一神教の世界

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映画シンドラーのリストを衛星放送で観ました。

3時間を越える映画です。シンドラーというドイツ人(ナチス党員)が戦争を好機として、ポーランドのユダヤ人が多数居住する都市で工場をユダヤ人の資産を利用して買取り、軍需特需で成り上がっていくことと、ナチス・ドイツのおこなったユダヤ人への非道とユダヤ人を虐殺していく様子が並行して描かれています。彼は、儲けた莫大なお金を全て投げ出して彼の工場で働いていたユダヤ人の命をナチス・ドイツから買取り、救いました。列車でアウシュビッツ収容所送りとなってしまった女性たちを、本当にきわどいタイミングで、ダイヤを収容所長に与えて救出しました。

ひとがこれほどひどい事をできるという事実をみせつけられますと、日本人には、ちょっと重たい映画です。民族浄化は、ナチス・ドイツとほぼ同じ思想の延長線にあります。現在のコソボの独立は、EUにとって重大な歴史の転換ができるかどうかの試金石になっています。部族対立とか民族対立とかは大陸、ヨーロッパ、アフリカでいまひどい状況が出現しています。

日本人には、理解できない感情がたぶん人びとのDNAに刻み込まれているのだと思います。平和は、努力なくして得られないということだと思います。

仏教の伝来

仏教の日本国への伝来は、五世紀ごろというのが定説(教科書的)のようです、たしかに政府(大和朝廷)が中国から仏教僧侶を招聘したのは歴史的な事実でしょう。そして、それは外国の高い文化を取り入れようとの時の為政者の施策だったわけです。特に力をいれたのが聖徳太子だったというのも歴史の事実だと思います。

聖徳太子は、中国の律令制度と精神的な文化と為政のための学問としての仏教の導入が必要と判断したのだと思います。文字としての漢字もこの時代に本格的に導入されました。漢字は法律を作成し、為政者の意思の伝達・通知に不可欠でした。政治をするために必要不可欠だったわけです。国際的に日本国の独立を確保することが、聖徳太子の意図したところでしょう。明治維新のときに、西洋文化を取り入れた明治の元勲の想いもこれに通じています。

一方、日本国への文化とか人の流入は国家とは別な世界もありました。これも歴史の事実です。大和朝廷での豪族(特に蘇我氏が意欲的でした)がこぞって仏教をとりいれたのは、たしかに政治の世界での地位を確保するのに必要不可欠だったとおもいます。しかし、仏教は渡来人からすでにつたわっていたのだと思います。当時の豪族は、才能のある渡来人(武器製造とか陶器職人とか機織り職人とかとか)を重用しています。西洋ではギリシャ文化の時代、学者は奴隷の身分でいた人もいます。征服された国の文化人を奴隷ではありますが、厚く保護して重用しています。日本国でも同じことがあったに違いないと思います。

国家がさかんに文化の導入に力を入れて、仏教も同時に官製として導入もさかんにおこなわれたのだと思います。国家が指導的に導入したのが国家仏教であり、貴族仏教だったのだということだと思います。一方、庶民にもこれと並行して仏教は正規なものではないにしてもかなり広範囲の地域に伝来していたのだということも事実です。

空海(弘法大師)も中国に留学しましたが、これは正式な布教免許(キリスト教のカトリックで日本国の司教に任命されるということと等価とかんがえると理解し易いです。)を得るのが目的で、勉強しにいったわけではないのが歴史の事実です。二三年で帰国していますが、中国の高僧からは「おまえに教えることはなにもない」と言われたそうです。

民間での仏教への信仰は、国家仏教とは別次元で広まっていたに違いありません。そして、国家仏教にあきたらずに、庶民救済の仏教の道を開いたのが浄土宗の法然でした。法然の教えは、中国の浄土宗にその源泉があります、法然直弟子の親鸞がさらにそれを革新したのが浄土真宗なのです。

平安時代の末期から、鎌倉幕府、足利幕府を経て、戦国時代に浄土真宗(一向宗)が爆発的に広まりました。庶民に国家仏教と違う仏教の土台がなければこの広がりは理解できません。仏教本来(お釈迦さまの教え)の個人の救済への道は庶民仏教の興隆によって始めて本格化しました。国家仏教は政治と為政のための道具(文化)であって、庶民仏教こそが本来の宗教だといえます。これにより仏教が日本人の精神文化の形成に大きな役割を担うのみならず、一般の文化や日常生活の隅々にまで広く、深く行き渡り仏教が日本人の血肉となっていったのです。

『必要悪について』

必要悪という言葉があります。目的達成のためには、悪であるが必要だというのがその考え方のベースにながれていると思います。基本的には是認(了承)している響きがあります。

この事について、考えてみる必要があります。

人の社会が文化の発展をベースにするというのであれば、世界の現実は改善の方向にむかっていなければなりません。しかし、現実世界は、そうはうまくいっていません。「カントの絶対平和」について、かんがえてみますと、あるお方がとうほうのブログへの投稿で、絶対平和は人類がいなくならないと実現できないと看破されていました。

たしかに、一理あります。人類の歴史はその事実の積み重ねです。今後の世界についてみますとき、絶望的になってしまいます。

ですが、希望は、現世にいきるものには必要です。それがないとすれば、宗教しか救済の道はないことになります。

いかなる種類の暴力であっても、これを排除することは、希望することはできます。それが実現できないものであったとしても。人類の文化に期待したいとおもうのはわたくしだけでしょうか。

必要悪は、繰り返しになりますが、してはならないのです。道筋の大切さを知る必要があります。共産主義の誤謬も道筋に誤りがありました。人種偏見も軽減することを目指したいです。日本国には他文化を許容してきた歴史があります。先人の功績です。これを踏襲していくことが日本国とそこに住む私たち日本人の希望としたいものです。

偉大なる親鸞聖人も生命力が人いちばい強いだけに、普通の人の煩悩も当然持ち、その上強いものだったと想像します。師匠の法然は、そういう親鸞にたいしてたかが人の煩悩が信仰のさまたげになるのなら、たとえば妻帯すればよし、またさまたげないとすれば妻帯を薦めないといったそうです。

浄土真宗の親鸞のDNAの系譜はこのような形で現在まで続いています。

人の人生は平等とはかけ離れています。生まれた瞬間にまず男女の別があり、そして生まれた環境も一人ひとり違います。能力も違います。健常か非健常かも違います。世界はそのように作られています。普通の人は涙なくしては生きていけません。唯一平等なのが信仰であって、阿弥陀如来を信仰しても、キリスト・イエスを信仰しても信仰することでは皆平等です。これは、信仰したから現世の平等に繋がるかといいますと、それは凡人のあさはかさというものです。現世の不平等は、信仰とはまったく関係しないからです。

信仰を持つことができる人は幸せだと、いまは確信しています。現世の自分の境遇を改善するためではなく、心の平安を得るためです。

お釈迦さまは、来世については最後まで語りませんでした。キリスト・イエスはユダヤ教の改革者(神の子)でしたから、天国のことは語っています、聖書作者はそういっています。しかし、キリスト・イエスが天国の存在を強く強調したわけではないと思います。世の中の底辺で苦しんでいる人びとを救いたいとの一念しかなかったのだと思います。ここが信仰の確信です。親鸞の浄土真宗にしろイエス・キリストの信仰(キリスト教)にしろ、人の心の平安を与えるものなのだと思っています。

人は普通は弱虫です。親鸞もキリスト・イエスも現世での人の不平等について深い思索の後に信仰すれば心の平安が得られるといったのです。「浄土へいけます、天国へいけます」と単純に人びとに説いたのです。ですが、現世でなにをしても良いと言っている訳ではありません。その辺が理解できないお方は、信仰の道に入らないほうがよろしいです。

『歎異抄』 善人

『善人』

いわゆる善人、すなわち自分の力を信じ、自分の善い行いの見返りを疑わないような傲慢な人びとは、阿弥陀如来の救済の主な対象ではない。ほかにたよるものがなく、ただひとすじに仏の約束のちから、すなわち他力に身をまかせようという、絶望のどん底からわきでる必死の信心に欠けるからである。


追記(prayer)

キリスト教新約聖書のなかに、有名な山上の説教があります。そのひとつに、「心の貧しい人は幸いである、天国はかれらのものであろう。」いう一節があります。心の貧しいとは、現世での富も能力も持ち合わせず社会の底辺でくるしんでいる人たちを示します。

歎異抄は、浄土真宗の開祖親鸞の教えについて、弟子が回想録として著作したものです。浄土真宗とキリスト教には不思議と類似性があります。他力(たりき)本願というのが、浄土真宗の信仰の中心です、阿弥陀如来への絶対的な帰依が信仰の柱となります。キリスト教の神への絶対的な信仰と類似しています。

キリスト教での契約は、神が人に一方的に、その存在をあたえるということでは、人からみれば自力ではなく「他力」なのだとも思えます。人が持つ能力とそれを活用できる力も神から一方的に与えられたものです。キリスト教は、「自力」の宗教だとおもいますとそれはイエスさん(キリスト)の教えをある一面でしか理解していないのだとも感じています。

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