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抗がん剤治療で入院していた時に、たくさんの本を読みました。
でも読む本といえば、癌に関する本ばかり。
その中で今日なぜかもう一度読みたくなって、取り出した本があります。
1つは稲月明さんの「僕はガンと共に生きるために医者になった」という本です。
42歳で肺癌の為お亡くなりになられた内科医の方のHPが単行本になっています。
その内容は私的なエッセイではなく、冷静な事実に基づいたノンフクションであり、現代医療への疑問や問いかけが、医師の立場から明確に表記されています。
その中に、癌の告知を受けた方へという一節があります。
「早期癌が見つかった方、あなたはとても幸運でした。素直に喜び、治療を受けましょう。
進行癌が見つかった方、医学の進歩により治る可能性もあるはずです。
あきらめることなく、がんばって闘病しましょう。
運悪く現代医学では治せないと診断された方、あなたにはまだ幸せな事があります。
それは、自分の一生を振り返ったり、死の準備をする特権を得たのです。
人間は、いつか死にますが、死ぬ時を知る事は許されていません。
癌という病気は、痛みなどで苦しい病気ではありますが、その代りに、親しい人と一緒になって闘病し、訪れる死への準備ができるという特権を神が与えてくれたのかもしれません。」
と、こんな風に記されています。
私と同じ42歳という、癌になるには若すぎる年齢でこれだけの事を考えられるのは、稲月さんが医師であり、これまでに様々な癌患者さんを診てこられた事が影響しているのかもしれません。
今日改めてこの本を手にし思った事は、その時その時の状態によって、気持ちを整理しなおし、悔いのない人生を送りたいという事でした。
まだまだ私は負けられない!!のです。
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