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原付登録について

先日も東京都のテストで公道を走れるアシスト自転車を謳って販売されているフル電動自転車に注意喚起を呼びかける報道等があったのですが

国民生活センターからも注意喚起が届いています。
販売時の表示とは異なり、公道走行できないペダル付き電動2輪車−電動アシスト自転車と外観が類似しているので要注意−

個人的にはウチと同じケイデンスセンサー(回転式)で踏力制御している例は初代クラスのヤマハPASしか知らないのですが、あっちはチェーン外すとモーターが回りますがきっちり対策されており問題ありません。
ハブモーターで踏力制御する場合にはトルクセンサーを内蔵する必要があり、BBやクランクに取り付けをするものが主流ですが中にはハンガーにこのような切込みを入れてチェーンが引っ張られた時の軸にかかる力を計測しているタイプやチェーンにかかるトルクを測定しているものもあります。
画像をクリックすると元記事に飛びます。(英語)
上の画像は以前紹介したStromer ST1についているトルクセンサーになります。
他にハブモーターにセンサーを内蔵しているタイプもあります。こちらはテストするか迷っているのですが、日本で販売する場合パテントの関係でホールセンサーが装着できず、そこがネックになっています。
トルクセンサーの構造的には日本のアシスト自転車が一番進化しており、特に磁歪式のトルクセンサーが一般的になってきております。
磁歪式のトルクセンサーは電動パワーステアリングなどにも使われており非接触でも動作させることができ
ロードセンシング方式(バネなどを使った移動を感知するタイプ)に比べ、抵抗が少なくコンパクトで故障の少ない構造にできます。
磁歪式の欠点は制御回路が複雑なことくらいでしょうか
 
当店でもトルクセンサーをいくつかテストしているのですが、モーターとの相性が非常にシビアで
車輪のサイズによりトルクや回転数の制御が異なるためセッティングが難しく
また、当店では高速型のモーターが中心のため低速回転ではトルクの低さが問題になり現在市販できる状態にはなっていないです。
将来的には低速トルクが多いモーターと組み合わせて市販にこぎつけたいと考えています。
テストの一例
 
 こちらはきっちり日本国内仕様のアシストとなりましたが、インストールするときに問題点があり、走行時にもロードセンシングの一種で違和感が残るためお蔵入りになりました。
 
以下からが本題です
もし当店のキットを使って原付化する場合には原付の保安基準に合わせた保安部品が必要となります。
現行の保安基準はこちらに掲載されています。
10ページ以降が原付に関する基準になりますのでこちらを参考にしてください。
ただし、見づらいことこの上ないので自転車からの変更に関して要点をあげて説明していきます。
 
ブレーキ
2系統以上であること。
25km/hから10m以内に停止できること。
制動装置は、堅ろうで運行に十分耐え、かつ、振動、衝撃、接触等により損傷を生じないように取り付けられていること
雨水の付着等により、その制動効果に著しい支障を生じないものであること。
乾燥した五十分の九こう配の舗装路面で、機械的作用により停止状態に保持できる性能を有すること。
 
基本的に国内の自転車の場合、この最後の項目でバンドブレーキの場合は構造上不適合となります。
Vブレーキ、ディスクブレーキ、キャリパーブレーキの場合は問題なくクリアできます。
ただし、後述の制動灯(ストップランプ)が必要です。
 
ヘッドライト
夜間前方50mの距離にある交通上の障害物を確認できる性能を有すること。
白色または淡黄色であること。
取り付け位置は、地上1m以下であること。
1万カンデラ以上の照度を持つものは下向きに変換できる構造であること。
原動機が作動している場合に常に点灯している構造であること。
 
ハブダイナモの明るいものでも50m先を見るのはちょっと厳しいかと思います。
最低ラインとして電球で15W、LEDでも2W以上必要です。
最高速度がフル電で20km/以下の車種は15m先が見えればいいので楽にクリアできます。
個人的には常時点灯させるLED1W以上と上向き用にLED5Wクラスを併用するといいかと思います。
たぶんLEDディライトやハブダイナモ常時点灯でも下向き部分は問題ありません
 
ナンバー灯、ストップランプ、テールランプ
照明部の中心が地上2m以下となるように取り付けられていること。
 
こちらはバイク用のLEDストップランプを流用するのが一番かと思います。
基準が結構細かいので自転車用からの流用は難しいです。
ストップランプについては2系統の両側にスイッチを設置する必要があります。
当店の製品を使う場合Vブレーキ用のスイッチ付きレバーに12Vランプ電源を入れて
ブレーキセンサーでモーターカットをするのが現実的かと思います。
 
ミラー
容易に方向の調節をすることができ、かつ、一定の方向を保持できる機構であること。
運転者が後方の交通状況を明瞭かつ容易に確認できる構造であること。
反射面の中心が、かじ取装置の中心を通り進行方向に平行な鉛直面から280mm以上外側となるように取り付けられていること。
最高速度50km/h以下の場合は両側または右側
 
自転車用のミラーをベースにするときは50m後方の物体が見れるかどうかが一つのポイントになるかと思います。
 
ウインカー
車両中心線上の前方及び後方30mの距離から指示部を見通すことができる位置に少なくとも左右1個ずつ取り付けられていること。
方向の指示を表示する方向100m(原動機付自転車の両側面に備える方向指示器にあっては30m)の距離から昼間において点灯を確認できるものであること。
毎分60回以上120回以下の一定の周期で点滅するものであること。
その指示部の中心において、前方に対して方向を指示するためのものにあっては300mm(光源が8W以上のものにあっては、250mm)以上、後方に対して方向の指示を表示するためのものにあっては150mm以上の間隔を有するものであり、かつ、前照灯又は尾灯が2個以上備えられている場合の位置は、前方に対して方向の指示を表示するためのものにあっては最外側の前照灯より外側に、後方に対して方向の指示を表示するためのものにあっては最外側の尾灯より外側にあること。
 
LEDウインカーでもいいのですが昼間でもはっきり認識できることが必要です。
こちらもウインカーランプ、フラッシャーリレーともバイク用からの流用を勧めます。
運転姿勢でランプの点滅が確認できない場合は音かパイロットランプ等で作動が確認できる構造にする必要があります。
 
リアリフレクター
夜間、後方100mからヘッドライトを照らして反射が確認できること
反射部の中心が1.5m以下
 
自転車用でもクリアできる場合があります。
バイク用のテールランプを使う場合は内蔵されていることもあります。
 
ホーン
前方2メートルの位置において115デシベル以下95デシベル以上であること
 
一般的な自転車用のホーンでは95デシベル以上にはなりません
こちらもバイク用からの流用を勧めます。
 
スピードメーター
自転車用を流用する場合は照明が必要で原動機が作動している場合は常に照らしている必要があります。
誤差はたぶん問題ないですので省略
自転車用のスピードメーターに照明を付ける場合はメーター上部にこの手の白いLEDを付けるといいと思います。見えにくくならないように気を付けてください。
 
以上がすべてクリアできたら自転車から原付の登録です。
登録をする際には、自転車の購入を証明しないといけませんので
防犯登録済みであればその書類、
防犯登録がまだの場合、自転車を購入した領収書や請求書、車体番号が確認できる保証書など用意して
フレームに付いている車体番号部分に紙を当て鉛筆などでなぞり(石彫り)持参します。
原付の登録は市役所で行い当店の電動キット場合0.35kwにて申請してください。
役所によっては追加で書類などが必要になる場合がありますが、担当者の裁量になりますので
言われてから必要な書類を用意するのが手っ取り早いと思います。
 
登録が完了しましたら自賠責保険の加入が必要です。
各損保会社、自動車、バイク販売店、コンビニなどで加入してください。
任意保険の加入もお勧めします。
自動車をお持ちの方はファミリーバイク特約というプランが用意されています。少額で原付に任意保険が加入できます。
 
ウインカーやテールランプなども当店で販売可能ですが、当店より安く提供している店が多いのでそちらで購入することをお勧めします。キタコやデイトナなどのパーツメーカーは保安基準をしっかり守ったパーツが多く安心して購入できるかと思います。反対にヤフオクの場合は一部の業者様で、保安基準不適合のパーツを販売している例があり、注意が必要です。
ホンダ等の純正部品は保安基準をみたしておりますが、極端に古い年式からの流用の場合、基準が変わっている場合があります。
また、原付化する場合に限らず42Vを超える電圧を使用する場合、アース(バッテリーマイナス)をフレームに流すのは感電の危険性があり大変危険です。
バッテリー電源系は絶縁をしっかり施してください。
 
以下は広告も兼ねてるので見たくない方は飛ばしてください。
 
12V電源にはこちらのDCコンバーターを使うと定格6A、最大10Aまでの12V出力ができます。
60V〜36Vバッテリーまで幅広く使用できます。
ウインカースイッチはこちらが便利です。
 
最後に息抜きで最近気になった動画としてこれをあげておきます。
ロードでこんなことできるのはなかなかいないと思いますが、着地などをよく見るとかなりソフトに降りてますので腕のすごさがよくわかります。普通の人が真似したらウイリーでもパンクしかねません。
とはいえ撮影終了までに何度壊したんだろう?

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