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五日の日曜日 夜九時。車の中でNHKラジオ第二放送の「文化講演会」なるものを聴いた。
東京大学教授、山本博文氏が「近世日本人の生き方」を「切腹」という局面から語っていたので面白そうだったから聴いていた。
教授は切腹についてのいろいろな事件をまじえて、日本の文化と日本人の関係とに絡めて語っていた。
日本人=切腹というのは武士社会でのイベントなので歴史は鎌倉時代くらいからはじまるのだが、本格的に始まるのは戦国時代くらいからだ。
切腹するときは戦で自害するとき、主君に忠誠を表明する手段、自分の過ちを責任をとるための手段ということが一般的な切腹の概念だと思っていたが、他に主君が過ちを犯したときに家来に切腹させて、事件をもみ消してしまうという手段もあったということをおっしゃっていたのが「、なるほどそういうパターンもあるんだ」と思った。
世の中にはやはり切腹して自らの命を絶つというのがいやという人もいたみたいだが、切腹時に周りにいた武士たちに無理やり殺されたというパターンもあったみたいだ。
この外国でいうハラキリは西洋の人間にとっては野蛮な慣習にみえたらしいw
氏は事例でペリーが江戸湾に来航して祝砲を放ったときに、江戸の武士たちがこの事件に切腹を持って責任を取ろうとしたが、ペリーはやめてくれとお偉い人にお願いした話は興味深かった。
切腹したら何もかもことがすむという世の中だったことは間違いない。武士社会が終わり切腹という習慣もなくなったけれど、不祥事を起こし会社を辞任、減給すればことが済むという感じの人が多くいる。
本質的に日本人って変わっていないのだろうかー。
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