お気楽主婦のはっぴいでぃ

ある過去の行方、チョコレートドーナツ、ブルージャスミン、良かったです。中でもある過去の行方が秀逸。

全体表示

[ リスト ]

いや〜素晴らしい作品でしたが終わった後のこのやり切れなさはなんでしょう。
監督が望むところそれぞれが答えを出せばいいと言うことなのですが・・・
 
本屋大賞をとったこの作品、息子から借りて半年ぐらい前に読んでいたのですが、この作品が映画化と聞いた時、一気に読めてしまったけど、こんなに救いようのない話がどんな風に映画になるのか気になったのと、好きな女優松たか子さん主演という事でもぜひと思っていたので初日に観賞してきました。
 
イメージ 1
 
監督:中島哲也 原作:湊かなえ
 
女教師・森口悠子の3歳の一人娘・愛美が、森口の勤務する中学校のプールで溺死体にて発見された。数ヵ月後、森口は終業式後のホームルームにて「私の娘はこの1年B組生徒二人に殺されたのです」と衝撃の告白をし、ある方法にてその二人の生徒に復讐する。そして4月、クラスはそのまま2年生に進級。犯人のひとりAはクラスのイジメの標的になっていた。そして、もうひとりの犯人Bは登校拒否し、自宅に引きこもっていた…。
 
学校の教室がスクリーンいっぱいに映し出される。
そこはごく普通のホームルームと何ら変わりなく生徒は、ざわつき先生の話に耳なんて貸さない。
 
そこで、森口先生(松たか子)の告白が始まるのです。
 
「少年AとBに私の娘は殺されましたが彼らは少年法で守られてますので私が処罰をしようと思う」
と衝撃的な告白をするのです。
 
話がどんどん確信に迫っていくと段々先生の話に耳を傾ける生徒が増えていく様子を含め、
教室の様子、いろんな映像の差し込み、音楽、松たか子さんの淡々と話す演技、素晴らしかったです。
 
それから、このBクラスに熱血KY教師ウェルティルこと寺田先生(岡田将生)が赴任してきました。
ウェルティルは不登校になってしまった少年B直くんのところにクラスメートの委員長の(美月)とノートを届こけるというのです。
そこからこの少年B直くんとお母さん(木村佳乃)の苦しみが始まりましたね。
 
この熱血教師役岡田君・・・私岡田君は好きなのですがここはなんかちょっと違う気がしたのですが・・・
どうでしょう?熱い役って感じじゃなくないですか?
 
ところで、この親子・・・本を読んでいても思ったのですがごく普通の家族なのでは?って思ったのです。
お父さんは仕事が忙しく、子育てはしっかり者の母親が一人で・・・優しい姉がいて少し気の弱い勉強もそこそこできて、ごく普通の男の子。どうしても下の子を母親は溺愛してしまう傾向ありますしね。
 
自分もかぶらせながら見てしまい、なんだか背中が薄ら寒くなったのは私だけではないと思います。
 
少年A修哉君は、クラスでは一目置かれていた存在。だが実は大好きな尊敬する母親と別れ父親の再婚した相手と暮らすことにとてつもない孤独を抱え毎日を過ごし、とにかく母親に自分のことを見て欲しいとただただ思っていたのですよね。
 
シングルマザーの森口先生も、熱血教師に憧れるウェルティルも、少しクラスをクールに見守る少女も、少し気が弱いけど誰かに認めてもらいたい少年Bも、ただただ母親に振り向いてもらいたい少年Aも
誰もどこにもいそうな人たち。
 
なのにどこで何がどうなってこんな事になってしまったのか・・・
 
みんな愛されたい、愛したい、認めてもらいたい。
決して多くを望んでいるわけではなく、ささやかな幸せを望んでいただけなんですよね。
 
まさに悪の連鎖。
何か一つが狂い始めたら・・・普通の人にもこういう事が起こるってこと???
人のとってもダークな部分を現していたのでしょうか?
 
あ〜怖いですね〜
 
本だと文字なのでさ〜と読んじゃえばいいのですが映像になるとちょっと観ていて目を背けたくなる厳しい場面も何箇所かありましたね。
 
やりきれないラスト・・・
まあ先生の言う事は確かに間違ってないですが・・・
 
「目には目を」でしたこれは誰もが無言になるくらいの復讐でした。
 
自分さえ良ければいいと思ってる人が増えすぎている世の中に復讐の爆弾!!!
 
松さんの目の色の変わる演技最後の最後まで恐ろしかったですね。
 
普通地元の映画館で観るとエンドロールが終わる前に席を立つ人がいるのですがなんだかみなさん
「ど〜っと」くるものがあったのでしょうね〜
 
場内が明るくなるまで誰も立ちませんでした。
 
とにかく松たか子さんの演技素晴らしかったです。
淡々と話しながらも時々目だけ睨んだり怖かったです。
松さんは、木村くんのドラマから始まり、舞台も2回くらい観に行ったことがあるのですがほんと達者な女優さんで大好き。彼女歌もうまいし〜ほんと才能ありますよね〜
 
ストーリーは比較的原作に忠実だったと思います。
多少前後してパズルのようにもしていましたが・・・告白から次の告白へのつなぎ方とっても自然でした。
 
本のあとがきで書かれてる中島監督が本に書かれてる告白がすべて心の中の本当の告白でもないし嘘をついて告白もあるだろうって・・・
それぞれが感じたようでいいんじゃないかって言ってました。
まさに終わったあと色々考える事思うこと人それぞれの意見になるとおもいます。
 
その私の思いを少し・・・
 
子供はとにかく愛することが幼少期は大切だと思っています。
ただこれは人それぞれ差があって愛が100あっても満腹じゃない子もいます。
愛が10でもお腹いっぱいになる子もいます。
そこがむずかしいところですよね。
 
ところで、犯罪が起こるとその子の親がマスコミに攻撃される場面がテレビに流れますよね。
 
私はたった一人しか子供を育てていないのでそう偉そうなことは言えませんが、親の愛がうまく子供に伝わらないと犯罪につながってしまったりするのでは?って思うんですよね。
よくテレビをみてると結果だけみてに親の育て方が悪いからって・・・言われちゃったりしますがその度なんだかな〜って親の味方したくなっちゃうんですよね。
持って生まれた資質もあるだろうし、なにかどこかで歯車がちょっとずれてしまうんじゃないかって・・・
 
勿論親の背中は子供はみているのでそれが見本になったり逆に反面教師になったり・・・すると思いますが
子供の犯罪にいたっては、親に責任はあるかもしれませんが、育て方と一言では言えないんじゃないかな?
って思うんですよね。
 
今回もシングルマザーの森口先生も子供をあずけないといけない理由がありました。
少年Bの母親木村佳乃も父親不在の家庭で一生懸命ひとりで頑張っていました。
別れた少年Aの母親だって自分の夢を諦めたけどそれなりに自分と葛藤しながら頑張っていたし決して息子を愛してなかったわけでも別れたかったわけでもないんですよね。
 
子供を愛してない母親なんていないはずはない。
うまく愛が伝わらないだけ・・・
 
批判する前に、母親もそこにいたるまでなにかあるはず・・・それを身近にいる誰かが気づいたり、声をかけたり手をさしのべる事が大切なんじゃないかなって思います。
そうそう昔はおじいちゃんがいたり近所のひとがいたり・・・今の母親と子って孤独になりがちなんですよね。
 
自分を含め、どんどん人の心は弱くなりがちな世の中ですから特に。
昔の人は強かったですからね〜
あっ!私昔の人じゃないかって?ぷぷぷ〜そうかもですね〜(笑)
 
母親なのですっかり母親目線で母親の味方です(笑)
 
そうそう映画は映画を観てから本をよんだほうがミステリーとしては楽しめることは確かですので本を読んでない方はそのまま行かれた方がって思います。
 
それとやりきれなくはなると思うので・・・覚悟して・・・
 
 

閉じる コメント(33)

顔アイコン

原作を手にとってはみたけれど、いじめや復習が題材のような気がして、怖くなって、購入するのをやめました。
松たか子・・・とっても気になるのだけど、内容が怖そうで、躊躇しておりますよ。

2010/6/10(木) 午後 8:05 やっくるママ

同じ復讐物でも『重力ピエロ』のようなどうしようもないつまらなさは感じませんでしたね。
そう言えば岡田クンは両方に出てましたけど髪型といい私は今回の役はなかなか似合ってたんじゃないかと思いますよ(笑)
そういう意味ではまずまず楽しめました。
一番恐かったのは自分がその他大勢の生徒と一緒の視線になってた事です。
あ〜恐っ。
記事書いたらまたお邪魔します♪

2010/6/13(日) 午後 1:02 marr

くろねこちゃん>そうですね。本は最期投げ捨てちゃってましたから余計でしたね。
どうしても母親のところって色々考えちゃうんですよね(汗)
いやいや難しいようで簡単で簡単な要で難しいのかな〜?
私もまだ終わってなくて・・・(汗)最期の仕上げ中・・・

2010/6/13(日) 午後 10:48 ひかり

やっくるまま>そうですね。終わった後どよ〜んとはするかな〜
ただ復讐がテーマじゃなくてこれを観て現代の私たちに考えて欲しいんじゃないかなって思うんですよね。みんな普通なんだけど自分のことばっかり考えてるとちょっとずれると誰でもこうなっちゃうよって・・・そうですね。明るくなれるものではないので元気なときに。

2010/6/13(日) 午後 10:51 ひかり

MARRさん>重力ピエロ嫌いだったんですよね(汗)
え〜岡田君髪型も〜(汗)
MARRさんは教室の生徒になちゃっていたんですね(年が・・・)
それぞれいろんな場面の人いそうな感じが怖くて背中が薄ら寒くほんとなりました。実際にここまでなくても結構近いような人いるんじゃないかな〜って。。。それに対する警笛だったって思ってます。
記事楽しみにしてますね。

2010/6/13(日) 午後 11:00 ひかり

私も観たので読ませてもらいに来ました!
母親目線・・・きっとお子さんをお持ちの方はそうでしょうね^^
愛情を注ぐ事は人格形成にとても大切だと思います。
でも私はそれ以外に、子供たちへ与える悪影響が社会に多過ぎる気が(^^;)
問題提起の意味も含めて、
あえて「大人悪説」での記事を書いてみたのですがTBお願いしますね♪

2010/6/14(月) 午後 3:47 [ Golgo15 ]

顔アイコン

初めまして。【告白】の検索で参りました。
母親目線のレビューを拝読できて光栄です。↑のびたさんもおっしゃってまうように、僕も父親目線でみると、本当の元凶は画面に殆ど登場しない【父親】にあると思いました。ですが、この映画の扱いと同様に世間の事件や風評も決して関係性の薄い父親は問題視されないですよね。
その【子育ては母親の責任】みたいな暗黙の認識が母親を狂わせるんだと再認識しました。僕もTBさせてください☆m_ _m

2010/6/16(水) 午前 11:00 HIRO@12kick.papa

L&PBoxerさん>そうですね〜これはどうしても母親目線でみてしまい自分の事も振り返ってしまいました。
そうですね。児童の犯罪は社会の責任もかなりあるでしょうね。
そのためにも見守る第三者の目が必要ですよね。
あ〜私も絶対これは大人に責任があるんだと思います。

2010/6/18(金) 午後 7:27 ひかり

HIROさん>初めまして。ご訪問&コメありがとうございます。
そう言って頂けるとうれしいです。
そうですね。父親が仕事が忙しいのを理由に家庭に不在というのが今までの日本が成長してきた姿のつけでしょうかね?
子育てをするのはいいのですがその責任すべてを押しつけるのは間違いじゃないかといつも思ってたんですよね。
HIROさんのように子育てにしっかり関わってる方は大丈夫ですよ〜

2010/6/18(金) 午後 7:30 ひかり

アバター

あ〜素敵な感想記事ですね。ひかりさんならではの視点に頷きながら拝読しました。
感想自体はほぼ同じです。愛されたいのは誰もが同じ。認めて欲しいのも同じ。でもちょっと歯車が狂うとおかしな方向に行ってしまう。
本当に恐ろしいことですが、それが人間なのかもしれませんね。
私も本より映像の方がより恐ろしくまた不快感もありました。
それでも映画としては印象に残る凄い作品になっていたのは、やはりスタッフ、キャストの力でしょうか。
大変遅くなりましたがTBさせてくださいね♪

2010/6/25(金) 午前 11:42 choro

choroさん>え〜choroさんに褒めてもられるなんて嬉しいです。
ありがとうございます。そうなんです。ほんとに少しのずれがなんだか変な方向に少しづつ・・・
そうなんです。まだ本のほうが映画は映像がリアルで怖かったし不快感もありましたね。
もう一度観たい作品ではありませんが良く出来てましたね。

2010/6/29(火) 午後 9:09 ひかり

ようやく観てきました。
原作の淀んだ狂気を上手に表現されていたと思います。
何よりも恐ろしい内容なのにあの映像の美しさ。
胸糞悪くなりつつも先へ先へと気持ちがはやる、そんな感じを受けました。
トラバさせてくださいね。

2010/6/30(水) 午前 0:07 あこまる

まぁとにかくいろいろ考えさせられる作品でしたね。
好き嫌いは別にしてこうやって問題提起してる作品は評価したいですよ。
TBさせて下さいね♪

2010/7/6(火) 午前 1:38 marr

あこちゃん>ひゃ〜今頃ごめんなさい<m(__)m>
そうまさにそうですね。恐ろしい内容なのにあの綺麗な映像対峙してましたね。怖いのに先を知りたくなる。。。それも怖い自分がいました。

2010/7/27(火) 午後 1:27 ひかり

marrさん>返コメおそくなってごめんなさい<m(__)m>
そうなんです。好き嫌いは別にってまさにそう。
私もよくは出来てると思うけど好きか嫌いか聞かれたら・・・

2010/7/27(火) 午後 1:29 ひかり

顔アイコン

とっても遅くなってごめんなさい。
コメントとTBありがとうございました♪

わたしは本を読んでいないで見て、映画自体ですごい映画だな〜とどっぷりつかれました。それはしばらく茫然としてしまう衝撃の深い映画でした。そしてこの作品の完成度は高いな〜と思いました。
出てくるのは中学生ですが15歳未満は見られません。またこの映像はやたらと見せていいとも思われませんでした。見終わって心が沈みますものね。
それでこうなると本はどうなのかと、すぐ買って読んでみました。ひかりさんのおっしゃるように、本だと少し落ちついて想像することができました

2010/8/5(木) 午後 7:58 きたのこみち

顔アイコン

つづきです^^

。映像というのはそうなると本当にまっすぐに入り込んでくるので呼吸を整えることもできない息苦しさを感じるほどのものになるんですね。それだけ綿密に作られた監督の力量だと深く感じます。配役も良かったと思います。岡田さんはの〜てんきに熱血先生になりたがる軽薄さが良く出ていて^^;それなりだったかと思いましたよ。苛立たしくなるくらい生徒の気持ちがわからない母親の気持ちもわからない松田たかこの誘導に見事に乗るって、うまくはまっていた気がします。
ひかりさんの丁寧な記事と子どもに対する母親の思いが伝わる記事にポッチ♪
わたしもTBさせてくださいね。
猛暑です、熱中症などに気をつけてね^^

2010/8/5(木) 午後 7:59 きたのこみち

きたのこみちさん>とっても素敵なコメントありがとうございます。
そして優しいお言葉もありがとうございます。
そうなんですよ。本のほうが残虐な場面が具体的にもなってなかったしまして映像で見せつけられてしまうと厳しかったですね。
映画はほんと巧く作られていましたが逆にそれ故に心にズシンと来てしまいましたね。いや〜すごい作品でした。

2010/8/6(金) 午後 4:48 ひかり

母親視点のひかりさんの記事、とても心に響きました。
そうですね。子どもを愛していない母親なんていないでしょう。
でも少年Aの母親の愛情は残念ながら彼には届いてなかったんでしょうね。
今の世の中、離れて暮らさなければならない親子も多い事でしょうが、それでも心を通わせ分かりあえるといいなと思います。
そう言えば父親の存在は希薄でした。そんなところも意図的だったのかもしれませんね。
救いのない展開ながら、最後の森口先生の言葉に、心から更生を願う気持ちが表れていたのが救いで、胸が熱くなりました。そこは原作とはひと味違うところらしいですね。
TBさせてくださいね。

2011/3/6(日) 午前 4:24 pu-ko

pu-koさん>え〜そう言ってもらえるととっても嬉しいです。
ありがとうございます<m(__)m>
そうなんですよね。どこかで親子がしっかり繋がってさえいればこういう犯罪は起こらないかと思いますが…それが難しくなった今ですよね。そう父親の存在の希薄さも作者の警笛をだったと思います。
そうですね。ラストが原作と違ってました。
これはまた脚本が素晴しかったですね。TBありがとうございます。

2011/3/7(月) 午後 10:04 ひかり

開く トラックバック(11)


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事