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オールスター感謝祭。お疲れ様でした〜!
いやぁ〜いっぱい「スター」がいたなぁ・・笑
遠ぉ〜〜〜〜くのほうにちっちゃ〜く長澤まさみちゃんとか、仲間幸恵さんとか
あの武田鉄也さんとかが見えました
僕の隣はお笑いグループの一番後ろの端っこ、
隣はパッション、ムーディー、そして小島よしおでした 笑
いや〜あそこにいくといつも「芸能人っていっぱいいるんだな〜」って思います。
先輩がたの大活躍やオーラをばしばし見せ付けられます・・
ひな壇の階段を上がっていくときは、師匠や大御所ばかりの前を横切っていかなきゃいけないので
どこをみて挨拶していいのかわからずに慌てます 笑
あと、CMの間のTBSのスタッフさんの大掛かりなセット転換の早さ!
あれは完全に「名人芸」です!さすがドリフのTBS!
いや〜すごいな〜!と勝手に関心してしまいます
五時間の生放送なので今回はフリスクを二つ、隠し持っておきました、完璧です。
そして「赤坂ミニマラソン」です。
全国ネットのゴールデン特番です。僕みたいな「うんこちゃん芸人」は少しでもTVにうつりたいのです
ノーハンデの凡人男子は、一般女子の20秒後にスタート、そしてその後に続々と
「ハンデ組」の強豪たちが追いかけてくるのです。三周のレースでは絶対に勝ち目はありません。
チャンスは一周目、俺はすべてをここに賭ける作戦でした
一般男子のスタートの号砲
「スタートダッシュ目立ち」にすべてをかけたメンバーのスピードと迫力に
あせりながら、落ち着いて後を追います
300mくらい走ったところで彼らに追いつきます
超ハイペースを離されないように追いかけたおかげで
息も乱れ、すでに苦しくはなっていましたが
そこは根性、31歳
下り坂を利用してスピードを上げました
男子の先頭をかわすと、その先に女子の集団が小さく見えてきます
「よし、あそこまでいくぞ!」
ちょっと足の感覚なくなってきましたが
「あそこを抜けば、TVにうつる!!」
スタジオから市街にとびだす角を曲がると、沿道では大声援です
これからいっぱい走り抜けていくであろう「スター」を心待ちにしながら、テンションはMAXです
そこは「オールスター」のマジックなのか、普通に千代田線に乗ってTBSまでやってきた僕に対しても
「キャ〜!!」「井上マー!!」と声援が飛びます
そこは僕は初めてじゃないので冷静です。「人気がある」わけじゃないんです
彼らはゼッケンの名前を叫んでくれてるだけなのです
ぼくが「うんこちゃん」でも「うんこちゃ〜ん!!」と応援してくれる、そんなテンションなのです
とはいえウソでもちょっとウレシイので、走りながらちょっと「がんばってるでしょ」的な
カッコいいカオ作っちゃいます
小学生から根本は何も変わってません
そんな声援に後押しされながら「男子1位」として女子を追います
自分でも怖いくらいのオーバーペースです。肺から変な音さえします
そして、女子の集団をかわしました!
とその瞬間、さらに前方50mくらいにもうひとり、女子を発見しました・・
「まだ一位じゃない!!」
ヤバイです・・完全に「想定外」です
今頃オンエアはきっとあの女の子のアップです
僕は「井上マー追ってきています!」的にアングルにも収まっていない距離
たぶんもう「ハンデ組」がスタートし、抜群の運動能力にものを言わせて猛烈な勢いで追ってきてる頃
そこに吸収されたら、もう僕にうつるチャンスはありません
「いくしかない」
最後の力を振り絞るように、命がけのロケットダッシュです
無理な呼吸で粘膜に風を当てすぎて、鼻の奥はヒリヒリ痛み
呼吸音は自分の呼吸とは思えない大きな音をたてる
TBS正面玄関までの道のり、猛スピードの僕に声援は嵐のよう
「おざき〜!」「おざき〜!!」
「・・俺はおざきじゃねえ・・ でもちょっとウレシイ・・」
そして一周目のラスト、赤坂名物「心臓破りの坂」ついに、ついにトップを射程圏内に!
先頭走者の前には、バイクカメラマン!まぶしい照明!
その差10m!
・・5m!
・・1m!
ついに抜きました
その瞬間、彼女を追っていた2台のカメラは「俺のもの」
身震いするような高揚感
これが芸能界
トップを走る僕の、足からカオまでを、なめるように追うカメラマン
アングルと表情を気にしながら、一秒でも長く、と最後の気力を振り絞って
「心臓を破って」爆走する俺
死ぬほど苦しい
肺は張り裂けそう
完全なオーバーペース
もう限界
下半身の感覚は無く
フォームがぐちゃぐちゃなのが自分でもわかる
うしろからハイペースの足音がきこえる
あと10秒くらいだろう
欲を言えば、スタジオの折り返しまでは逃げたかった
でもやっぱりそんなに甘くない
でも俺はやったんだ
吉本に入って屈折10年・・
今頃、スタジオのビッグビジョンには、俺の姿が大きく映し出され、
「トップが入れ替わりました!!」アナウンサーは絶叫し、
吉本の先輩たちは盛り上がり
相武紗季ちゃんも新垣結衣ちゃんも、きらきらした目で彼女たちの記憶チップに
「井上マー」という存在を刻み、
全国のお茶の間では俺の知名度がグングン上昇してる
とうとうやった
全国ネットのゴールデンの画面を、独占したんだ
心身ともに限界を迎えた俺は
心地よい充実感を感じながら、集団に吸収され、やがて抜き去られた
俺のレースは終了
完全にガス欠
その後2周をかけて、抜き去ってきたメンバーほぼ全員に抜き返される
身体はボロボロだが、心は達成感に満ち溢れ、
胸をはってスタジオに帰ってきた俺に、
マネージャー
「全然うつってなかったやん」
!?
事の次第を話す俺
答えるマネージャー、
「その頃ちょうど東国原知事のスタートダッシュうつっとったから」
その時、ホントに「気絶」するかと思いました
・・・・・・信じてください
「空白の40秒間」、確かに俺はトップでした
忘れもしないあの景色
今思えば、カメラの上の所の赤いランプ、
「消えてた」・・・
すべてを使い果たした俺は
10歳は老け込んだであろうルックスで、ひな壇に戻る
目だった活躍もせず、ほぼビリの順位で帰ってきた僕を
褒め称えるものなど誰もいません
一ヶ月、マラソンの練習を続けてきました
何度も何度も、一周目トップに立つ自分を、イメージしながら・・
そして俺は 決めました
「マラソンはやめよう」
「知事になろう」 と
お知らせ
10月10日(水)〜14日(日)
神保町花月公演「僕を忘れて」
(計 六回公演)
10月13日(土)〜10月19日(金)
南海キャンディーズ山崎静代監督映画「まどか」
神保町花月 無限大ホール ルミネTHEよしもとにて同時公開
詳細は神保町花月ホームページまで
10月27日(土)
新作コント発表会「殊〜けなもの〜VOL2」
井上マー くまだまさし はいじぃ
新宿シアターブラッツ
ともにチケット発売中です
そして、11月には、「井上マー単独コントライブ」開催します
地道に、お笑いでがんばっていきます。今後ともよろしくです 笑
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