カレーですよ。

雑誌連載中:ぶんか社「エキサイティングマックス!」連載「それでもカレーは食べ物である」第90回は西荻窪「とら屋食堂」です

台湾台北出張

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台湾、台北にKEN3TVのケンさんとやってきました。空港から高速バスに乗ってたどり着いたのは台北車站、タイペイステーションです。



カレーですよ。



少し前に訪ねて行った台北で大変印象的だったのがこの場所、タイペイステーションの二階でした。二階はレストラン街になっています。確か、微風という名前でした。

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モダンでスマートなレストラン街で、日本のブランドのお店もいくつか見ることができました。
一風堂、〇〇製麺所の名前のうどん店、定食屋さんのやよい軒、、、

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そんな中にフードコートがあったんですが、これがすごかった。カレー専門店のみを集めたカレーフードコート。なんてこった。こんな見たことないぞ!とても驚きました。
それがあって、あれから2年ほどだったあのカレーフードコートに来て見たかったんですよ。

おやおや、ないなあ。違う感じのフードコートになったんだねえ。少しがっかりしていると、あれれ、もう一つフードコートがあるじゃない。あっ!あった!

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台北ステーションの2Fにあるカレー専門フードコートの伽哩皇宮。

そもそもそんなすごいコンセプトのフードコート、多分世界中探したってないはずで、まあ、結果そうなった、的なインド亜大陸周辺国のものならもしやあるかもしれないのですが、モダンなコンセプトでこういうものを企画、作り上げてしまう、台湾のビジネスセンスやカルチャーにまいっています。

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以前取材した時は8店の展開を誇っていましたがリニューアルになり今は4店舗。
しかしカレーという食べ物のくくりで数年経っても専門フードコートを維持し続けているという台湾都市部でのカレーのちから。それと台湾のコンシュマーのカレーに対するスタンス。思わず唸ってしまいます。
きっちり賑わっていて、これはたいしたものですよ。

さてお店を決めなくちゃ。インドカレー、日式カレーに、、、おやおや、ここは。



「ネパールナマステカレー」


という名前を見て、ここに決めました。

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ネパールの名を看板に出す店はまだ台湾では少ないのでは、と考えたから。やっぱり気になるじゃないですか。


「ラムカレーライス」


はダールにラム肉を入れたようなスタイルでスパイス控えめなれどなかなかの味わいです。

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肉の扱いが大変うまく、ラム肉のぶつ切りはスパイスでマリネして煮込んだうまいもの。なかなかいいじゃあないですか。とはいえネパール料理か、と言われるとどちらかといえば、的な気分です。でも、美味しいもんは美味しいですね、単純に。今時点ではそれでいいのだと思います。

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スープは中華風のクリームスープでこれはなかなか悪くない。
何にでもあうニュートラルなホッとするスープ。好きです。
沢庵的な漬物は甘酸っぱくて馴染みはないけど美味しいしカレーにあっていますね。
副菜の煮物は台湾風。これはこれでとっても好きだしここに乗ってるというのも悪くない。合いますよ。

どうもネパールカレーと謳いながらも日式カレーの影響が色濃くある感じがします。そういうディティールを見ていくのもとても面白い。

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例えばポットに入ってご飯と分けられたカレーソースとか、漬物が沢庵的なものであったりとか(台湾の日式カレーに添えられる漬物は沢庵がスタンダードです)括りには関係ないスープとか。ここら辺は古くからの日本式もあるし、現代日本のフードコートやファストフードの感覚も入っていると感じます。いやまったくおもしろい。

大変なスピードで提供されたけれど、悪いものではなかったですよ(笑)いや、マジで一瞬で出て来た。でも、料理としてかなり上手なまとまりを感じます。

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ちょいとはしゃいでいつでも一冊サンプルとして携えている自著「カレーの本」の台湾のページを開いてみたりしました。

なんだかちょっと感慨深いです。

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それにしてもインド料理、タイ料理のレストランは前回も確認しましたが今回、ネパールの名前を見ることができていよいよ台湾でもアジアエスニックのブームの足音が聞こえてきているのではないか、という感があり、ワクワクしています。


ケンさんの計らいで台湾について2時間経たずにカレーにありつきました。さて、ここからはいろいろ見て歩く、台湾の雑貨とデザインシーンのお勉強の旅です。


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台北車站、台北セントラルステーションに行きました。
うん、今回は台南には行かないので乗れるわけじゃなかったんだけどね。台湾新幹線、気になって。それとその入り口そばに台湾鉄道弁当のお店と、鉄道グッズの売店もあるって聞いて。どうも歳とってから鉄道のよさがわかってきた今日この頃です。

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それはよかったんですが。

どちらもよかったんですよ。
台湾新幹線の改札の表示板にあの白とオレンジの車体のイラストがあっておおっ!と思ったり。
台湾鉄道弁当のお店には例のあの閑々とトートバッグのセットが意外なお安さで売ってたり。
鉄道グッズの売店なんかさ、台湾新幹線のプラレールとかあったりしてさ、もう最高だし。

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そんな中、うっかり2階に上がったら、飲食店街になっていまして、そこで現代台湾のカレー事情を一カ所にぎゅっと凝縮したようなお店を見つけちゃったんですね。お店、と言うよりもフードコートです。

イケメンシェフばかりが集った感がある大きな壁の看板、ずらりと6店分が並びます。
インドスタイルやネパールカレーなんかも見受けられます。もちろん日式をうたうものも。いやいや、おどろいた。

お腹の具合(食べ過ぎ)でここでは食べることは出来なかったんですが、ビデオ、見てください。



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とはいえ台湾。

カレーの取材、と言うことでやって来ましたが、おいしいものはカレーだけにあらず。そりゃあそうですよ。なので、餃子、酸辣湯やあひる鍋なんかも食べました。

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台湾は美食の島。フルーツも魚も肉も野菜も、大変なおいしさです。
この夜行ったここ、


「霸味薑母鴨」


は台北で指折りの人気鍋店。特にあひる鍋が有名で、多くの人がたのんでいるみたいでした。地元の台湾美人の案内でやって来ましたよ
とにかく人気は本物で、予約は受け付けておらず、銀行や役所の受付機のような機械で番号のチケットを受け取り、電光掲示の数字を見て順番を待ちます。交差点の角の店ですが、店内もいいのですけど歩道ぎりぎりまで屋根なしのテーブルもしつらえてあって、そこで食べるのがまた楽しい。運良くそういう席に案内されました。

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小一時間も待ったでしょうか。
近所のナイトマーケットや商店街を冷やかし、お寺をのぞき、出それほど待たされたかんなく席に着くことが出来ました。

お鍋、本当に驚きのおいしさ!!

うーん、そうだな、あひるの生姜鍋、と言った風情です。
とてもからだが温まって「こりゃあ効くな」と直感で分かる感じですね。どんどんからだの中が循環を始める感じが体感できます。うん、こりゃ漢方だね。

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鴨の肉団子や血を固めたゼリー、台湾豆腐やレバーなんかを放り込んでは食べ、放り込んでは食べ。汗だくで食べてるんですが、壁を取り払ったお店のそれも歩道のわき、風が気持ちいい。台湾ビールがこれまた格別においしいです。

ほんとうに大変おいしかったですねえ。
初めの写真にもありますが、普通のおじさんやOLさんもたくさんきますが屋根のないフェラーリなんかで乗り付ける人なんかもいて、その人気にクラスは関係ないようでした。

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カレーがもちろん旅のメインでしたが、その土地の食べ物を食べなければわからないことがたくさんあるんですよ。
旅に出たら、和食を恋しがるだけじゃなく、ホテルに閉じこもって自分の知っている料理だけを食べるんじゃなく、気持ちの中に線を引かずに地元の人が愛している料理をぜひ楽しみましょう。

そこに住んでいる人たちの気持ちがよりいっそう、わかるようになる気がします。


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なんだか素晴らしいかき氷があるらしいんですよ。

そう、台湾は沖縄の向こう側。南の島なわけです。冷たいかき氷、10月終わりとはいえまだまだおいしい。
そして南の島はフルーツ王国。

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マンゴーですよ。甘くてとろける台湾のマンゴー。この二つの組み合わせ、思っただけでも頭がくらくらします。
とはいえ実はマンゴーの季節、かき氷の季節はさすがにそろそろ終わりです。
このお店、


「冰讃」(ピンザン)


は台北の有名なかき氷店なのですが、なんとマンゴーの入荷が停まると次の年のマンゴーの季節まで店が閉まるという徹底的にマンゴーこだわりのかき氷屋さんなのです。

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基本4月〜10月まで。上手な日本語で書いてある張り紙を見て驚きました。
うわあ、あと5日だったか。間に合ってよかった、危なかった、、、

で、たのんだのは


「芒果雪花冰」


ミルク氷とよばれるふんわふわの白い氷。その上にマンゴーがこれでもか!とのっかっています。練乳をさらっとかけてあって、上品な甘みです。

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うーん、これはほんとうにうまいや。これはほんとうにうまい。いけちゃう。大皿だけどひとりでぺろりだわ。

不思議となかなか溶けていかないミルク氷もおもしろいなあ。最後までべちゃべちゃしないで食べられました。
マンゴーはいい香りでたまらんし氷は不思議ななめらかさでとてもいいし。

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もちろん他にもフレッシュフルーツの種類はいろいろあって、スイカとかバナナとか南国ならではのチョイスが可能。小豆やピーナッツなんていうのもあってよいですよ。

ほんとうはね、手作りプリンかき氷っていうのがあって、ボクが食べたマンゴーかき氷にプリンのせとかも出来るらしい!!でもそんな贅沢をしたら目がつぶれちゃうので我慢しました。ああ、でもやってみればよかったかなあ。

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とにかくこりゃあ、また来て必ず食べたいや。


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地下鉄が便利に路線網をのばし、街中のタクシーやバス等公共交通機関も東京に比べて割安な台湾、台北市。移動は気軽でスムーズです。そして街中ではいちばん目立つ交通機関はスクーター。ものすごい数のスクーター、主に日本での90~125ccクラスのものが多いようです。

便利な移動手段の多い台北市ですが、今回の旅でいちばん便利だと思ったのが、自転車。

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実は今回、出来ることなら台湾で自転車を買ってもって帰ってくるか、というものがありました。
欲しいんですよね、ストライダ。台湾は自転車製造王国です。実は帰り道の空港の同じ便に台湾から日本に出発する台湾人ツーリストが段ボール梱包のストライダ2台をカートに乗せていたのを目撃して歯?みしていました。
購入は残念ながらチャンスがなくてかないませんでしたが、台湾で自転車で移動というチャンスがありました。


「YouBike」


というシティコミューターバイクサービス。
台北市が提供する市民サービスで台湾の自転車製造企業であるGIANTが車両提供を担当しています。

これがめっぽう便利でね。

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台北の市民は地下鉄のデポジットカードと連携した会員登録をしてプリペイドチャージしたカードをKIOSK端末にかざすだけ。旅行者などプリーペイドカードを持てない人もICチップ入りのクレジットカードをその場で使って利用できます。(そとでクレジットカード情報を入力するので周囲に注意のこと)

ステーションは市内の主要部にけっこうな数があって、スマートフォンなどにアプリを入れておくとステーションの場所とリアルタイムでの自転車があるかどうかの確認が出来ます。
自転車はステーションの駐車ロックスペースが空いていればどこに返してもいいし、使用率、回転がいいみたいで目的地のステーションで自転車がいっぱいで返せなくても少し待っているとほかの人が借りに来てそこにすいっと入れることが出来ることも多いです。

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これはね、便利だった。
地下鉄駅と駅の間にあるお店とか、バスを使わないと行きづらい場所に行くのにすごく役立ちました。

自転車はGIANTのいわゆるママチャリ、シティサイクルで内装三段の変速機とハブ内蔵ダイナモが装備されていてなんの過不足もありません。スポーツバイク、というわけにはいきませんが、観光や途中途中でどんどん寄り道するような使い方にはこちらの方が絶対的に利便性が高い。丈夫でよく走るんだ、これが。たまにメンテナンス不足でいすの高さを上手に調整できない車両なんかもあるのでよく確かめて借りましょう。でも、見ていたら定期的に市のメンテナンストラックが来て自転車を回収、メンテ済みのものと交換したりしていました。しっかりシステムが出来上がっているようです。

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利用料は基本30分10元。35円くらいです。会員、非会員と時間経過で値段が少し変わって来ます。こりゃいい。おやすい。とても便利。
おかげで小さな市場や路地の奥のお弁当屋さんにすいすい立ち寄って楽しいもの、おいしいごはん、たくさん手に入れることが出来ました。夜市にも行ったしね。
もちろん事故や交通違反に自分で注意。慎重に、ルール、常識を守ってね。

とはいえ、これは使わない手はないですよ。すごくよかったです。






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