言ってから、1週間がすぎてしまった。

売れない川柳作家志望としては、感想は一言でまとめねばならない。
ようやく、思いついたので、感想を書こう。

「爽快感」

600ページの大作であるが、ほとんどは説明文?だろうか。(作者の方申し訳ありません)
最後の数ページで全てがつながった。

事象(物語)の破片が、一本の線にまとまるように。
枝葉が集まって、大樹になるように。

将棋の熱戦で終局図から、序盤の手順の意味がわかるように。

読後感は、この一言で表現できるのではないか。

「そうだったのか・・・」

これも、数々のミステリー小説名作に共通する言葉だ。
この作品も名作と呼べるのではないか。

作品の数箇所に、将棋の手順が出てくる。

ある日、桜井先生と会話
悪「どうして、局面図がないのだろう・・?」
桜「なるほど・・・?」

将棋を指す者の習性として、手順を頭の中の将棋盤で、駒を動かしてしまう。
無理やりに、その手順を動かすために、勝手に途中図を作る自分がいた。

まてよ?
将棋監修は、棋士の飯島七段だ。
途中図の図面は、必ず存在するはずだ。
図を載せないのは、作者(編集者)の意図ではないのか。
読者に図を自由に作ってもらうために。
そうであれば斬新だ。
いままでにない、試みだろう。

ここまで、書いて、ある戦慄が走った。(なぜか疑問が浮かぶ)

「そうか・・」

作者は、ある言葉を書くために、この作品を創ったのではないか?
さらに言えば、この言葉を書くために
長きに渡る連載と600ページに及ぶ文章を綴ったのではないか?

その言葉とは

「盤上の向日葵」

う〜ん、ミステリーだ。

ミステリーと将棋は、実に面白い。

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