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ばたばたと決まった今回の東海中部関西出張、5日ほどの時間を作りましたが、それでも足りないくらい、たくさんの行きたい場所、訪ねたい人がありました。 「有限会社エイシアン・クロス」の大谷社長から頂いた、「 20Lペール缶ミニ・タンドール窯」は、まさに常滑の「山文製陶所」さんの謹製。 ぜひあのタンドールの生まれ故郷を見てみなければ、と思っていました。 浜松で用事を済ませて移動、遅くに名古屋に入って、翌日は名古屋で目的の地へ赴いて。 たちまち午後半ば。 行けるかどうか、と半分あきらめていたのだけれど、名駅から30分。 どうしてもあきらめきれず、名鉄に飛び乗ります。 夕方の関西への移動までの数時間。 数時間しかなくなってしまったけれど、ぜひ常滑で過ごしたい。 本当に予定が見えなかったため、山文製陶所さんには昨日の夜、メールを差し上げました。 昨日の今日じゃあ、と、見学はあきらめ、外から工場をのぞいて常滑を歩き回ってみようと考えました。 名鉄に飛び乗って、一路、常滑を目指します。 ついて早々にiPhoneを取り出し、位置確認。 東京ビッグサイトで行われた「厨房機器展」でお会いした山本社長の名刺をたよりにちょっと素敵な坂道を歩きます。 常滑は焼き物の里。 小高い丘のような場所に、たくさんの黒い瓦屋根を持つ窯元が林立しています。 大変に風情があるところで、歩くのがとても楽しいんです。 古い瓦屋根、板で葺いた建物の壁、細く曲がりくねった坂道、神社、遠くに見える海、道ばたにおかれた古い常滑焼きの土管や瓶、、、 胸を締め付ける既視感、懐かしさ。 なんだろう、この強い郷愁。 昔は当たり前にあって、今はなくなってしまったものがたくさん残っているから、だな。 映画「時をかける少女」(主演:原田知世)の舞台になった、映画の中の尾道の風景によく似ています。 大変に心惹かれる、黒い瓦屋根と濃い茶色の木の壁の町並みを歩きながら、山文製陶所さんを捜します。 本宅の方に迷いついてしまい、そこにいた親切な男性が工場まで案内してくれました。 急な訪問で山本社長は外出中。 どうやらタンドールの据え付け(見たいっ!)にお出かけのようです。 東京でもお会いした、奥様が工場を案内してくれました。 ふるい、歴史ある製陶所で、大変に見応えのある、趣と独特の空気があって、感銘を受けます。 土をこねて、切り出すところから始まって、その行程をいろいろと説明をいただきました。 昔、常滑で盛んに作られていた常滑焼きの土管の話で、子供の頃の記憶が「カチリ」と音をたててつながります。 ボクの実家は水道やさん。 昔はコンクリートでできた下水のマスや、焼き物の土管なんかがたくさんおいてあって、それで遊んだりしたものです。 とても面白くて、ちょっとわくわくしてしまいます。 この写真がその当時、水道管を作っていた作業道具です。上から土を入れて、下に受け板をおろしながら長さを自由に調整して作るそうです。 天井に太い梁がはしります。 大地震で一帯が大被害を受けたときも、この建物だけが唯一震災に負けずに生き残ったそうです。 おもしろいものがたくさんありました。 セントレアの空港ビルの大きな鉢、焼酎サーバー、酢の瓶、溶鉱炉の受け、、、 いろいろなもの作っているのだそうです。 大型のシャトル釜が現在でも稼働しています。 シャトル窯というシステムを作り上げたのが山文製陶所さんなのだそうです。 台車がH型に敷設してある線路の上を移動して、台車への積み込みから乾燥、焼成、冷却の流れをまとめられる効率よいシステムです。 これだけの大釜が稼働しているのは常滑でももうここしかなくて、テレビのロケなどでも使われることがあるそうです。 レンガでできた大釜は、その高温によりレンガが歪んで飛び出してきたり変形したりします。 それを押さえるために外枠にドイツ製の鋼鉄の線路を使っていたりします。 大型のこの釜に見慣れた栓がついていました。 あ、これ!と奥様にいうと、「そう、タンドールに使われているものと同じなんですよ」と教えてくれました。 またあのペール缶タンドールに、愛着がわきました。 そう、ボクがいただいた、あのポータブルタイプの「ペール缶タンドール」もここで生まれるのです。 木枠や型が見えます。 木型や石膏型で作られるいろいろなサイズのタンドール。 ここでひとつひとつ手で作られたクレイの釜が、焼き上げられて外枠のペール缶やドラム缶にかまされて、ボクらの手元に届くのです。 色々な製作の話もお聞きしましたが、それは秘密。 とても興味深かったなあ。 聞けば聞くほど、もっとたくさん知りたくなります。 案内を買って出てくれた奥様は、たくさんのアイディアや先を見る力を持った、魅力的な女性です。 そういう方に案内をしてもらっての製糖工場の見学はとても意義がありますよ。 大変に有意義な時間が過ごせました。 タンドールのふるさと、という気分でお邪魔したのですが、常滑焼きの面白さと、常滑の山自体の雰囲気、趣に気持ちがいってしまい、去りがたく思いました。 最後に奥様が、お友達のお店に、と大変すてきなカフェに誘ってくれました。 そこでお会いした方々がどうにも魅力的で、おしゃべりが止まらなくて困りました。 いつでも何か新しい、前に進もうとする考えを持つ人のきらめきというのは、一緒にいるだけで心地よいものです。 たくさん、よいものを分けてもらえました。 また必ずこよう。 うん、絶対にこなくっちゃ。 人に会う。 人としゃべる。 それが今回の旅の、目的です。 ブロぐるめ! ランキング参加中! ぜひみてね〜! >> クリック↑美味しいものをたくさん知っているブロガーさんが大集合しています。あなたの美味しいものブログもぜひ登録しましょう。たのしいポータルサイトですよ。 便利機能がたくさん(これが使いたくてボクも登録しています。) ぜひ仲間になりましょうね! =>「【西荻窪】 「まるごとマイタウン東京」ブログ」 ・ボクが書く、西荻窪のおいしいものやなごみ、ボクの西荻窪ライフを綴ります。 ・地図だってありますよ。西荻窪探索のお供にぴったり! 「はぴさんの西荻窪ぐるぐるマップ」 |
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常滑の街並みは、素敵ですよね。
私も大好きで、何度か散策しました。
梅干しの壺(常滑焼の茶色の壺)の破片で作った道や壁もユニークで、暖か(^^)。
2009/4/17(金) 午前 9:07 [ Fue ]
ずいぶん前に、出かけたことがありました。
職人さんぞろいの町並み、という印象がありました。
2009/4/17(金) 午後 9:04 [ かとあ ]
Fueさん、こんなに素敵なところだとは思わなかったです!
必ずまたこなくっちゃ、と思いました。
散策道にいろいろな意匠があるんですが、よくある観光地的にいやらしくなっていないところが素晴らしいなあ、と思いました。いいですよね、あの感じ。
2009/4/18(土) 午前 10:53
かとあさん、独特の、穏やかな空気があって、いいところでした。
もう一度、もっと時間をかけていかねば!
2009/4/18(土) 午前 10:54
確かにお醤油の匂いがして来そうですなあ(笑)
もの作りの現場と、それに携わる人の話っておもしろいよね。
2009/4/18(土) 午後 11:48 [ 老児 ]
すごくよかったんだよ!
とにかくいい。広島よっか近いし(笑)
おすすめです。
2009/4/19(日) 午前 11:52
良いなぁ、古い街並み。カブを停めて写真撮りたいです。
2009/4/20(月) 午後 6:17
カブだと、、、のぼれないくらいの坂道も多し(笑)
いいとこでしたよお。
2009/4/20(月) 午後 6:59