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「やまぎし」には定期的に通っているのだけれど、タイミングがむずかしいのです。
そう、タイミング。
一番のお目当てがあります。
「煮魚定食(あら煮)」650円
何と、650円。大変に充実した内容の、650円。
でね。
あら煮、であるわけで。
あら、であるわけだから。
あら、がでなければ、メニューには上がらない。
あら、は当然月曜や火曜には出ない。
そうやって、よく通りかかるのだけれど、週の初めではなく、11時半から13時半の短い時間であら煮に出くわす確率はそう高くないのです。
でも、やっぱり食べたい。
とてもうまいんです。
シンプルな味付けの、お魚のうま味がたっぷりと引き出された、山盛りのあらが入ったどんぶりの見てくれ。
それを見ながら、見るだけで、一膳いけちゃう。
そういうすばらしいもの。
きょうは大当たり!だな。
大きなカマが入っています。割ってしまうのが惜しくなるような、大きなカマ。
王道の、1ミリのずれない甘辛の煮魚。
添えられた、小鉢のインゲンの胡麻和えも、ぬか漬けも、隙がない。
本当に、いい定食。
骨を舌で選り分けて、箸を使って器に出して行きます。
下賤、と言えば下賤な食べ物。
なんだけど、これを食べずに死んでいくなんざ、愚の骨頂。
食べられる骨はなるべく食べるよう、噛みつき、すりつぶして。
精一杯の粋がりです。
なんというか、味以上にこのお店の空気と世界観が、素晴らしい。
大事なので、真似して通わないで、いいですよ(笑)
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