|
福田首相の政治家としての感性は、優れたものがあります。しかし、残念な事にみずからが、漸進的な政治改革の思想の持ち主だと思います。これは、これで良い感性だと思います。
現在の日本国では、急速な高齢化と少子化が同時におこっていて、国は福祉を保持する財力をもたないようになりました。貿易黒字、経済収支の黒字は米国債へ還流させられ日本国内での政策実現への費用にあてることができないからくりの中で、日本国は生きています。
米国内をみますと、中央政府は弱者対策へは手を廻しません。もともと、アメリカンドリームはありますが、それは弱者へのインセンティブとしてかすかに道筋として存在します。日本国での社会的な格差は世界標準からすればまだまだ、たいしたことはありません。working poorの存在ですとか、ネットカフェ難民ですとかの存在を危惧するおかたは多いです。しかし、自分はどうするのかとなりますとなんとなく人道的な事を考えたり、しゃべったりするだけで、実際の行動を起こすことはしていません。
連合などの労働団体は、working poorの存在の上に既得権を確保するだけの圧力団体でしか機能していません。実際は、いろいろ活動しているようですが、社会を変革するエネルギーを持っていません。
そうしますと、現在の自民党の福田政権がはでな政策とか世界へむけたメッセージを発するということをするわけがありません。国民意識の反映が時の政府を支えています。
よくも悪くも政治停滞と、経済の停滞は国民の課題であって、一過性の政権へ過度の期待をするほうが虫が良いともいえます。
まぁ、それにしても、日本国民は我慢強いです。まだまだ、過去の蓄積で生きていけるということでしょうか。若い世代は年寄りが蓄積を食い潰してしまいますから、大変です。国の借金も膨大にのこして、それが社会的インフラの代償だとすれば、それはそれで良いのですが。若い世代はしっかり、考えてほしいと思います。
|