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ガイドさんはありとあらゆることを聞かれるので、物知りでなくてはいけません。 その国の地理や歴史はもちろん、政治、経済、社会福祉、教育や医療の制度などのおカタイことから 物価やライフスタイル、運転免許の取得方法、不動産の価格やインターネットの普及率まで まぁとにかく何でも知ってて当たり前と思われるのがツアーガイドです。 もちろん私たちも勉強はしていますが、そうは言っても神様じゃないんですからそんなに何でも 知ってるわけありません。ただ、住んでいればなんとな〜くわかるものなので、そのへんは適当に まぁなんて言うんですか?「知ったかぶり」?も、ちょっとしちゃうわけです。 ガイド歴も長くなれば、このへんのワザも熟練していきますから、正解なのか知ったかぶりなのか はたまた私の勝手な解釈なのかはさておき、たいていの質問には即答できるのですが、 この私が1番困るのが「ガイドさ〜ん、この花なんていう名前?」という質問。 なにしろサボテンすら枯らしてしまうという私ですから、花の名前なんか興味ありません。 花を見て『キレイだなぁ』と思うことはあっても、どんな名前かなんて別にどうでもいいし。 もちろんプロとしては、ここにしかないとか季節になるとそこらじゅうで咲く、などという 『いかにも聞かれそうな花』の名前はちゃんとチェックしておきます。 それからあまりにも何度も聞かれた花なんかも、きっと日本では珍しいんだろうなぁと思って調べておきます。 でも、敵はいつも意外な方角から攻めてくるのでした。 先日も、お客様と一緒に歩いていたら見なれぬ花が。 「あら〜、キレイねぇ。ガイドさん、これなんていう花?」 「…え〜っと、トイレはこの先右側ですよ〜!」 そうです、こういう時はひとまず聞こえなかったフリをするのが一番。 しかし敵もさるもの、オババ軍団はこんなことぐらいじゃメゲません。 「ガイドさぁぁぁぁ〜ん!ちょっとちょっと!これなんの花かしらっ!?」 「え?(←いかにも今気付きました!というポーズ)どれですか? あらホント、キレイですねぇ。う〜ん、なんでしょうねぇ。いや〜ホントきれい!」 …など大げさに感動しながら足早に歩いていると8割ぐらいの確率で煙に巻くことができるのですが 今回はしぶとかった。オババこう言い放ちました。「ガイドさん、そこまで勉強してないのね〜」 き、きぃぃぃ〜っ!!! そうなんですけど、そうでなんですけどね、じゃあアナタ日本に咲いてる花の名前全部知ってんですか? 残念ながらあたしゃ花博士じゃないんでね、そこまで知らないんですよ、あ〜悪うございました! だいたいねえ、アンタ花の名前なんか聞いてどーすんですか?え?日本で栽培するんですか? …と小学生のように言い返したくなるくらいクヤシイッ! くやしいなら勉強せい!というところなんですが、これがまた興味のないことは頭に入らない。 がんばって『花図鑑』かなんか見て「コレは○○という花ですっ!」とエラそうに説明すると そういう時に限って「あら日本にもあるわよね〜」なんて言われてくやしさ倍増。 だから植物園とか『なんとかガーデンでお茶』なんていうのが一番苦手です。 そんな時は息つく間もないぐらいの勢いで珍しい花をいくつか説明して、「はい解散っ!」 そして脱兎のごとく姿をくらまします。質問されないようにね。 これと同じぐらい苦手なものに「鳥の名前」っていうのがあるんですが、こちらはやや簡単。
「あの鳥なんていう名前?」と聞かれても「どれですか?どれどれ?あ〜残念、飛んじゃいました。」 と言ってごまかせるのでね。「今度見えたら教えてくださいね〜」と言っておきます。 |
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大変ですね。でも未知の国?に来ていて、頼りはガイドさんだけ〜〜「ガイドさんな何でも知ってる神様のような人!!」って思うのでしょうね。
2005/5/24(火) 午前 8:45
神様かぁ〜、そうですか、そう言われるとなんだか照れますねぇ…(すぐ調子に乗る) お花好きな優しいガイドさんになれるのはいつの日でしょうか。
2005/5/25(水) 午前 11:44