カレーですよ。

雑誌連載中:ぶんか社「エキサイティングマックス!」連載「それでもカレーは食べ物である」第86回は巣鴨「プルジャダイニング」です

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カツカレーは嫌いです。
もう皆さんご存知のボクのこの一言。
ジャンク具合が度を超えているのがカツカレー。
それがいい、それだからこそ、なんていう意見も聞いたりします。
でもね。



カレーですよ。



でもね、本物のカツカレーってのは本当にうまいもんなんです。雑な美味しさではない。
そういうカツカレーなら大歓迎。
本当のカツカレー、なんでしょう?

カツカレー、元々トンカツをのせるカレーではなかったのですね。
発祥は洋食屋。時代は大正とも昭和のはじめともいわれます。銀座の洋食店、グリルスイスが1948年に、というのがよく知られる話です。

イメージ 1

使用する肉は大概豚と決まっており、鶏を使うときはわざわざチキンカツカレーとする店が多いとも聞きます。
その出生はやはり洋食屋さんでしょう。
当時の洋食屋さんではまだトンカツではなくてカットレットだったと思われます。
フランス料理のコートレット(英語読みでカットレット)は薄いスライス肉を使用して衣をつけ、油で揚げるのではなく油を使って焼くスタイル(ソテー)が元々のものです。
それをカレーにのせていた。

イメージ 2

当時のカレーは明治時代にイギリスより渡来、そろそろカレーライスが現在のジャパニーズカレーライススタイルを確立したであろう頃。それの組み合わせ料理です。

そんなカツカレー。
現代においては高カロリー食品の代表として取り上げられることもしばしば。ジャンクフードの側面ばかりを強調されています。
実はそういうものだけではないんですね。
ここ、


「リッチなカレーの店 アサノ」


一本道に見えて、実は小さな路地、分岐があって迷路のような「町田仲見世商店街」
この商店街の一本はずれたしーんと静かな裏通り、「もうこっちにはお店ないんじゃないの?」と不安になるような小道に張り付くようににひっそりとあるのがこの店です。

イメージ 3

カウンターにわずかな数の席があるだけのカレー店。
ここのカツカレーが大変に評判を呼んでいます。


「カツカレー」


ここのカツカレーはココイチとゴーゴーカレーばかり通っている人には少し違和感があるかもしれません。
まずカツがちゃんと薄い。意図あって薄いのがわかる。カットレットとして成立しています。
うん、そしてフライヤーで揚げる、という調理ではないっぽいですよ。

イメージ 4


それにカレー。
これは、ポークカレーだね。これがさらっとした粘度低めのもの。
スパイスのすばらしい香りがふわりと華やか。
和風インドカレーともいえるような繊細かつ気持ちのいいスパイス使い。
煮込まれた豚の脂身が舌の上でふわりと消えるような仕上がりでこれまたすばらしい。
具材は野菜、肉とも別調理で上手にバランスさせています。

これはうまいなあ。

イメージ 5

うん、写真を見ると、ちゃんと「洋食」に見える。うんうん、納得がいく。

カウンターにソースが置いてあるのもうれしかった。
カレーに浸しても、ソースでもいいという配慮。ボクみたいにカレーをカツに半がけ、ジャブ漬けで出されたらせっかくの仕上がりのさっくり感が楽しめないじゃない、というこだわり派にも納得の盛りつけ。

諸説あるカツカレーの原型に近い盛りつけでもあります。

カウンターにはほかに一組のお客さんがいて、ご店主と話し込んでいました。
聞くともなく聞くとお客さん「食べきれないかと思ったけれど食べられた、おいしいですねえ!」と。

イメージ 6

それを返してご店主「よくあるもののようにカレーを重たくしていないからさらっと食べられるでしょう?」と言っています。
なるほど、まったく。まったくその通りです。

や、なんというか、よいカレーには感動があるね。
感動した。
おいしかった。



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閉じる コメント(6)

とっても豪華でしかも美味しそう(⌒▽⌒)なカレー!
食べたくなるわ!

2012/2/16(木) 午後 2:36 [ ローズマリー ] 返信する

お値段は少々張りますが、価値のあるひと皿です。
ぜひいってみてください。

2012/2/16(木) 午後 7:42 はぴい 返信する

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カツカレー、大好きです! あんまり食べないけど〜(^^;
そうそう、衣のサクサク感が 生きてないと嫌です!
こんな路地の奥に 隠れた名店が あるんですね・・・

2012/2/16(木) 午後 9:47 チサト 返信する

ボクはカツカレー嫌いなんですよ。カツもカレーもどちらも好きで、どちらも強い味と個性を持つ食べ物だから別々で食べる方がおいしいって思うんです。

2012/2/17(金) 午前 2:37 はぴい 返信する

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先代のおじいちゃんがしてた時行きました。
後継ぐかどうかどうか知らなかったので今のうちだと思って。
ゆっくりとした動作で作ってくれ、ゆっくり右手で配膳。
出されたお皿のつば(?)の赤紫の線に親指の指紋がくっきり。
それ見ながら美味しく頂きました。お話も伺いました。
後ろの棚に並んだスパイスの瓶、とっても懐かしい。 削除

2012/2/17(金) 午前 8:01 [ さきちゃん ] 返信する

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店を探すところから始まって、あの路地の雰囲気、店の狭さや空気、料理の味、常連さんとの会話を聞いたりと、体験としてとにかくいいお店だ、と思ったよ。好きですねえ、こういう感じ。

2012/2/17(金) 午前 10:41 はぴい 返信する

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