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我が家がここに来てから、2,3年経った頃だった。ちょうちんは我が家にものをくれたことはなかった。それどころか、我が子を連れて江戸川の家に行って、幼い孫である娘が冷蔵庫の中に自分の好きなものを発見して、「食べたい」と、言ってもっちょうちんは決して食べさせはしなかった。その断る理由ふるっていた。
「これはお姉ちゃん尾だから、だめだ」と言うのだ。『おねえちゃん』というのは三女のことである。成人して、結婚までしている娘のことを言っているのです。私の子はちょうちんにとって孫であるはずなのに・・・
ここに越してきて、3年ほどした頃だった。
犬を飼い始めて、最初の犬が野犬狩りにあった。その次にコリー犬の雌を飼い始めて1年もたたない頃、散歩途中に落とし穴にはまって、悪童どもに捕まり、私が発見したのは木の枝に後ろ足をロープで縛られ吊るされていたので、後ろ足が壊死して3本足になったので、相棒として雄のコリー犬を飼い始めた。
つまり、新しい家族としてだ。犬を飼い始めてからはちょうちんも三女もあまり我が家に来なくなった。
ちょうちんも三女も我が家の大人がいない時を狙ってきていた。ちょうちんも三女も我が家に電話など掛けてきたことはなかった。用事があれば、二女に命令して、二女から私の方に言わせるのであった。大概金の無心です。
そうしたある日、「田んぼちゃん(二女の夫は農家の出身だった)のところから、お米を上げると言って、置いて行ったから、取りに来て」と言うことだった。
翌日、取りに行った。
市販のビニール袋に入っている大量の米をくれた。我が家の3人家族では、ほぼ、1か月の消費量だ。
しばらく、買ってあった米を食べていて、ちょうちん経由できた二女の実家の米を食べようとしたのか少したってからだった。
ところが、妻が洗米したところ異物が混入しているという。「なにか小さな粒々が入っていて、分離しようにもできないのよ。こんなに沢山あるのに全部に入っているのよ。どうしよう・・・・」
かなり、長い間、考えてた。飢えを経験している私は捨てるという選択肢はなかったので、「大丈夫だろう」と言ったが、妻は長い間悩んでいたが、犬たちにやることになった。
こうして、犬たちに豚のもつと一緒に煮てあげたら、喜んで食べた。
「おいしそうに食べているから、よかったね」と、妻も言っていた。
2歳と3歳のコリー犬の朝の散歩は私が自転車で2頭の犬は自転車について走っていた。
ある朝、自転車の後ろについてきていた雌のダイアナが突然倒れて、こと切れた。
私はダイアナの遺体を抱いて、自宅に戻った。呆然自失だった。
そして、雄犬で2歳のチャールズは放心したように虚ろになって、食事をしなくなった。呆けたようになって、上を見ているだけだった。
翌日、夕方、帰宅すると、チャールズは遺体になっていた。
この話を近所や知り合いの皆さんにしたら、「チャーちゃんは、あんなにダイアナちゃんの食べ物を取ったりして、わがまま言っていたのに、ダイアナちゃんを愛していたのね。いなくなってショックだったのよ」と言って、みなさん、悲しんでくれた。
そして、それから4,5日したら、ちょうちんから、2度目の電話があった。
「どうしたの? こんなに朝早くから、いつも電話なんそしてきたことがないのに、何か用?」と言うと 「しばらく、連絡がないからどうしたのかと思った」と言って、狼狽している。
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