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タイトルどおり、1928年3月15日未明に行われた日本共産党への全国的大検挙事件。が書かれている。
こういう事件を読んでいると昭和って時代は激動的だとつくづく思う。

あと思ったのは政治運動をしている党員の人たちは20代前半から、こういう政治活動、国に対しての自分なりの政治的思想?理念をもっていたことは、自分の周りにいる20代のやつらには持ち合わせていないし、政治に無関心。自分も20代を振り返れば人のことがいえる立場ではないけど、自分のまわりの20代にたいしては絶望感を感じてしまうな。この事件に関係している人のエネルギッシュさはすごいなと思った。

河童 芥川龍之介 1927

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 これはある精神病院の患者、――第二十三号がだれにでもしゃべる話である。彼はもう三十を越しているであろう。が、一見したところはいかにも若々しい狂人である。

主人公が上高地から穂高岳へ登ろうとした途中に河童の世界に入り込みいろいろな事を経験するという話。
出てくる河童が多く名前がラップ、クラバック、トック、チャック、マッグ、ゲエル、バッグ、クイクイ
、ロッペ・・・とニック・ネーム的だけど覚えにくい。まして彼らの職業が裁判官、硝子会社社長、詩人
、医者、作曲家、漁師、哲学者など把握するだけでも大変だった。

 河童の世界には人間界とは違った思想、文化、宗教などが存在しているのだがさっきも書いたように人間の世界にあるあらゆる職業や結婚、日常生活、キリスト教、仏教、ゾロアスター教などの宗教(他に河童の世界には生活教とううものがある)そして他国のカワウソの国との戦争が存在し人間社会と似ているので人間のこととして読んでいるような気にさせる。
(河童たちと人間の世界には違いはあるにはある例えば女が強い世の中で強引に女に求婚されて男がおびえたり、会社で人員整理するとき職工を殺し肉にする職工屠殺法というものがありそのことによって河童の餓死したり自殺したりする手数を国家的に省略している等)
 
 途中に自殺をした詩人トックが心霊写真となって河童の世に出回るようになったので、婦人に憑依して心霊学会の人たちと対話するシーンがある。現在でもこういうテレビ番組があるなw死んだトックが霊界でつくった知り合いを挙げていくと歴史上の有名自殺者ばかりなのは笑えるw

 芥川のそこそこの経歴を知っている自分としては小説ででてくる言葉「自殺」「胃が痛い」「精神病」
「遺伝」等という言葉、まあ冒頭の文を見るからにしても芥川本人のことをデフォルメして書いていることがわかる。芥川は中に出てくる主人公には厭世的とまで言わせている。これで確実に本人だ。

 こういう性格じゃないとこんな興味深い作品はかけなかっただろうと思う。楽天的な私的には芥川的性格はあんまりこのまない性格だよなーと思った。

 人間外の生物からみる人間の世の中は人間が気づかない違和感がたくさんあるはずだ。人間にはそれがわからない。いじょう

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藪の中 芥川龍之介 1922

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ちょっとした時間に余裕があったり(寝る前の10分間など)、ロング・ランの小説を読んでいて余りにもややこしいために読むことに行き詰った時などに 芥川の本を読んで気分を一新する。
彼は短編小説作家といえるほど、短編が多い。・・長編はないのかもしれない。
子供の頃に学校の教材として使われた、蜘蛛の糸、羅生門、蜜柑、トロッコなど、今、大人になって読み返すと子供の頃に感じた時以上に意味がわかる。こんなものを子供に読ませてもわからんだろうとも思った。子供の頃は表面的な捉え方しかできないので ただの昔話チックにとれるが、多少、国語力がある今になれば 彼の小説はかなりディープなものだとつくづくわかるが、真の意味までは理解できない。

今回 たまたま読んだ藪の中は、これは今まで読んできた彼の作品 宇治拾位物語や中国の古典からの題材、彼の人生を投影し始めた後期の作品とは違い。推理小説調(大げさかな)の内容なのである。彼もこんな感じの作品を書くのかと思い、ちょっと驚いた。といっても 話の題材は今昔物語からなのだけれど。

この本は、最終的に犯人がわからないような仕組みになっていて 発表されてから今日まで、今まで藪の中の真相を探ろうと100編以上もの論文が作られ議論されてきたが、結論は未だでていないらしい。

まさに藪の中。

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「ドグラ・マグラ」は、昭和10年1月、1500枚書き下ろし作品として、松柏館書店から自費出版された。
<日本一幻魔怪奇の本格探偵小説><日本探偵小説界の最高峰><幻怪、妖麗、グロテスク、エロテイシズムの極>とうたった宣伝文句は、読書会の大きな話題を呼んだが、常人の頭では考えられぬ、余りに奇抜な内容のため、毀誉褒貶(きよほうへん)が相半ばし、今日にいたるにも変わらない。
<これを書くために生きてきた>と筆者自ら語り、十余年の歳月をかけた推敲によって完成された内容は、狂人の書いた推理小説という、異常な状況設定の中に、筆者の思想、知識を集大成する。これを読むものは一度は精神に異常をきたすと伝えられる、一大奇書。

三月くらいに購入してやっと読み終わった。上・下巻 約700ページ。つかれた・・・。精神に異常をきたしたあああww。
話は最初から終わりまで過去、現在など交錯することが多くて頭が混乱する。読んでいて理解できたようなできないような不思議な感じがずっと続く。
途中途中に 精神分析学 超心理学?かよくわからないが、現代でも科学で解明されているのかどうかわからない現象、「夢遊病」「神隠し」「二重人格」「変態性欲」「心理遺伝」などのメカニズムを説明する箇所は読んでいてすごくうなずけるような論理を展開してくれるので面白かった。

ここでは説明しないが「胎児の夢」の話はすごく面白かった。
まだこの世に出てきていないお母さんのお腹にいる赤ちゃん。もうれっきとした生物。この世のことを何も知らない赤ちゃん、胎児はどういう夢を見てると思います?そういうこと問われたら、考えてしまいませんか?
私は考えてしまいました。胎内の中では夢を絶対見ていないといいきれないですからねーwどんな夢見てるんでしょうw

読んだ後 全部理解は出来なかったけれど、面白い本?もう読みたくない?と問われたらもう一度読んでみたいというだろう。

点鬼簿 芥川龍之介 1926

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僕の母は狂人だった。僕は一度も僕の母に母らしい親しみを感じたことはない。

タイトルの点鬼簿とは死者の俗名・法名・死亡年月日などを書き留めておくもの。過去帖。のことである。
ここで芥川は 狂人だった自分の母、芥川本人が生まれる前に死んでいる姉の「初子」、父の三人の思い、思い出を綴っている自伝的作品。

実際に芥川本人がみてきた父、母は別として、芥川は知らない夭折(若くして死ぬ)した初子のことを
、過去の伯母との会話、生きていたら40になる彼女の虚像に思いを廻らしている。

この章の最後に「これ(初子を思い出すこと)は珈琲や煙草に疲れた僕の神経の仕業であろうか?それともまた何かの機会に実在の世界へも面かげを見せる超自然力の仕業であろうか?」と結んでいる。

やっぱ疲れているんじゃないの?と思った。芥川は心がガラスなのさ。

かげろふや塚より外に住むばかり

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