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80'sの代表曲とも言える、「Rock me Amadeus」。
初期の記事にも書いたように、この楽曲には数種類のバージョンがあるようだ。
シングルは、A面とB面の区別が無く、
(持っているのは輸入盤により、国内盤は不明。)
片面は、「The American edit」ってバージョン。
その裏面は、「The American edit」より若干スローな「Canadian version」となっている。
オリジナルバージョンは、アルバム「FALCO3」に入っており、 (ベスト盤も、オリジナルVerでした。)
シングルには、
「Original version appears on the A&M album "Falco3" SP-5105」
と、小さく記載されている。
YouTubeを検索すると、
他にも「Remix」や「Film version」みたいなのもあった。
(これらは、自分にとって論外。)
「Canadian version」のカナダのヒット具合は知らないが、
「The American edit」は、全米No.1になったはず。
その流れで、日本も「The American edit」の方が馴染みが深いと思う。
映画「アマデウス」との相乗効果は別にしても、
このマーケットを意識した変奏は見事に成功した。
映画「アマデウス」。
この中に宮廷作曲家サリエリの曲を即興で変奏するモーツァルトのシーンがあった。
まさか、ファルコがこれを自分の曲で試したとは思えないが、
そんな風に考えると、
映画の中のサリエリの驚きが、米の音楽界の驚きになるわけで、とても興味深い。
モーツァルトが、当代随一の作曲家サリエリをおちょくったように、
米の音楽界が、米の音楽としてラップを売り出そうとやっきになっていた矢先に
外国人であるファルコが大ヒットさせ、軽〜くあしらってしまう。
モーツァルトと同様、きっとファルコも甲高い笑い声を上げた事でしょう。
映画では、そんなモーツァルトの才能を妬んだサリエリが、
モーツァルトを宮廷から締め出し、彼の曲を我が物にしようと企み彼を死に追い詰める。
では、米の音楽界はどうだったのか?
「Vienna calling」のスマッシュはあったものの、この曲に続く大ヒットは無く、
米でのファルコは、姿を消す事になる。
その後、アメリカ音楽の代名詞としてのラップが世界中で大ヒットして行く。
何となく結果も似ているような・・
ずいぶんと皮肉なものである。
ラップ自体の起源や生い立ちは、相当に深いものであり、
これ以前にもラップのヒット曲は有るわけで、ファルコがそれにどうのこうのは無いのだが、
このアーティストに強い思い入れのある、いちファンとして、
「Rock me Amadeus」は、米のラップシーンに一石を投じたものと信じたい。
ファルコは、この大ヒットをどう考えていたのだろうか。
もし自分がドイツ語を話せたとしても、もう彼にそれを聞く事はできない。
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AMADEUS : SOUNDTRACK
ずいぶんと思いの丈をぶちまけてしまいました。
ご意見はお許しを!(笑)
「Rock me Amadeus」は、以前の記事タイトルに使っちゃったんで
閑話曲として、映画「アマデウス」をタイトルとしました。
こんな独り言のBGMには、
映画でも使われた、モーツァルトの「交響曲第25番 ト短調 第1楽章」がとても似合います。
なんか、サントラジャケットの仮面の男がファルコに見えてきたなあ。(笑)
モーツァルトが亡くなった日が、2月5日。
ファルコが亡くなった日が、2月6日。
ひと足違いではありますが、こんなトコにも何か似たものを感じます。
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