YOSHIHITO DIARY

映画監督・舞台演出家 秀嶋賢人の日記

酒とバラの日々

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美しい顔をした悪意

三島由紀夫は「美しい顔をした悪意」という言葉をよく使っている。 三島の小説世界には、感触がない。感触を伝える小説の技巧を意図して削り、文楽や能のように、微細な所作やふるまい、視線の中でそれを伝えようとする。 その二次元世界の中では、「美しい顔をした悪意」は能面や文楽の傀儡のように、より冷たさ、こわさ、威圧、性を色濃く含有している。それが美しい文体と相まって三島文学の凄みにもなっている。 「美しい顔をした悪意」が美しく、穏やかであるがゆえに、悪意を消していることに、気づけず、三島の小説に登場する人々はそれに翻弄され、ときは快楽や堕落に溺れていく。 いま、ぼくらの国や世界で起きている、異常ともいえるUniveral Value(普遍的価値)への冒涜と破壊は、まさに、三島の言う「美しい顔すべて表示すべて表示

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始めました

2011/1/28(金) 午前 10:32

FaceBookを始めました。 http://www.facebook.com/?ref=home#!/profile.php?id=100001358607944 公開していませんでしたが、スカイプも。 yoshihito hideshimaで検索いただければ、アクセスできます。

今月の評論OUT更新!

2011/1/6(木) 午前 11:15

今月の評論OUTを更新しました。 第54回「面から点へ、そして線へ」。東アジア諸国の台頭、欧米や日本の縮小社会という新しい構図の中で、世界を理解し、国内政治への取り組みを進める上で、いま何が求められているのか。 多様性と流動性が生むあいまい性に満ちた社会、個々の生活欲求の変化を理解し、取り組む上で何が、この国に求められているか ...すべて表示すべて表示

ミッドタウンのイルミネーション

2010/12/25(土) 午後 5:45

昨夜のミットタウンのクリスマスイルミネーション。     普段、ほとんど客のいないミッドタウンに若いカップル、老齢のご夫妻の姿があった。   イルミネーションで少しだけ、人が幸せになれるのなら、それに越したことはない。      



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