カレーですよ。

雑誌連載中:ぶんか社「エキサイティングマックス!」連載「それでもカレーは食べ物である」第86回は巣鴨「プルジャダイニング」です

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先日、食品と関連商品、事業のトレーディングショー、FOODEXに行って来ました。今回も広くて困りました。ちゃんと余裕を持って、予習も済ませていかないとなかなか大変なイベントになって来ています。



カレーですよ。



毎年業界の動向、トレンドや貴重な公演などいろいろあるイベントなのでスーパーマーケットトレーディングショーとともになるべく行くようにしています。知ってる顔も多いですしね。

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さて今年のFOODEXはなんでもS&Bのブースがかなり一点突破的なテーマ性を強く打ち出しているので面白いという話を聞いていました。お話を伺ってみようとやって来ました。大きくとったブースの正面にそびえる大パネルには、

「パクチーの魅力」それと「カレーの可能性」

という二大テーマが掲げられ、もう初めから興味深い。
ストレートでとても良いですね。

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その中で強いテーマ性を打ち出している提案「日本全国 朝・昼・晩カレー化計画」というのがあるそうなんですよ。いいじゃないですかそれ!!
さて、ブースを見学。

色々興味深いものを見せてもらいました。


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S&B備蓄用ビーフカレー
これはやるべき取り組みです。趣味期限は何と6年。温めないでも美味しく食べられるということです。どんな人が食べるかわからない緊急災害用食品は味決めも難しいものがあると思います。温めなくても、の部分も油のコントロール等色々ありそうですし。大事なジャンルです。

・アレルゲンフリーカレー
これも重要な切り口。みんなが大好きなカレーですが、アレルギーのために食べられない人もいるわけです。特にそれがお子さんだったら本当にかわいそうです。ちゃんとカレーの王子さま、カレーのお姫さまでも用意されているのが嬉しいですね。

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・具材充実18種の野菜カレー
これはインバウンド対応にも則していて、動物性原材料不使用のもの。ハラールとは銘打っていませんが(ハラールは認証や認証機関が難しいものです)実質ムスリムの方で選ぶ方も多いでしょう。ムスリムの方々、日本にやってきて食事に困っているという話は聞いたことがあります。大手メーカーからこういう対応は価値があります。

食は社会的、民族的な部分でも色々な影響を及ぼすものだと思います。そういうものも考えに入れて動いてくださるメーカーがあるというのは頼もしい。

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そしてご存知赤缶。これがなくちゃカレーが作れないよ、という方も多い、カレー調味材料の大看板です。

展示も興味深い。海外専用デザインの赤間のリニュアルがあるそうで、鍼灸を見比べができました。そうかあ、海外版は缶のデザインが少し違うんだねえ。これは興味深いです。わさびの感がまた渋いんだよね。和のテイストを上手に表現してあって、とても洒落ています。

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赤の展示コーナーの目玉だと勝手にボクが決めたのがこれ。
目を釘付けにしたこの思わず脱力するような、それでいて一度見たら頭からのいてくれない存在感をもつこれ。


「トッピング カレーペースト」


これこそまさに「ありそうでなかった」ものの筆頭じゃないのか!

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トッピング調味料はカレー味と限っても星の数ほどあるわけですが、これほどまでにカレーを前に押し出す、カレーそのまんま感があるものはなかったんじゃないかな。
これはあくまで想像ですが、企画の段階で「それってただのカレーそのものでしょ」という話になっては消えなっては消え、それも複数のメーカーで同時多発的に、なんてあったんじゃないでしょうかねえ。

カレーというものは何かの食材料理と合わせると、どうやってもある一線から先、カレーそのものになってしまうという強さと難しさを持つものです。それってカレーじゃない、にたどり着いてしまう。それを製品として完成させてあるわけで、こんなのボクが食いつかないのがおかしいってもんです。

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試食コーナーがあって、早速試して見ました。うん!これ、なんと言えばいいか。あれだ、「赤缶マヨネーズって感じ」でした。そうご存知エスビー食品の看板にして土台のあのカレー粉。赤缶の香りがするぞこれは。あの香りと少し辛めの仕上がり。あの風情があるんですよね。それだけでちょっと嬉しくなるな。
赤缶ってむずかしくって、上手にやらないと何をやっても「赤缶味」になってしまうんですよ。カレーをお家で作る人なら一度はしている体験だと思います。その面白さと難しさを知った上で上手に使うととてもおいしいカレーが出来上がります。「トッピング カレーペースト」には赤缶のいい部分が生かされています。

それとさっきマヨネーズといったんですが。なんというか、味そのものの事ではなく、ニュアンスで伝えたかったんです。何にでもさらりと融合してしまう魔法のあとがけ調味料、マヨネーズ。その中毒性と親和性という特徴を取り込んでいる感がありました。
これは相当面白いですよ。カレー醤油、カレーソース、カレータバスコにカレー酢、、、
袋小路に入った感のあるカレー風味調味料。そこにゆるりと出てきたこれ、ゆるりと感じられるのにひと口体験するたびにこれはとんでもないものが出てきたな、と感じずにはおれません。ありゃーこりゃあ面白いなあ。

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さて、緑の方の展示も見て見ましょう。こちらはパクチー。オンリーパクチー。(ほんとは他のハーブもある。でもほぼパクチー)今でこそいろいろなひとがパクチー、パクチーと呼ぶようになったコリアンダーリーフですが、エスビー食品ではもう30年来の取り組みで捲種、栽培を行ってきているそうです。ブームでパクチーという名前が定着しましたが、これをブームで終わらせたくない、というのが願いなのだそうです。

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フレッシュのパクチーも生産出荷しているそうで、流通時の形態も色々試行錯誤されてきたそうです。たとえば袋入りパッケージで、量が多いと食べきれないよね、と調整をかけたり潰れない痛めないという工夫、それでも残ってしまう、どうすれば?と最後はポットに植わった状態での流通と大変に興味深い。価値ある取り組みを淡々とやってらっしゃるのは頼もしいものです。他のハーブにも同様の取り組みをしていらっしゃるそうです。

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食においてカレーとスパイスっていうのは可能性の塊だと思うんですよ。
カレーという食べ物の裾野、懐の広さというのは言わずもがななんですが、なんとなく輪郭がぼんやりしてしまう感もあります。そういう中でその魅力をあらゆるジャンルを超えて広げるというミッション。突出したカレー好き、スパイスマニはではない「普通の人たち」がスパイスの効果を気にし、草の根でのサークル等の単位でスパイスを学び、カレー外食も活況を呈しているというのが2017年の今だと考えています。

10年ぶりのカレーブームともささやかれている今、業務用カレー粉市場で8割超えのシェアを持つメーカー、エスビー食品がこれを使命と考えて動いてくださるのは全く頼もしいこと。シンプルに原点回帰を打ち出したその勇気を強く支持したいですね。



*取材のため写真は許可をいただいて撮影しています。無用なご心配は不要

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たべあるきオールスターズ「食べあるキング」に参加しています。
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2016/1/1、著書カレーの本が刊行されました。
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カレー粉と、パクチーの魅力が伝わる素晴らしい記事でした。途中、赤缶があ赤間、新旧が鍼灸と記述されているのが気になりましたー 削除

2017/4/8(土) 午前 3:16 [ 区民 ] 返信する

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> 区民さん
ありがとうございます。時間がある時に直そうと思います。

2017/4/29(土) 午前 10:48 はぴい 返信する

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