新山梨の日々

くたばるまでは生き抜こう

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http://diamond.jp/mwimgs/6/c/250/img_6ca3c3701b052358639aaf062b1e97d7104400.jpgまつもと・あきら/京都大学大学院修了後、伊藤忠商事入社。ジョンソン・エンド・ジョンソン社長、最高顧問などを経て、2009年より現職 Photo by Masato Kato
 私は常々、長時間労働が日本をダメにしてきたと言っています。
 経営者として残業代を支払うのが惜しいから、残業をするなと言っているのではありません。残業代なんて、会社全体のコストからしたらたかが知れています。
 そもそも、日本企業は25年前にそれまでの古い労働慣行を変えるべきだったのです。
 以前は、東西冷戦下の西側に属して規格大量生産の工業国でいればよかった。日本人はイノベーションは不得意ですが、見よう見まねで安くていいものを作ることにかけては、天才ですから。
 その時代には、働くことの成果は勤務時間の長さで評価することが可能でした。1時間で一つのことができる仕事なら、2時間では二つという具合に、時間と成果が正比例していたのです。
 しかしそれは、世界が西と東に分かれていたからこそ成功するビジネスモデルだったのです。1989年にベルリンの壁が崩壊して、東西冷戦が終わると、安価で勤勉で優秀な労働力の供給国・地域がどっと出てきました。
 90年以降、日本が得意だった仕事は韓国、台湾、シンガポール、そしてついには人口13億人の中国が登場して、もはや成り立たなくなりました。
 ビジネスモデルが変われば、当然、働き方も変わるはずですが、いまだに日本の多くの企業では昔と同じ働き方、同じ評価の仕方をしているわけです。これでは、国際的に日本の競争力が上がるわけがないでしょう。
 会社の仕組みだけではなく、法律や制度など、日本は改善するべきところが多いように感じます。

社員と契約書を交わし
責任と評価を明確に

 今は、「知恵の時代」です。朝から晩までダラダラと仕事をしても、いい知恵は出ません。
 カルビーでは「仕事が終わったら早く帰りなさい」と盛んに言っています。早く帰って知識や教養を身に付けたり、家族と過ごす時間を大切にしたり、健康でいるために努力したり、そうしたものを蓄積してこそ、魅力的な人間になっていくのです。そういう魅力的な人間から、いい知恵や、次の新しいことが生まれるのです。
 もちろん、野放図にしているわけではありません。カルビーの社員は若手も含めて、全員にC&A(コミットメント&アカウンタビリティ)を課しています。つまり、コミットメント(約束)したことに対してアカウンタビリティ(結果責任)を負うのです。
「自分はこういう仕事をします、こういう成果を出します」という契約書を作って、一人一人がサインしています。
 もちろん、工場などでは、勤務時間は関係ない、来る時間も帰る時間もバラバラというわけにはいきませんが、日本では成果で評価されるべき人が、時間で評価される仕組みになっていることが長時間労働の問題なのです。そして、このあしき文化の象徴が残業手当なのです。
 経営者の中には、今までの仕組みを怖くて変えられない人もいるかもしれないですね。でも、経営というのはリスクを取って改革して、失敗すれば責任を取る。それだけのシンプルなことなのです。
 そろそろ、日本が25年間も放ってきたあしき労働慣行を、ぶっ壊す時期に来ているのではないのでしょうか。

転載元転載元: 情報収集中&放電中

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